美味しいパレスチナ文化に触れて
パレスチナカフェ D-tranoi
※2017年10月31をもって閉店しました。お店をされていた菅 梓さんの今後の活動をお見逃しなく。
福岡市中央区大名。天神の隣で、古い建物と最先端の路面店が混在する、感度の高い街。
この街の一角で、パレスチナ料理を始めパレスチナの文化を発信する「D-tranoi(ディトラノイ)通称︓ヤ―ハビィービ」を紹介したい。

’ヤ―ハビィービ’とは、パレスチナの⾔語であるアラビア語で、’愛する⼈’という意味。挨拶代わりや⽇常会話でも良く使われる、とてもポジティブな⾔葉なのだそう。

店主のAzusaさんは、世界30か国以上を旅する中で、数年前に訪れたパレスチナに深く興味を持ち、パレスチナのことをたくさんの人に知ってもらおうと活動している。
パレスチナは、ヨルダン川西岸地区とガザ地区から成り、地中海東岸、西アジア・中東に位置する。
ベツレヘムの分離壁のことなどセンシティブな部分も多いが、Azusaさんは「親日だし、ポジティブに知ってほしい」という。
関連記事:ただ旅をして見てきたこと 紀行家・パレスチナ料理研究家 菅 梓さん
パレスチナ料理と聞いてどんな料理か思い浮かぶだろうか。一般的には、パレスチナ地域の人が食べるアラブ料理のことを指すことが多いそう。「ザータル」と呼ばれるミックススパイスやヨーグルトを使うのが特徴的。
スパイスと聞くとカレーのような辛さを想像する方もいるだろうが、パレスチナ料理は、たくさん使われているスパイスがふわっと香る、優しい味だ。

D-tranoiでは、Azusaさんがパレスチナを旅して現地の人に教えてもらったメニューが並ぶ。
使われているスパイスは、エルサレムから直輸入している。
また、冒頭で紹介した「アラック」、ドリンクやデザートなど料理以外のパレスチナ文化も楽しむことができる。

アラブコーヒーは、豆をパウダー状にグラインドしカルダモンを混ぜてイブリークで煮出し、それを濾したりせずにそのままカップに入れ、上澄みを飲むスタイル。

「レビンスキー」というオリジナルドリンクメニュー、
これは、Azusaさんがイスラエルの「レビンスキー通り」にある、レビンスキーカフェで仕込みの手伝いをした際に教わったというドリンク。この日は紫蘇で作ったシロップが調合されていた。
天神からのアクセスも良く、ビールやワインに簡単なおつまみ、スイーツもあるのでカフェやバー利用もしやすい。
まずはふらりと休憩にでも、是非一度、足を運んでみて欲しい。
※2017年10月31をもって閉店しました。お店をされていた菅 梓さんの今後の活動をお見逃しなく。
関連記事:ただ旅をして見てきたこと 紀行家・パレスチナ料理研究家 菅 梓さん
名称 | D-tranoi(ディトラノイ) |
---|---|
業種 | 豆を使ったヘルシー料理 、veganメニュー、ハラル対応のお肉料理、アラブスパイスの炊き込みご飯、アラックなどお酒もあり。生パスタもあります。 |
URL | |
住所 | 福岡県福岡市中央区大名1-13-12 大名ことうビル1F |
TEL | 050-5309-8958 |
営業時間 | 11:30 ~0:00 |
定休日 | 木曜日 |
アクセス | 西鉄福岡駅『天神駅』から徒歩7分 |