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人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

インタビュー

2021.12.16

世界で活躍した元マウンテンバイクライダーである山田大五朗さんが、地元福岡で2018年に立ち上げた自転車ライフサイクルブランド「Bike is Life」。競技生活で過ごした海外で感銘を受けた「自転車が人生を豊かにするひとつの文化となっている環境」を日本にも根付かせていきたいと街も旅も楽しめるオリジナル自転車の製造販売、クラブハウスの運営、サイクルツーリズムの推進事業などの活動をされている山田さんにその想いや人・街と自転車との関係性についてお話を伺ってきました。

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん
(Bike is Life代表の山田大五朗さん)

今日はよろしくお願いいたします。実は僕、山田さんと同世代ぐらいなんです。高校生から自転車競技を始められたそうで、かなり珍しいなぁと思ってプロフィールを拝見していたんですが、競技との出会いは何かきっかけがあったんですか?

山田さん(以下:山):話せば長いんですが、いいですか?(笑)

長谷川(以下:長):上手く編集したいと思います(笑)

山:もともと小さな頃はプロ野球選手になりたくて野球をやっていました。その流れで高校生になっても野球部に入ったわけですが、1年生の夏に甲子園の県予選初戦があって・・なんと53対0で負けました。

長:な・・なかなかですね。

山:もう試合が長くて途中からみんなぼーっとしちゃってますよね(笑)まぁ弱小校だったんですけど、それで3年生がごそっと引退して、そしたらなんと部員は2年生3人、1年生3人。試合にも出れないから2年生が辞めていき、残りの1年生も辞めてしまい・・・最終的に自分一人になったんです。もういよいよキャッチボールもできない(笑)廃部ってやつですね。

それでどうしようもないから陸上部と一緒に走ったりして、次にサッカー部に来てよって言われてサッカー部にも入りました。ただ、サッカー経験ゼロなんです。正直、楽しくない(笑)そんな状態で何かに真剣に打ち込めるものがない生活を1年ぐらい過ごしていました。

それで、当時はマウンテンバイクブームがあって僕も持っていたんですが、ある日、タイヤがパンクして修理のために近所の自転車屋に行ったんです。

パンク修理中に店内に貼ってあった自転車レースのポスターを面白そうだなぁって眺めていたら、店長さんに「レース出てみたら?」って声をかけられて。実は、その自転車屋さんはレース系のプロショップでもあったんですね。

長:ということは、もしや・・・出たんですね。

山:出たんです(笑)大分県の中津江というところであったスペシャライズドカップというレースだったんですけど、ファーストタイマーっていう初心者クラスのレースでたまたま3位に入賞しちゃったんです。表彰台に立ってトロフィーや商品ももらって、みんなから祝福されて。それはもうのぼせましたよね。人生で初めて自分にスポットライトがあたったと感じた瞬間でした。(※のぼせる:博多弁で「舞い上がる」みたいな意味)

長:もしその自転車屋に修理に行っていなかったら競技にも出会っていなかったかもしれないですし、Bike is Lifeは誕生していなかったかもしれないですよね。すごい縁ですよ、これは!!

山:なんなら野球部も潰れてなかったら・・・(笑)

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん
(現役時代の山田さん)

その後、プロになって日本代表にもなられて本当に素晴らしい出会いだったんですね、その過程で過ごされた海外での競技生活で感じた「人生を豊かにする自転車文化」が「Bike is Life」の理念や活動に繋がっているとのことですが、具体的にはどんなものだったのでしょうか?

