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はじめての「初市」

縁起物がずらり揃う、新年のマーケット

はじめての「初市」

※山形へ移住したライター中島による、山形で体験するはじめての出来事を記録するコラムです。アーカイブはこちらから。

2017年、あけましておめでとうございます!

1月10日、山形市の新年には欠かせないイベント〈初市〉へ行ってきました。

初市とは、江戸時代初期から山形市で続く伝統行事。山形市の中心街は、三日町、五日町、七日町、十日町という地名がついています。それは当時盛んだった定期市にちなんだもの(たとえば毎月7日には七日町で市が開かれていた)。

はじめての「初市」
お昼少し前に十日町に出たところ、溢れかえる人、人、人

いまでは定期市はなくなりましたが、十日町に市神が祀られていることから、毎年1月10日に初市が開催されているのです。

初市といえば、縁起物。「だんご木」「蕪(かぶ)」「初飴」など、縁起物の店が約30店、そのほか、杵やうす、木工品のお店や食べ物の屋台など、234の露店が通りに並んでいました。

はじめての「初市」

縁起物に囲まれて、威勢のいい声が飛び交って。屋台からおいしそうなにおいと湯気がただよって。

はじめての「初市」
はじめての「初市」

当日の気温は3度。寒いながらも通り全体が高揚感にあふれていました。2017年、いい気運です。

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四季を意味する四色バージョン。「後光」にちなんだ五色バージョンもあり。

真っ先に目に飛び込んできたのが、カラフルな「だんご木」。4〜5色のもち米を丸めて焼いたものが、「みず木」にたくさんついています。

家内安全、厄払い、豊作、商売繁盛など、それぞれ願いを込めて店先や家に飾ります。玄関やリビングなど人目がつく場所に飾るのがいいとのこと。一年飾ったあとは、神社やお寺におさめます。

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「初飴」は山形の特産物、紅花の豊作と花商いの成功を祈って食べられるもの。切り飴で、紅白の色がついていたり、抹茶やごま味があったり。何袋もガサッと掴んで、大人買いしていく人が多数。

はじめての「初市」

「蕪(かぶ)」は、商業の「株」を象徴して、商売繁盛や資産が大きくなることを祈って食べられます。驚くほど飛ぶように大小の蕪が売れていました。わたしも買って帰り、お漬物にしました。

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「白ヒゲ」は、白いひげのように、豊かな老人になるまで長生きできるよう祈って。山形の在来野菜であり、あかつきに似たもの。茹でてそのまま食べたり、薬味として味噌に混ぜて食べるそうです。

はじめての「初市」
はじめての「初市」

そのほかにも、だるまや、杵と臼、しゃもじやまな板などの木工品、山形のグルメにあふれていました。通りを往復するだけで、山形の文化を体験できます。

はじめての「初市」
かわいらしい見た目のどんどん焼き。これにたっぷりソースがかかります

そういえば、初市ではじめて山形のB級グルメ「どんどん焼き」を食べました。お好み焼きみたいなものかな? と思いきや、ひたすらに小麦粉で、ソース味のもっちりしたお団子のような…。これは…衝撃でした。

はじめての「初市」
簡略しがちな、古来の風習を取り入れる。生活も心も豊かになると感じました

初市からリアルローカル山形の事務所に戻ると、お隣のスタジオ〈festa〉さんの入り口にだんご木が。通路がぱっと華やかになって、見るたびに明るい気持ちになります。だんご木のチカラってすごい。

はじめての「初市」
ピリッと冷たい空気の中で見る花火はなんとも新鮮で、迫力満点

夜には〈ウィンターフェスティバル〉として、霞城公園で冬の花火大会が開かれました。「まちなか全部が桟敷席」というキャッチフレーズの通り、霞城公園のまわりのほか、市内の人が窓から、通りから、冬の夜空をながめていました。

初市での縁起物に、花火大会。士気が高まった1月10日でした。

今年も一年、『リアルローカル山形』をどうぞよろしくお願いします。

「はじめての山形」シリーズのアーカイブはこちらから。

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