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TOP » 金沢 » 求人 » 2016.3月、a.k.a.が復活！　キッチン＆ホール募集中

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かつて片町の片隅に、「a.k.a. （アーカ）」という1軒のレストランがあった。2014年の2月2日、10年続いた営業の最終日を迎えるまでの1カ月、常連客が入れ替わり立ち替わりやってきては、その閉店を名残り惜しんだ。ここでの珍事件や出会った仲間の現在など、まるで学生時代を懐かしむように、各人が思い出話に花を咲かせる。

私自身もその扉を開いたことで、金沢暮らしが確実に、より楽しくなった。おいしい・お値打ち、といった飲食店の評価を越えて、a.k.a.は記憶に残る店だった。

その後、a.k.a.の血は、浅野川のほとりにたたずむ和食店「嗜季（しき）」に引き継がれていたが（嗜季の紹介記事はこちら）、この春、なんとa.k.a.が復活することになった。そこで現在、新しい仲間を募集している。

a.k.a.という店名には「atelier kitchen for artisan = 料理職人のためのアトリエ」という意味がある。「料理人が変われば、業態もメニューも変わる。そんな器としての空間をつくりたかったんです」とオーナーの小津さん。

店という場を守るためのスタッフではなく、あくまでもスタッフの才能が開花する舞台として、店があった。現にa.k.a.からは、数々の料理人が巣立っており、県内外で活躍している。

そして今年の春、新たな試みが始動。

2016年3月オープン予定の、株式会社リビタが手がけるシェア型複合ホテル「HATCHI」にて、a.k.a.が復活する。（HATCHIの紹介記事はこちら）

HATCHIという名前には、単なる宿泊施設ではなく、ここで出会いがきっかけとなり、ホテルが新しい旅の「発地」となるように、という思いが込められている。そのコンセプトに共鳴したのが金沢R不動産の運営元である有限会社E.N.N.。実は飲食店の嗜季も、E.N.N.の関連会社による運営だ。こうした経緯があって、1Fのレストラン&バースペースに新たなa.k.aが出店することになった。

「さまざまな出会いから、新しい場のカタチが生まれていく。HATCHIのコンセプトが、a.k.a.がこれまでやってきたことと重なったんです」とa.k.a.マネージャーの長枝さん。

HATCHIの１階フロアは、ポップアップショップやイベントなど、地元のおもしろいプレーヤーたちがコンテンツを展開できるシェアスペースとなる。そこに入るa.k.a.では、朝は「ニッポンの朝ご飯」、夜はカジュアルな「くずし割烹料理」を提供する予定だ。

これまで 多くの出会いを媒介してきたレストラン、a.k.a.。ただ人と人を媒介するだけでなく、そこからさらに新しいことが生み出されてきた。

私が客としてa.k.a.に出会って金沢がより楽しくなったように、それはきっと働くスタッフにとっても同じ。刺激的な毎日が待ち受けていることは、折り紙付きだ。