山:現役時代に2年間過ごしたフランスの自転車文化が本当に素晴らしくて自分の中では衝撃的で、こんな文化を日本でもつくっていきたいと思っていました。

そのひとつは競技的な側面にもなりますが、圧倒的に競技人口数が多くて、子ども世代からジュニアチームがあって元選手だったコーチがしっかりと指導しています。しかも、ひとつの町にひとつのクラブチームがあるんですよ。なのでちゃんとしたクラブハウスもあってそこに集うとレースや競技のことも教えてもらえたり、小さな子どもからおじいちゃんまでみんなが自転車を通じてコミュニケーションをとることができているんです。

長:なんだか日本でいうところの野球やサッカーのような立ち位置に自転車がポジショニングしている感じですね。

山:そんなイメージです。それに、小さな町にもレースがあって、町のお祭りの催しとしてレースが存在しているような感じで、町がクラブチームのスポンサーになっていたりとか自転車が文化として地域に根付いています。だから子どもからおじいちゃんおばあちゃんまでみんなが楽しく自転車に乗っているし、レースもすることも応援も楽しんでいるし、引退したら旅を楽しんだり、人生を通じて入り口から出口まで自転車が当たり前のように密接に生活に繋がっているんですね。それにフランスでは1ヶ月ちょっとぐらいのバカンス期間があるんですが、そのときなんかは2日に1回ぐらいどこかの町でレースがあるんです。そんな環境がただひたすらに羨ましくて、フランスで過ごせた2年間は自分にとっても本当に大きな意味がありました。

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん
(競技生活を通じて2年間過ごしたフランスでのワンシーン)

長:まさに「Bike is Life」ですね。「Life」って生活とか人生と言う意味がありますが、確かに自転車って子どもから高齢者までどの世代にとっても日常的に身近な存在であり人生において触れ合える期間がものすごく長いものですよね。僕の中でも「Bike is Life」がイメージできるものになってきました。

山:本当にいい文化だなと思います。このフランスで体感した経験をイメージしながら、全く同じようにとはいかないかもしれないですが、日本にあった形でそれを根付かせていきたいという想いで事業活動をしています。

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(Bike is Life HP)
人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん
(筑前町にある現在の拠点「あさくらクラブハウス」)

なるほど。日本ですと実際に私もそうですが、通勤や通学の移動手段ってイメージが強いような気がするのですが、そのあたりの日本での自転車を取り巻く意識や状況はどう感じられていますか?

山:まず、日本人はかなり多くの方が自転車に乗ることができて、自転車に触れる機会が多くて長い、親しみがある国にもかかわらず、日本人の自転車の捉え方は安価な移動手段というのがやっぱり根強いですね。ここ数年、自転車を楽しむという発想が少しずつ伸びてきてはいるんですがマーケット的にもまだまだ小さいのが現状です。徐々に増えてきてはいるけど、ここからどうやって更に次の段階まで増やしていくかっていうところにおそらく大きな壁があって、しっかり増やしていける仕組みを事業活動を通じてつくれたらなと考えています。

長:山田さんはサイクルツーリズムの推進や企画もされてますが、それも自転車を楽しむことを広めていく方法のひとつですね。

山:そうですね。自転車に乗っていない人が、自転車を好きになるきっかけとしてスポーツはハードルが高過ぎて、ツーリズムだったらサイクリングだけでなく自然を感じたり立ち寄る場所なんかも楽しめてハードルが少し下がるので、まずはそこをきっかけにして好きになってもらいたいという取り組みのひとつですね。

長:最近ではマラソンとかランニングが市民権を得ていたりしますが、自転車も身体を動かす運動という意味でも健康的ですし、サイクルツーリズムだとその町のその大地を走っているという感触や、散歩ともドライブともちょっと違う行動範囲でローカルなものに触れる楽しみがありそうです。

山:車だとワープしてしまうけど、自転車だとしっかりとその行程を楽しめるっていう風によく表現しているんですけど、まさにポイントまでいく途中、その過程でいろいろな楽しみ方があるのが自転車の良さで、その部分を観光に取り入れられるようなプログラムをつくることを意識していますね。

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

それがもっと日常の生活の中に浸透していくためには、日本での自転車と街の関係性というところも気になってくるところです。

山:文化としてフランスみたいになったらいいなという想いはあるものの、残念ながら日本ではそうはならない要素がいくつかあって、それが道路のつくり方やそもそものルールだったりするのですが、そういう意味では実はフランスよりも日本で目指すべきはオランダなのかなと考えています。

