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【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。

クラウドファンディング

2022.10.19

※終了しました。

岐阜県美濃市蕨生(わらび)でかつて手すき和紙職人の住居兼工房として使われていた建物を、滞在拠点としてリノベーションし、和紙にまみれながら自然と交わる体験を提供する、新しい形の「里山テーマパーク」を創りたいと活動している千田さんにお話を伺いました。

【real,local名古屋では名古屋/愛知をはじめとする東海地方を盛り上げている人やプロジェクトについて積極的に取材しています。】

【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
千田 崇統(せんだたかのり)さん

 

発起人である千田 崇統(せんだたかのり)さんが手すき和紙職人 になるまで

千田さんは、1983年岐阜県岐阜市で生まれ。中学生・高校生へと成長するにつれ、ファッションや音楽にも興味を抱くようになっていきました。東京の大学へと進学、そこでクラブカルチャーにハマり、ワーキングホリデーを利用しロンドンへ旅立ちます。

「レストランやパブで働きながら、ロンドンに集まる多種多様な人々との交流をしました。東京、ロンドンでは刺激も多い一方、都会での暮らしに少し違和感を感じ始めたのもこの頃でした。」と千田さん。

【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
幼少期からロンドン時代の写真

今度は、理想的な暮らしや生き方を求め、都会とは真反対の、民族や自然、シャーマンに興味を持ち、南米ペルーのアマゾン、アンデスの民族の元へ旅立ちます。現地で出会ったシピボ族やケチュア族の生活に触れ、手仕事や自然と共に暮らす人々の生き方に心から感動したのだそうです。

【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
南米へ訪れた際の写真

 

「日本でもこんな自然に寄り添った暮らし方がしたい!」と自然と共に自給自足の生活を求め、千田さんは岐阜県美濃市という美しい町に辿りつきます。

その中でもかつて手すき和紙の里として栄えた蕨生(わらび)という地で、手すき和紙職人という生き方に出会います。それから11年、家族や仲間と一緒に手漉き和紙の原点を追い求める中で、畑を耕し、楮(こうぞ)を育て、自然の恵みに感謝する、理想的な生き方にようやく辿り着いたのだと、千田さんは言います。

 

美濃手すき和紙が現在抱える課題

手すき和紙職人として生き方を選んだ千田さんですが、全国的にも手すき和紙の生産戸数は明治時代を頂点として、そこから急激に減少し続けています。蕨生でもかつては600軒の手すき和紙職人が今や千田さん含めて片手で数えられる程度まで減少してしまっています。

同時に、和紙に触れる機会も最近ではなくなってきていると思います。
「手すき和紙の緻密で繊細な道具や手間隙をかけて作られる原料、山からもたらされる美しい水、1300年の間培われてきた、技術や、効率など様々な教えがあって作られる美濃和紙の良さを知って頂きたいと思っています。」と千田さんは言います。

“紙すきをやっている人、やりたい人、紙にたずさわる人、紙で何かを作りたい人たちが集い、新たなものや、伝統の一端を学び、交流する。”こうした場を創ることが、この地や産業の活性化につながると考え、このプロジェクトを起案したのだそうです。

 

和紙をきっかけに、人や自然と心地良い関係でつながれる場所『ワラビーランド(warabee Land)』を創る!

「和紙の里である美濃市蕨生に、人+和紙+自然が融合した、新しい形の「里山テーマパーク」を創りたい。」そんな想いが『ワラビーランド(warabee Land)』の原点です。観光のような非日常ではなく、宿の横では、日常として紙すきが行われていて、静寂さと賑やかさが波のように移りゆく。

薪をくべ燃える火、地下から湧き出る水、
たくましく育つ植物に触れながら生きる事、
を日常の一コマとして体感し、
自然に溶け込み安らぐ。

そして和紙・自然・人との出会いを通じて、
遊びが拡張していく。
そんな世界観をこのロゴに込めました。

【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
『ワラビーランド(warabee Land)』 のロゴ
【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
『ワラビーランド(warabee Land)』のイメージ。和紙を作るだけでなく、お祭りやキャンプもできます。

 

プロジェクトの内容

本プロジェクトでは、ワラビーランドの滞在拠点であり宿でもある、「ワラビーランド母屋(おもや)」の改修を目指します。元々、紙すきの職人さん家族が仕事と生活をされていたこの場所を拠点に、和紙や自然との関わりや、滞在する人同士が交流できる場所を形にしていきます。

【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
ワラビーランド母屋(おもや)
【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
母屋のイメージ図。

 

母屋の本格改修に先立ち、母屋のエントランス部分に『上から下まで丸っと和紙の部屋』を創りました。実はこのお部屋、日本コカ・コーラ株式会社の『綾鷹 伝統工芸支援ボトルによる 若手職人支援プロジェクト』に選定・支援頂き、空間を形にしてきました。

【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
『綾鷹 伝統工芸支援ボトルによる 若手職人支援プロジェクト』に選定・支援いただいた空間。今回の母屋のエントランス。
【岐阜県美濃市】人+和紙+自然が融合した「里山テーマパーク」を創りたい。
エントランス部分のbefore after
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エントランスの写真。4面の壁全てが異なる風合いに。これも全て和紙です。

 

現在、千田さんは、このプロジェクトでクラウドファンディングを行っています。
蕨生エリアや和紙作り興味がある方、千田さんのプロジェクトをもっと知りたい方は、
是非ご覧になってみてください。

和紙にまみれる里山テーマパーク「ワラビーランド」を作りたい!
和紙にまみれるワラビーランド~手すき和紙職人とつくる里山テーマパーク~

備考

クラウドファンディングにて、応援者募集中!
10/31まで

和紙にまみれる里山テーマパーク「ワラビーランド」を作りたい!
和紙にまみれるワラビーランド~手すき和紙職人とつくる里山テーマパーク~