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【福島】Wantを持った若者へ。あなたのやりたいことや夢、話しに来てみませんか?「Vase~Stay&Lounge~」

インタビュー

2022.03.08

1階は住人やまちの人が集まるカフェラウンジ、2階以上はシェアハウスとして運営されている「Vase」に行ってきました!

【福島】Wantを持った若者へ。あなたのやりたいことや夢、話しに来てみませんか?「Vase~Stay&Lounge~」

「こんなことやってみたいんだ!」という思いがあっても、そこに踏み出す勇気が持てない。「どうせ私には無理だし…」本当にそうでしょうか?ここ「Vase」ではたくさんのWantが集まり、形となってきました。まずは、あなたの持つWantを話してみませんか?そうしたら、一歩踏み出せちゃうかもしれません。

一見、おしゃれなカフェ。その中身をのぞいてみると…

「Vase」は福島駅から10分ほど歩いた場所にあります。カフェ巡りが好きな私は、「おしゃれなカフェ」としてこの場所を知っていました。

【福島】Wantを持った若者へ。あなたのやりたいことや夢、話しに来てみませんか?「Vase~Stay&Lounge~」
NYチーズケーキ

そのうちに、カフェの上階がシェアハウスになっていること、ちょっと変わったイベントが行われていることなどを知っていきます。
私の中にある「カフェ」のイメージとは少し違うVase。ここは、こんなコンセプトを持っています。

「Wantを叶える空間を提供し、訪れる人が主役になれる空間を作ります。」

Vaseという空間を知れば知るほど、「ここをつくった人はどんな人なんだろう。」そんな気持ちが芽生えました。
今回は、Vaseの店長である齋藤友希さん、そして、「お客さん」からVaseを一緒につくる「仲間」となった伊藤愉快さんにお話を聞いてきました。

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伊藤愉快さん(左)と齋藤友希さん(右)

自分が感じた刺激を、次は届ける側へ

「同世代のWantを一緒に叶えたい」という思いで「Vase」という空間をつくった齋藤さん。生まれてから22歳までを福島で過ごし、大学卒業後は仙台にある旅行会社で働いていました。会社員時代、「空間づくり」に興味を持つきっかけとなる出会いがあったと言います。

「出張で東京に行く機会が多かったんです。1階にカフェがあるホステルに泊まったことがあって、そこでコーヒーを淹れてくれた人と話したのがきっかけかな。その人との会話がすごく楽しくて、会話の中からいろんな刺激をもらって。こんな空間が福島にもあればいいなとぼんやり思うようになりました。」

それから「空間づくり」への思いが強くなり始めたのは、会社員2年目である2020年2月ごろ。新型コロナウイルスが日本で流行し始めた時期です。旅行会社は休業。突然仕事がなくなり、自宅待機のような状態が続く中、「自分が本当にやりたいことは何か」と考える時間が多くなりました。やはり1番に思い浮かぶのは「空間づくり」。そして久しぶりに地元に帰って来たとき、様々な人が集まるコワーキングスペースFukushima-BASEという場所ができたことを知りました。この場所との出会いが、今のVaseにつながったと言います。

「Fukushima-BASE代表の方と話す機会があって、空間づくりをしてみたいっていう思いを語りました。そしたら、ちょうどシェアハウスの事業が物件を押さえて動き始めているっていう話をしてくれて。ここを使ってやってみたら?と背中を押してもらったんです。じゃあ、ここでやってみようと、旅行会社を退社し、福島に戻って来ることを決意しました。Vaseは最初、シェアハウス事業としてスタートしたんです」

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福島にはWantを持った人がたくさんいるかもしれない

「自分が東京のホステルで感じた刺激や楽しさを、地元の若者にも感じて欲しい。」そんな思いから始まった齋藤さんの空間づくり。4階建ての建物をDIYでリノベーションするために、知り合いに声をかけたり、SNSで呼びかけをしたところ、県内の若者がボランティアとしてたくさん集まってくれたそう。今のVaseのコンセプトが生まれたのは、その準備中だったと齋藤さんは振り返ります。

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DIY中の様子。学生や社会人、様々な若者が集まりました。

「DIYをしている時に、何も話さずに終わるんじゃなくて、声をかけるようにしました。「普段何してるの?」「どんな勉強してるの?」「どんな仕事してるの?」って。そしたら、「こういうことやってみたいんです」とか、「こんなことやってみたいけどなかなか踏み出せなくて…」ってみんな話をしてくれて。それで、福島には、何かしたい、やってみたいっていうWantを持った人がたくさんいるんじゃないかって思いました。色々なWantを一緒に叶えていければいいな、と思って今のコンセプトが生まれました。」

「若者が集まる空間をつくりたい」というぼんやりとした思いが、DIYでの会話をきっかけに「若者がWantを共有し、一緒に叶えていく空間をつくりたい」という確信に変わった齋藤さん。そして、2020年11月にVaseをオープン。1階は住人やまちの人が集まるカフェラウンジ、2階以上はシェアハウスとして運営がスタートしました。

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Wantが重なり、形になる

Vaseのシェアハウスに住む人は、仕事の関係で沖縄から福島にやってきた人、短期間だけ住む場所を探す旅人、交通の便がよい駅前に住みたい人、社会人に向け1人暮らしの練習をする高校生など。所属も環境も異なる多様な人たちが集まっています。住人やカフェに訪れるお客さんと積極的にコミュニケーションを取ることを意識した齋藤さん。そのうちに、自然と、みんながWantを共有してくれるようになったんだとか。そうしたかかわりの中で、郡山の古着屋さん「AND1931」のポップアップショップや、ラテアーティスト・バリスタ・カフェ開業を目指す大学生たちによるカフェなど、いろんな「Want」からコラボイベントが開催されました。