フランスは、どちらかと言えば自由で自動車道でも自転車道でも事故が起きようがなんだろうがみんなバンバン好き勝手に走ってるイメージ(笑)ちょっと日本には合いそうにない。

一方、オランダ人の自転車の使い方は日本人の使い方と非常に近くて、ママチャリみたいな存在の自転車もあったりと普段の足としてよく使ってるんですね。ただ、オランダでは自転車の利用率がかなり高くて、日本ではやっぱり車が多い。それはなぜかというと圧倒的にインフラの違いで、自転車道が国中に張り巡らされています。結果、圧倒的に自転車の走行環境が良くて下手したら車より便利って思えるくらい便利なんです。それに自転車はコストもかからないし環境にも良いとか健康面において医療費を減らそうとか国民意識の高さも背景としてあります。

なので、日本もオランダのようにまずはインフラやルールを整備して乗りやすい環境を整えて、その上で余暇の楽しみ方やスポーツの楽しみ方をひとつひとつ積み上げていく方が日本の社会や文化的にも合うんだろうなと感じています。

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(福岡市内でも車道に増え始めた矢羽根マーク、スペースとしても精神的にも随分と走行しやすくなりました)

福岡市の市街地では少しずつですが車道に自転車の通行部分を示した矢羽根マークが増え始めてきましたよね。

山:矢羽根ができ始めたことは、本当に大きな一歩だなと思っていて、自転車が走りやすくなったというのはもちろんあるんですが、一番大きいと感じているのは車にクラクションを鳴らされにくくなったことです。

長:そう言われると確かにクラクション鳴らされることなくなりました!

山:実はそこが本当に大きくて、日本ではこれまで長い間、自転車は歩道を走ってましたよね?道交法上は車道なんですけど、社会ルール上は歩道だったんです。

これはなんでかと歴史を紐解いてみたんですが、車の普及率が上がった時代に自動車と自転車の交通事故数が跳ね上がってしまったんです。それでじゃあどうする?ってなったときに、日本ではルールとして自転車を歩道に上げました。それが数十年に渡って僕らの意識に定着してしまったので、今でも自転車はそもそも歩道だって意識を持っている人が圧倒的に多くなってしまった理由です。

ただ、昔はママチャリのような要は速度の遅いタイプの自転車ばっかりだったから、そんなに歩道で事故が起こっていなかったわけですが、ここ数年で電動アシスト自転車だったりクロスバイクなどのスポーツバイクとか移動速度の速い自転車が増えてきたことで歩行者との速度差が生まれました。その結果、衝突事故やトラブルが増えてしまったと・・。そこから、慌てて”自転車は危ないぞ、歩道が危ないから車道に戻せ”ってなってきたと・・。だから日本は根本的にルールがねじれちゃってるんですよね。歩道に何十年も上げておいて、もちろん自転車道は整備されていない状況でいきなり車道に戻せってわけですから、みんな自転車は歩道だろって意識を持っているし、車道を自転車で走ってると車のドライバーから激しくクラクションを鳴らされたり、怒鳴られることもしばしばでした。

やっぱり僕はその時代をかなり間近で経験してきているので、矢羽根マークができてクラクションを鳴らされなくなったことや車のドライバーに自転車は車道を走るものだという認識が広がったことが大きな変化だと感じています。

ただ、ここから矢羽根が完全に自転車専用レーンになれるかも勝負だと思っています。ここで次のフェーズに行ききれるかどうかでオランダみたいなスタイルに前進することができるかがかかっていますね。

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

流れを追ってご説明いただいたことで今の状況がとても腑に落ちてきました。福岡の街中ではチャリチャリなど自転車のシェアサイクルサービスも浸透してきています。Bike is Lifeもサブスクリプション型のサービスを展開されているそうですがどういったものでしょうか?

