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【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢

-まちを舞台に現代アートの大展覧会-

2018.09.20

※終了しました。

【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢

2018年915日から「東アジア文化都市2018金沢」のコア事業「変容する家」が始まりました。「金沢21世紀美術館」が企画した、金沢のまちを舞台とした大規模な現代アートの展覧会で、市内3つのエリア【広坂】【寺町・野町・泉】【石引】にある空き家や店舗跡、地域に根付いた場所で、日本・中国・韓国の22組のアーティストが「家」をテーマにした作品を発表。会期中にはアーティストトーク、ワークショップ、お茶会など、さまざまな関連イベントも開催されます。

まちがアートに、アートがまちに!

「東アジア文化都市」は、日本・中国・韓国の3ヶ国で、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市で現代の芸術文化や伝統文化、多彩な生活文化に関連する文化芸術イベント等を実施するもの。2014年からスタートし、第5回目にあたる2018年は金沢(日本)・ハルビン(中国)・釜山(韓国)の3都市で開催されています。

【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
9月14日の「変容する家」オープニングレセプションに登場した07ソン・ドンによる「Eating The City」。この後、パーティー参加者に食べられてしまったお菓子のまちは一夜限りの限定作品。

まちが舞台の展覧会「変容する家」の会場エリアは、藩政期の古い街並みや昭和の商店街の雰囲気などが残ります。各エリア内の展示は徒歩圏内ですが、エリア間の移動にはバスやレンタル自転車「まちのり」が便利。土地に不案内な方はタクシー移動もおすすめです。車の場合はエリア近隣のコインパーキングを利用しましょう。

【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
左上から02チウ・ジージエ、03ミヤケマイ、09村上慧、22ヤン・ヨンリャンの作品

いずれも入場無料で鑑賞でき、展示会場でエリアMAPやスタンプラリーの台紙なども入手できます。「金沢21世紀美術館」のミュージアムショップで購入できるガイドブックは、それぞれの作品の詳しい説明やまち歩きのポイントなども紹介されています。

【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
左:作品や関連イベント、金沢のまちを詳しく紹介したガイドブック(300円)、右:無料配布のエリアMAP

3つのエリアと、日・中・韓 22組のアーティスト

【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢

22組のアーティストが考える「家」を訪ねて、ゆっくりまちを散歩しながら作品を巡れば、今まで気づかなかった金沢の魅力にも出会えますよ。

■広坂エリア
「金沢21世紀美術館」の周辺。作品03「ブーフーウーの藁の家」では、会期中にお茶会も催されます。ホームページのイベント情報も随時更新されるので要Check!!
01川俣正、02チウ・ジージエ、03ミヤケマイ

【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
01 川又正「金沢スクオッターズプロジェクト2018」
美術館に隣接する5階建てビルを丸ごと使い、空間と景観を再構成した作品。鳥の巣のように廃材が組まれた屋上までLet’s go!!
【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
03 ミヤケマイ「ブーフーウーの藁の家」
美術館の芝生広場にあるアカマツ3本を囲むように、藁で茶室風の小屋を制作。現代アーティスト・ミヤケマイが大家で、ここで仮住まいする住人を募集する。この日は茶人・奈良宗久さん(裏千家今日庵 業躰)が家主として茶会を催されていました。

■寺町・野町・泉エリア
美術館から約2km、犀川や西茶屋街、70ケ寺が集まる寺院群、旧北国街道など歴史情緒のあるエリアです。路地裏も雰囲気があり、金沢らしい日常が息づいています。
04チェン・ウェイ、05ムン・キョンウォン & チョン・ジュンホ、06さわひらき、07ソン・ドン、08宮永愛子、09村上慧、10グゥ・ユルー、11ス・ドホ、12ギムホンソック、13リ・ビンユアン、14伊能一三、15魚住哲宏+魚住紀代美、16ハン・ソクヒョン

【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
13 リ・ビンユアン「Freedom Farming」
生まれた土地を離れ都会で暮らしていたアーティスト本人が、不慮の事故で急逝した父の土地を引き継ぐことになり、戸惑いや喪失などの湧き上がる感情をパフォーマンスで表現した記録映像作品。
【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
14 伊能一三「へいわののりもの」
人間を含め、動物、生き物の姿かたちは「へいわののりもの」ではないかという世界観のもと、乾漆で作品を生み出す金沢在住のアーティスト。

■石引エリア
美術館から約1.5km、兼六園の先にある小立野台地にあるエリア。「石引」は金沢城の築城のための石を曳いたことに由来する地名。商店街を中心に学校、福祉施設などを展示会場に、さまざまな作品展示やイベントが行われます。
09村上慧、12ギムホンソック、17風景と食設計室 ホー、18山本基、19イ・ハンソル、20オーギカナエ、21呉夏枝、22ヤン・ヨンリャン

【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
12 ギムホンソック「SUN AND WIND STORE(日風商店)」
元米屋の建物を使って、韓国の伝統的な床下暖房装置「オンドル」と、ピョンサンと呼ばれるベンチを設置して、韓国版のよろずやをテーマに展開。店頭に並ぶ商品は購入でき、室内に上がってカップ麺やお菓子を食べることもできる。
【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
17 風景と食設計室 ホー「食事と朗読の公演 明日の食卓」
石引に住む人々から聞いた話を手がかりに、食事と朗読の公演を行う。4名の参加者がテーブルを囲み、その時だけの「食卓」を体験する(予約制・全10回公演)。公演日以外は地域の人にインタビューした物語を綴ったドキュメント(お皿に書かれている)などのインスタレーションを見ることができる。
【9/15-11/4】「変容する家」東アジア文化都市2018金沢
18 山本基「紫の季節」
清めや浄化の意味を持つ塩を素材に、大切な人との思い出を忘れないために制作を続けてきた金沢在住のアーティスト。がん患者とその家族が集う「元ちゃんハウス」を会場に、一昨年、4歳の娘を残して乳がんで他界した妻と何度も歩いた、石引の散歩道に咲く紫木蓮をモチーフに描いた作品。

会場

広坂エリア、寺町・野町・泉エリア、石引エリア

TEL

076-220-2800(金沢21世紀美術館/金沢市広坂1-2-1)

期間

2018年9月15日(土)〜11月4日(日)10:00〜17:00

<休場>

月曜(ただし9月17日、24日、10月8日は開場)、

9月18日、25日、10月9日 ※会場により異なる場合があります

料金

入場無料(体験・イベント参加は別途料金)

URL

https://altering-home.com