【名古屋市中村区】映画『パドレ・プロジェクト/父の影を追って』が名古屋で上映されます。
2024年8月末に新宿で公開され、数々の賞を受賞したドキュメンタリー映画が、名古屋シネマスコーレにて2/15から公開されます。名古屋出身であり、お笑い芸人「ぶらっくさむらい」として知られる武内剛(たけうち・ごう)さんの初監督作品です。2/16(日)には、特別イベント「第0回 ジャフリ会東海 ~映画感想シェア会~」も開催。
死ぬ前に一度でいいから、父親に会いたい。
そんな想いから『パドレ・プロジェクト』は始まった。
本作の監督である武内剛(たけうち・ごう)さんは、名古屋出身。
カメルーン人と日本人との間に生まれハーフとして育ちました。イタリアで出会った両親は、彼が二歳の時に別れ、母親が女手一つで育てることに。「若い頃は映画監督を目指していた」という母親の話から浮かび上がるのはクリエイター気質の父親の姿。父親の背中を追うように、武内さんもエンターテインメントの世界で活動していました。そんな中、2020年コロナウイルスの世界的なパンデミックが起こります。
「もしかすると、二度と父親には会えないかもしれないーー」そう思った武内さんは、イタリアに旅立ちます。
さらには、その記録を自ら監督・プロデューサーとして映画にすることに。
しかし渡航のハードルは高く、認知症の母から聞き出せる父の情報は驚くほど少ないという状況。
手元にあるのは40年前の写真だけ。
10日間という限られた滞在期間の中、自らの生い立ちに向き合いながら会ったこともない一人の肉親を必死に捜索する武内さんでしたが、ある日ついに父親の手がかりを掴んで……。
誰もが抱える“家族”の悩み――いまの社会で生きづらさを感じている人へ届けたい。
自らのアイデンティティに悩んだ監督が、映画に込めた願い。
映画の制作の背景について、武内さんは「“パドレ・プロジェクト”は物心ついた頃から心の片隅にあった」と語ります。
お笑い芸人としては、「日本人には見えない外見」を武器にしていましたが、10~20 代前半の頃は出自について笑われるようなことを受け入れる余裕は少しもなかったといいます。
そんな武内さんが自らの旅を映画に撮った理由の一つは、ドキュメンタリー映画監督になるためにイタリアの映画学校に通っていたという父親
の夢を継ぐため。そして、もう一つには自分と似た境遇で悩みや問題を抱える人に届けたいという強い想いがありました。
しかし、映画制作にあたっては資金集めが必要。2022 年に CAMPFIRE 上でクラウドファンディングを行なうと、目標金額 100 万を上回る1,345,500 円を集めることに成功。そして今回の全国公開にあたっては、配給・宣伝費を集めるために再びクラウドファンディングを実施し、目標金額 200 万を超える2,646,500 円を集めました。

【上映スケジュール】
2/15(土)
本編上映10:00-11:25
舞台挨拶11:25-11:45
2/16(日)〜2/21(木)
本編上映10:20-11:45
舞台挨拶11:45-12:05
会場:名古屋シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12)
http://cinemaskhole.co.jp/cinema/html/
【特別イベント】
「第0回 ジャフリ会東海 ~映画感想シェア会~」
日時:2025年2月16日(日) 12:15~13:15
場所:名古屋シネマスコーレ 2階カフェスペース
参加費:映画入場料(一般1700円ほか)+パンフレット代(1000円または1500円)
申し込み方法:Google formによる事前予約制 (料金は当日現金払い)
https://forms.gle/zFotDA884P4d9UCUA
備考 | 【作品詳細】 2023年|日本|カラー|80分|16:9|Stereo|英題:Padre Project 配給:ミカタ・エンタテインメント 宣伝協力:Xhora © ぶらっくかんぱにー All rights reserved. 【受賞歴】 |
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