山:朝倉のクラブハウスで始まっているんですが、月額5,500円でBike is Lifeの自転車をレンタルで乗ることができて、メンテナンス代も含まれていますので追加費用もかかりません。

サブスクのことを考え始めたのは1年前くらいにきっかけがあって、当時、自転車を100台つくって、そして100台売りきって、それで終わって、なんだか販売に疲れたというか、どうも釈然としない気持ちに苛まれました。あれ、一生懸命つくった100台どこ行ったんだろう?みたいな・・ふと、変な虚しさを覚えたんですね、なんかこれは違うなと。

自転車を入れて売って入れて売ってって自転車屋さんだと当たり前のことなんですけど、でも大事なのはその先で、その自転車がしっかり使われているかどうかもわからないし、自転車って流行りに乗っかって買ったものの、例えばパンクしたけど忙しくてパンク修理行けてませんとか、数ヶ月放置してたらチェーンがサビましたとか、そしてメンテナンスが面倒だしそのうちもういいやみたいな状況になって、いつか捨てられるみたいなケースも少なくないんですね。

ちゃんとメンテナンスできていたらずっと乗れるのに、もしうちが出した100台がそんな状況になっていたら嫌だなって思いました。

このサブスクのモデルって、やってることがもっとサステナブルだったりSDGs的なメッセージがあるものとして自転車を捉えて欲しいと思っていて、丁寧なメンテナンスをすることで10年20年単位で乗れるものなのに数年で終わってしまうのは虚しいですし、もともと環境に優しいもののはずがビニール傘のように捨てられてしまうと逆に環境に負荷をかけるものにも変わってしまうわけです。

だから売るってモデルだけじゃないなって思ったんです。だったら貸すというモデルで、うちが勝手にメンテナンスできるような仕組みにして、そうすればわからないことがあればすぐに聞いてもらえるし、壊れなければ乗り続けてもらえるし、そっちのやり方の方が自分が考えていた本質的な部分に近いなと。

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん
(Bike is Lifeのオリジナルマウンテンバイク)

消耗品のように廃棄されてしまうと環境に負荷をかけるものに変わってしまうというのは印象的でした。私も不動産の仕事もしているのでマンションの放置自転車の問題などにも直面します。でも、廃棄のその先にある環境のこととかもっと大きな視点で捉えないといけないなと考えさせられます。

山:今、Bike is Lifeでは自転車の再生プロジェクトというものも始めていて、最終的には自転車がゴミにならないっていう自転車完全循環型の社会を目指しています。

日本人の自転車の保有率は、限りなく1に近くて一時期は1.5くらいあったときもあったんですが、要は単純な数字だけの話で言えば、1台出せば1台ゴミになるって状況なんですね。

そのときに自転車を世に送り出すメーカーとして、送り出す一方で出ていくものもキッチリと使い切るのがメーカーとしての責任かなと思っています。

だったら、自転車の維持を断念してしまっているような人たちが再び自転車に乗りたいって思えるようなチャンスをつくれるように、このレンタルサービスを利用いただく方には、同時に使っていない自転車の買取りも行っていて、レンタル費用にあててもらうことができるような仕組みにしています。もちろん買い取った自転車もしっかりと再生して世に出していき、また先々ではゴミになる前に買い取って再生していく。この2つの仕組みでひとつの循環をつくっていきたいですね。

日本の自転車は安価な移動手段であり、壊れたら買い替えるものだったと思います。そこからの脱却も必要かなと思っています。

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

長:自転車本体も安価な値段で買える選択肢が増えていますし、そうなると意識的にもビニール傘のような感覚になってしまう部分も見受けられますよね。そういった側面での意識の転換も必要なのかもしれません。純粋に高価な自転車を買うとちゃんと大切にしそうですが、誰しもがそういうわけにもいきませんしね。

山:今まで1万円前後の自転車を買っていた人たちが、10万円の自転車を買うなんてことは、よっぽどのことが無ければありえないので、チャリチャリさんのようなシェアサイクルが身近な移動手段としての自転車を確立してくれて、従来の高額商品を販売するスポーツ系のプロショップがあって、だったらこの間を埋める何かがないとダメだなというので、僕らのサブスクのサービスが上手く機能すればと思っています。

