【鹿児島県鹿児島市】騎射場の軒先から始まった10年間を一冊に。「騎射場のきさき市」書籍化へクラウドファンディングに挑戦
鹿児島市の市電「騎射場」電停周辺で、軒先やガレージ、空き店舗などを活用し、2015年から10年間にわたり開催されてきた「騎射場のきさき市」。2025年11月に終了したその歩みを一冊の本に残し、全国へ届けるため、発起人の須部貴之さんが書籍出版に向けたクラウドファンディングに挑戦しています。

「わたしとあなたがつながる市」を10年間
「騎射場のきさき市」は、鹿児島市の騎射場エリアを舞台に、2015年から2025年11月まで開催されてきた地域イベントです。
市電「騎射場」電停沿いを中心に、お店の軒先やガレージ、空き店舗、通り、公園など、地域にすでにある場所を活用。その日一日だけのマーケットをつくりながら、人と人、人とまち、商店街と学生、地域住民と子どもたちがつながるきっかけを生み出してきました。
コンセプトは、「わたしとあなたがつながる市(マーケット)」。
商品を売り買いするだけではなく、まちのなかに新しい関係性を生み出す、小さな“しかけ装置”として10年間続けられてきました。
10年間の試行錯誤を、一冊の本へ
騎射場のきさき市を立ち上げたのは、鹿児島市を拠点に、まちづくりや地域イベント、官民連携事業などに取り組む須部貴之さん。
10年間には、出店者や商店街、学生、地域住民、子どもたち、行政、学校、ボランティアキャストなど、多くの人が関わってきました。
一方で、地域との調整や道路使用許可、行政・警察とのやり取り、出店者対応、学生実行委員会の運営、資金面など、地域イベントを続けていくからこその難しさもあったといいます。
そして2025年11月、騎射場のきさき市は10年間の活動に一区切りをつけました。
今回、幻冬舎から書籍化の声がかかったことをきっかけに、成功したことだけではなく、悩んだことや失敗したことも含めた10年間の実践を一冊の本として残すことになりました。
騎射場の記録を、全国の地域へ
書籍では、騎射場というまちをどのように見つめ、「軒先」という発想にたどり着いたのか。第1回をどのようにつくり、商店街や行政、学校、地域住民と関係を築いていったのか。
学生や若者との取り組み、イベントを続けるなかで直面した課題、そしてなぜ10年で終えることを決めたのかまで、できるだけ正直に記録していく予定です。
また、各章の終わりには、読者が自分自身の地域に置き換えて考えるための**「問い」**も盛り込まれます。
騎射場での実践をそのまま真似するのではなく、それぞれの人が自分の地域を見つめ、その土地ならではの一歩を考えるきっかけになる本を目指します。
書籍出版に向け、クラウドファンディングに挑戦
今回のクラウドファンディングの目標金額は200万円。
集まった資金は、書籍の出版・編集・校正・制作・印刷・流通に関わる費用や、リターン用書籍、発送費、広報などに活用される予定です。
リターンには完成した書籍を中心に、書籍内への名前掲載などが用意されています。詳しい内容はクラウドファンディングページをご確認ください。
騎射場のきさき市
これまでの活動や、騎射場のきさき市で生まれてきた風景については、公式Instagramでも見ることができます。
騎射場の軒先から、小さく始まった一つのマーケット。
2025年11月に10年間の活動は終了しましたが、そこで生まれた人のつながりや挑戦、試行錯誤の経験を、今度は一冊の本として次の地域へ届けていきます。
騎射場での10年間を、全国のまちのこれからへ。
その記録を一冊の本として残す、新たな挑戦が始まっています。

| 屋号 | 騎射場のきさき市 |
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