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【湘南移住者インタビュー】藤沢市のマンションをリノベーションしたご家族

インタビュー

2023.05.28

「鎌倉R不動産」では、心地いい空気感を大切に考え、マンションの佇まいや周辺環境など不動産の変えられない部分、日当たりや風通しのよさなどを吟味し、選りすぐりのマンションをご紹介しています。
せっかくの湘南移住でマンション? と思われる方もいるかもしれません。ですが、マンションには一戸建てでは得にくい海や山など自然を身近に感じるような見晴らしのよさ。あるいは、建物全体が醸し出すよい空気感などがあります。また、低層階でも周囲の建物と距離があり広い空が仰げるなど、都会のマンションとは異なる空気が流れているのも湘南エリアのマンションの魅力のひとつと言えます。

【湘南移住者インタビュー】藤沢市のマンションをリノベーションしたご家族
こちらは藤沢市のとあるマンションからの眺望。海と江ノ島が見えます

藤沢・辻堂・茅ヶ崎は、鎌倉や逗子・葉山に比べるとマンションが多いエリアです。近年の新築ラッシュで築浅のマンションが増えていますが、中にはヴィンテージマンションと言えるような趣きある建物もあります。「鎌倉R不動産」では、特にそういった「ヴィンテージ」「低層」「建物の感じがいい」「眺望がいい」などを吟味し、セレクトしてサイトにてご紹介しているのです。

立地や眺望、空気感など、不動産において変えられない部分が気に入ったのであれば、変えられる部分は好みに仕上げればいいだけです。ですので、サイトでは「改装しよう!」のアイコンを付けて、クロスを塗装に変更するだけの簡単な工事から、スケルトンからのフルリノベーションまでご提案を添えて物件をご紹介しています。そして、予算などの都合で最初に全部を仕上げられなくても、住みながら少しづつ自分たちらしい住まいに整えていくのも楽しく、素敵な暮らし方だと考えています。

【湘南移住者インタビュー】藤沢市のマンションをリノベーションしたご家族
藤沢市のとあるマンションから。目の前が川だと、抜けた眺望が楽しめる。奥には山桜が見える

最近では、マンションの買取再販業が盛んで、なかなか内装が新品になっていない物件と出会える機会が少なくなってきました。叶うなら、間取りから再考できる未改装の物件をもっとご紹介していきたいなと思っています。
売主さまとしては愛着のある住まい。もし次の方にお譲りするならば、売主さまの想いや、ここが住んでいて気持ちがよかったんですよ、といった「長く住んでいたからこそわかること」を教えていただき、それをヒントにして次の住み手がリノベーションを行って住み継いでいく。そんな橋渡しがしたいと、鎌倉R不動産は思っています。

そこで今回は売主さまと買主さまの双方に届けばと、ひとつの事例をご紹介させていただきます。藤沢市にある築50年を超えるマンション一室、未改装物件を取得したご家族のお話です。

【湘南移住者インタビュー】藤沢市のマンションをリノベーションしたご家族
7階に所在するバルコニーからの眺望

自然に近い環境で子育てをしたいと考え、都内から湘南移住を決めたご家族。最初は逗子・葉山で検討していて数件内見したものの、交通の便などがネックになり、なかなかいい物件に巡り会えず、少し検討エリアを広げることにしました。
そうして湘南・藤沢駅からも近い古いマンションに巡り合ったのですが、バルコニーからの眺望に惹かれ、なんと藤沢での内見一軒目で即決されたそうです。因みにどんな点が決め手だったのでしょうか。

ご主人:「マンションや環境に惹かれても、いざ具体的にシミュレーションすると、逗子や葉山では、やはり毎日バス通勤は大変そうと思ったのが大きかったかなと思います。藤沢のこのマンションは、目の前の抜けた眺望がとにかく気持ちよかった。藤沢の駅前とは思えないくらいでしたね。」

奥様 :「好みの話なのですが海に近い街で暮らしたいと言いつつ、リゾート感あるデコラティブな建物が私は苦手で。そうなると選択肢がグッと減りました。藤沢で出会った物件は団地っぽい雰囲気が落ち着くなと思ったんです。あとは、子どもが小学1年生になるタイミングでしたので、学校までの距離や通学路を気にしていて。そのあたりも、藤沢のこのマンションはクリアでした。」