長:そうやって多面的な角度で自転車のサービスや利用者が増えていくことは、自転車も公共性の高い移動手段になってインフラの整備につながっていく可能性が高まりそうですね。

山:ほんとそうだと思います。シェアサイクルサービスも全国に定着したら素晴らしいですよね。今まで公共交通機関を使っていた人たちが、意外と自転車もいけるなとか便利だなという発見の機会をつくってくれていると思いますし、その中から、自転車そのものに興味を持ってくれる人が増えてくれるとありがたいですよね。そうやって純粋に乗る人が増えれば、今度は道が足りなくなって行政のインフラ整備も進むのではないかと期待しています。

長:今、こうやってお話を伺っているだけでも、なんだか自転車を取り巻く未来が本当に興味深く思えてきました。

そして来年、福岡市早良区の西新に新たな活動拠点となるクラブハウスをオープンされるそうですね。現在は、福岡県朝倉郡の筑前町という郊外というか都会からも離れた長閑な田舎エリアの方に拠点を構えられていますが、この場所での出店は何かきっかけがあったのでしょうか?

山:実は、全くもってそんな予定はなかったんです。出店場所は、新しくできるマンションの1階なんですが、そのマンションがサイクリスト向けに企画されたマンションで、それで出店して欲しいとお願いされたのがきっかけでした。これはちょっと裏話ですが、本当にそんなつもりがなかったので2回お断りしたんですが、それでも諦めずにお願いされて(笑)

でも、そうやって何度もお願いされているうちに、「自転車」というものをテーマにしたマンション企画というものに真剣に向き合っている担当者の方の本気さと熱意が伝わってきました。それに「自転車文化が暮らしを豊かにする」という価値観を持ってくださっている企業が熱意を持ってチャレンジしようとしていることは嬉しいことですよね。コンセプトも面白かったですし、ひとりではできることにも限界がありますが、こうやって色々な角度から自転車文化を捉えてくれるアプローチが増えることは大切で、なんか最終的にはそういった部分に可能性を感じることができたのが大きかったですね。

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん
(サイクリスト向けに企画されたマンションは全室土間付き、メンテナンスも室内でできます)

様々な業界というか視点で自転車のある暮らしが表現されていくと自転車が文化として根付いていくことに繋がっていきそうですね。ちなみに福岡市民の僕としては近くにできて嬉しい限りですがこのクラブハウスではどのようなことができるのでしょうか?

山:形態としては物販とカフェとがあるんですが、ただ自転車屋さんとかカフェとかではなくてしっかりとメッセージが伝えられることができるような「拠点」でありたいなと思っています。サイクリストが集ったり、自転車に興味を持ってもらったり、そういったものを繋げていく場であり、発信拠点でもあり。そういう意味で一般の人も入りやすい環境も作りたいですし、その上で、自転車の可能性とか楽しさをイメージしてもらえるような場やコミュニティーをつくっていけるといいですね。

それに自転車やこの場所をきっかけに交流が生まれて、自転車に限らず何か新しい繋がりやモノ、サービスが生まれたりできたらいいなと思います。

あと、基本の「き」から知ってもらえるようなペダリングを学べるイベントなんかも企画する予定ですから老若男女みなさんにきていただきたいです。Zwiftというヴァーチャルロードをライドするサービスや、Bike is Lifeのオリジナル自転車の販売やメンテナンスもしますが、先ほどお話したサブスクリプション型のレンタルサービスももちろんあります。

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(Bike is Lifeの新たな拠点がオープンする西新・高取商店街、福岡市内でも有数の活気のある商店街です)

クラブハウスのオープンがとても待ち遠しくなってきました。西新の街もいい場所ですよね。山田さんが思う西新の街の魅力ってありますか?