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郡山の古着屋さん「AND1931」と「Vase」のコラボイベントの様子。1階はカフェ営業、中2階には服をたくさん並べました。

そして、Vaseは週末の夜、少し姿を変えます。それが「Novice」というバー空間です。昼はカフェ、夜はバーに変わるお店のスタイルに憧れのあった齋藤さん。しかし、1人でカフェもバーもまわすのは現実的に困難でした。そんなときに出会ったのが伊藤愉快さんです。

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「Novice」とは「未熟者」という意味。若者はまだまだ未熟者。お酒のことも、そのほかも一緒に色々知っていこうという思いが込められています。

伊藤さんも福島出身。大学進学時に福島を離れますが、就職で福島にUターンします。高校時代までの友人は福島を離れている人が多く、正直、福島へ帰って来る楽しみがなかったそう。そんな中でも何か楽しみを見つけたいと思ったときに「Vase」と出会い、常連さんとなりました。そのうちに、ご自身もVaseをつくる一員になりたいと思い始めたと言います。

「友希さんがつくる空間に触れるうちに、自分も空間をつくる側になりたいと思うようになったんです。元々お酒が好きでバーをやってみたいという思いもありました。友希さんと僕のWantが重なって、形にしようって「Novice」が生まれました。」

たくさんの人のWantがつどい、新しいものが生まれていくVase。1周年を迎えた2021年11月にはVaseの空間をフル活用したイベントを開催しました。半地下はDJスペース、1階はバー「Novice」、中2階はアパレルグッズの販売や学生が手がけるファッション雑誌の販売、ライブペインティング、シアタールームでは動画作品や写真の展示、屋上は自由に交流できる場。1年間で出会った人たちのWantを詰め込んだイベントでした。イベントの名前は「SENSE」。音楽、アート、ファッション、たくさんの異なる「感性」が集まる空間をつくりたいという齋藤さんのWantが形となりました。

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2年目は、福島を飛び越えたつながりをつくりたい

自分たちや仲間の「面白い」と思うものを形へ。そこに共感してくれた人たちがつどい、そんな人たちを巻き込んで一緒に「楽しい」をつくりあげてきた1年。2年目は、Vaseで生まれた循環やつながりを、福島県外へも広く届けたいと齋藤さんは語ります。その目標への1歩として、メディアの立ち上げを考えているそうです。そこではVaseの中身も、齋藤さんや伊藤さんが外から吸収したものも、幅広く発信していく予定。Vaseを外に発信することはもちろん、Vaseを知ってくれた人がそのメディアに触れ、考え方の選択肢が広がってほしいと言います。

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Vaseの店内には齋藤さんが刺激を得たフリーペーパーや雑誌が置いてあります。「みんなにも読んでほしい」という思いからフリーペーパーをお取り寄せすることも。福島で読めるのはここだけかも!?

学生時代までは福島を面白い場所とは思っていなかった齋藤さん。福島にVaseをつくったことによって自分自身のまちに対するアンテナも高くなり、休みの日には様々な場所に足を運んで、福島の面白さを探しています。「このお店面白いな。」「この場所もっと面白くできそう。」そんなふうに思いながらまちを歩くんだとか。ちなみに最近は福島市の「飯坂温泉街」を歩いていて、「もったいない」と感じたそう。「飯坂温泉街をもっとかっこよく、面白くして、若者の活気があふれる場所にしたい」というWantも教えてくれました。齋藤さんは、どんな場所にでも可能性を見つけるのです。

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飯坂温泉街を面白くすべく、まずはまちを深掘りしているそう。温泉が生まれた歴史までさかのぼって調べています。今後はまちの方にお話を聞いてまわる予定だと言います。

面白くないなら、自分たちで面白くしよう

「こんな場所があればいいな」「こうなればいいな」「なんで福島にはないんだろう」という願望や嘆きで終わるのではなく、アイデアを実現された齋藤さん。自分が楽しめる環境、「楽しい」をつくる仲間を見つけた伊藤さん。面白いと思えないんだったら自分で面白くしていこうと、たくさんのWantを形にしていくお2人を見ていると、私も何かできるんじゃないか、私は何をしよう、そんな気持ちがメラメラと湧いてきました。

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今後のWantを熱く語るお2人はいきいきとしていて、聞いている私もわくわくしていきました。そして、私も思わず「こんなことしたいんですよね!」「こんなことしてるんですよ!」と話し出してしまいそうでした。そんな自分の気持ちに気づいて、「VaseにはWantを引き出す力がある。」そう確信しました。あなたもここで、一緒にWantを共有してみませんか?

MAIL

vasestaylounge1128@gmail.com

名称

Vase~Stay&Lounge~

URL

Instagram:@vase_fukushima

Facebook:@vasestaylounge

webサイト:https://vase-staylounge.com/

住所

福島県福島市大町9-9

TEL

090-1397-5575

営業時間

10:00~18:00

Open Sand L.o. 16:00

Others L.o. 17:30

BarTime Instagramにて公開

定休日

火・不定 Instagramにて公開

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