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TOP » その他 » イベント » 【大阪】笑顔が行き交う、陽気な音楽イベント　MEME（ミーム）/4月29日（祝）

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「こんにちは！いつもありがとう。」「来てくれたんやね〜。元気やった？」ここにくると、そんな会話がよく飛び交っている。

MEME（ミーム）は、ラテン・ブラジル・アフロビートなど南半球の音楽にフューチャーした音楽イベント。ライブやダンスパフォーマンス、DJを組み合わせた構成で、個人個人でDJ活動を行っている4名がメインとなって企画している。2011年にスタートしてから、約半年に1回のペースで行ってきた。2015年4月29日の開催で、7回目となる。

「今までにない音楽イベントを、大阪でやりたい！と思って、スタートしました。これまで10年程DJ活動を行う中で、数々のイベントに出演させていただいた経験を活かして、大阪に来たことのないバンドさんを呼びつつ発掘し、南半球の音楽を新しい角度でアプローチしたいなと。主催者もお客さんも、みんなで音楽を楽しめる場所にしたいと思っています。シンプルなことですが、これが難しくて面白いです。」と主催者の越後修一さん。

MEMEがこだわっているのは、デイイベント。夕方始まりで、電車で帰れる時間帯に終わるという、彼ら曰く、健康的なイベントだ。

「クラブは、深夜で朝までコース。というのがよくあるパターンで、それが当たり前になっている風土をなんとかしたいとずっと考えていたんです。もっと普通の時間帯に音楽を純粋に楽しめないかと。そうすれば、お客さんも気軽に来れるんじゃないかなって。そう、MEMEはクラブイベントではないんです。」

MEMEで流れている南半球の音楽は、とても陽気だ。明るいお国柄が音楽から伝わってくる。レコードから、現地の雰囲気をそのまま運んでくれるようだ。なんとなく、大阪人の気質に合ってるなあと感じるのは私だけだろうか。

ラテン音楽に魅せられ、中南米に何度も足を運ぶメンバーもいる。 「町では、”オラ！（やあ！）”と挨拶を交わしあうのが当たり前。町のどこにいっても音楽がかかっていて、音楽が生活や文化に染み付いていると感じます。みんな陽気で、人間関係の壁もあまりないです。カフェで隣の席になった人も会話がすぐ生まれて、年齢も関係なく仲良くなれる雰囲気があります。」と野邊あゆみさん。

MEMEの名称は、ミーム。人から人へ繋がる情報の単位を表すインターネットの用語だ。人と人を繋げたいという想いを、言葉通り表している。

「僕たちが作りたいのは、音楽を楽しむサロン。クラブでもライブハウスでもなく、音楽を介して、人と人が繋がり合える場所です。お客さん同士も交流しやすい雰囲気にしたいです。僕たちもホスト側として、お客さん全員と喋ることを心掛けています。みんなで楽しい時間を共有したいという想いが根本にあるので。雰囲気がいいねとよく言ってもらえるのは、MEMEの自慢です。」

お客さんも回を重ねるごとに増えている。お客さんにテキーラ一杯無料やお香のプレゼントを企画したことも。毎回恒例のmixCDを楽しみにしている人も多い。「採算度外視です。みんなが喜んでくれることをいつも考えています。」

「”今回も楽しかったよ！”と言ってもらえるように、毎回、アプローチする国を変えて、趣向を凝らしています。みんなを音楽で色んな国に連れて行けたらいいなと思います。音楽を楽しめる、入口になれば最高。とりあえず、気軽に、遊びにきて欲しいです！」