山:実は二十歳の頃にお付き合いしていた方が住んでました(笑)

長:思わぬ展開です!(笑)

山:なので、意外と馴染みもあるんですが、生活という意味ではやはり商店街の存在が面白いですよね。いろんなお店や面白い方々もいますし、ほんと暮らしやすくて楽しめる街だと思います。オススメはコッペパンと台湾スイーツのお店(笑)

あと、立地が素晴らしいなと思っていて、西新はいい意味で街の外れなんですね。例えば、自転車で海に行こうと思ったら糸島も行きやすいですし、山側に行こうと思ったら雷山とか脊振とか三瀬とかも行きやすいですし、天神や博多の中心市街地とかその周りの街から、ずれた分だけ自然の多いエリアに自転車で走りに行こうとしても動き出しやすい感じです。それでいてしっかり街だからお店も揃っているし雨だったら交通機関も使いやすいしONとOFFが分けやすいというか無理なく自転車を使ったライフスタイルが始めやすい場所のように思いますね。

長:僕も西新は大好きな街のひとつなんですが、その感覚はとてもわかります。西新ならではの「らしさ」がある街ですよね。この辺りから身近に行けるサイクリングコースとしてはどこがオススメですか?

山:一般的なオススメだとやっぱり糸島とか能古島ですかね。西新は能古島に渡るフェリー乗り場も近いので、海を渡って島でライドするコースはいいかもしれません。個人的には、この辺りだと雷山エリアのルートで、脊振の方まで行って帰ってくるルートが好きなんですが・・オススメとは言えないかも・・滅茶苦茶キツイです(笑)

長:クラブハウスに通わせていただいてトレーニングして雷山ルート目指したいと思います(笑)

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

今日は本当にたくさんの貴重なお話をありがとうございました。最後になりますが聞きたかったことが・・。山田さんにとって「自転車」とは?

山:我が人生ですね(笑)

長:まさにBike is Lifeですね、本日はありがとうございました!

人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

自転車がつくる豊かな人生、そして循環型の自転車文化。山田さんのお話を伺って、何気なく毎日のように乗っていた自転車に対して、いろいろなことを考えさせられる貴重な機会となりました。これからのBike is Lifeの活動、そして今後、自転車と社会がどのような関係性を築いていけるのか目が離せないですね。福岡の街は自転車があるとほんとに便利ですし、みなさんも自転車のある暮らし始めてみませんか。

Bike is Lifeの新しいクラブハウスがオープンする西新の賃貸マンションの概要は以下になります。自転車のメンテナンスができる土間やDIY可能な壁もついた個性的な新築物件、福岡R不動産でもご紹介中ですのでご興味がある方は是非お問い合わせください。

「自転車と暮らすアパートメント・デュオフラッツ西新WEST」
2022年2月1日入居開始予定
福岡市早良区高取1-1-18
企画開発:株式会社フージャースコーポレーション

「Bike is Life Fukuoka Club house」1Fに2022年1月オープン予定

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人生を豊かにする自転車循環型の未来 Bike is Life 山田大五朗さん

【山田大五朗さんプロフィール】
福岡県生まれ、株式会社Bike is Life代表。17歳で自転車競技をスタート、21歳で渡仏、現地クラブチームに所属し2シーズンを走破し帰国後に25歳でプロ選手に。29歳でワールドカップに参戦、3年間連続で日本代表選手になった元マウンテンバイクライダー。2018年に株式会社Bike is Lifeを設立し、現在は自転車競技の普及や選手育成、オリジナル自転車の販売、サイクルツーリズムの推進等を通じて、自転車文化の発展や自転車循環利用型社会の構築を目指して事業活動を行う。

 

屋号

株式会社Bike is life

住所

・あさくらクラブハウス:福岡県朝倉郡筑前町弥永510

・福岡クラブハウス:福岡市早良区高取1-1-18デュオフラッツ西新WEST 1F
2022年1月オープン予定!!

備考

自転車と暮らすアパートメント
デュオフラッツ西新WESTへのお問い合わせはこちら