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団地みたいなこざっぱりした外観。

ご主人:「あと、築年数は経過していますが、大規模修繕工事が実施されていたり、修繕積立金がしっかり貯まっているなど管理体制が良好で安心感がありました。」

奥様 :「共用部の様子などから、長年住人と管理会社によって大切にされてきた建物だと感じられました。オートロックは付いていませんが、エントランスには感じのいい管理人さんがいらっしゃいます。またマンション内には多世代の方が住まわれていて、挨拶程度ですがゆるいコミュニティがあるのも気に入っています。マンションを購入する場合には、ぜひ内見時にチェックしておきたいですよね。」

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バルコニーの手すりのレトロな雰囲気も好みだったそうです。

奥様 :「大きな公園横のマンションなら、都会にだってあります。ただその先に見えるのはビルや建物ばかりでなく、緑がこんもりとした山。空が広くて、風が抜けて、家族で一目惚れでした。」

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Before|はじめて訪れた時は、まだ売主さまの物がある状態。
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築50年を超えるマンションで、水まわりなどはかなり年期の入った様子。

実は、同じマンションの隣の住戸が綺麗に改装されて販売中でした。最初に物件情報を見たのはそちらで、戸数が多いマンションだったので他にも無いか確認したところ、こちらを見つけたそうです。買取再販業者さんに買い取られず出会えたのは、「この場所を気に入って住んでくれる方にお譲りしたい」 という売主さまの強い想いがあったからだそうです。

奥様 :「契約の際に売主さまに初めてお会いした時に、“一目惚れでした” とお伝えしたらとても喜んでくださいました。」

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室内の壊せる壁は全て、床も天井も取り払いスケルトンにしてからプランニング。和室のある2LDKから2LDK+Sの間取りに変更。
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after|窓の景色を存分に楽しめる、開放的なLDK。

引渡し後、スケルトンの状態にしてリノベーション工事を行っていますね。工事についても具体的に教えてください。

ご主人:「天井は躯体現しで塗装仕上げにしたので、以前より約20cm天井が高くなっています。また梁をふかしてエアコンの先行配管をしたことで、室外機置き場の無い北側の部屋もエアコンの設置が可能に。築年数が経っているマンションでも、アップデートできる箇所は色々あります。このマンションでは色などの指定はありましたが、サッシ交換も許可されていたので刷新しています。」

奥様 :「景色が狭くならないようにLDKはカーテン無し。食洗機と浴室乾燥機も付いていません。自分たちの暮らしに必要なもの、そうで無いものを取捨選択し、予算を有意義に使えるのは納得感がありました。」

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after|凝った造り込みはせず、シンプルに仕上げた内装。

建築士であるご主人が大枠の設計をし、細かいところは工務店さんと話し合いながら進めたそうです。予算内で仕上げるためのコストカットのテクニック、理想と現実、その辺りも聞いてみました。

ご主人:「子ども部屋(写真右上)は狭いので、収納はハンガーパイプと枕棚のみで扉を付けていません。家具のレイアウトの自由度が増し、コストカットにもなっています。また壁や天井の凹凸も綺麗に整えたりせず、そのまま白塗装でラフに仕上げています。」

奥様 :「工務店さんからの提案で、子ども部屋と寝室の床はフローリングではなくカーペットにしてコストカットしました。結果的にとても気に入っています。玄関からひと続きの広い土間にしたかったのですが、躯体壁(写真左下)が壊せず断念。マンションの改修は時に制限がありますが、アイディアを絞って最善を探るのも楽しかったです。」

自分たち仕様に整えた住まいと、自然と利便性の両方を享受できる環境。ご家族は今の暮らしにとても満足されているそうです。工事完了後に売主さまが室内を見に来られ、ガラリと変わった様子をとても喜ばれていたそうです。

こちらの事例のように「鎌倉R不動産」では、売主さまと買主さまの双方がハッピーになる、住み継ぎのお手伝いが出来ればと思っております。気になった方は、以下のリンクよりサイトをご覧いただき、ぜひお問い合わせください。

名称

鎌倉R不動産

URL

https://www.realkamakuraestate.jp/