鎌倉市|ここにしかないコーヒー体験を提供する「27 COFFEE ROASTERS KAMAKURA」
ショップ情報
湘南辻堂に本店を構える「27 COFFEE ROASTERS」が、この3月に鎌倉にもお店をオープンしました。「27 COFFEE ROASTERS KAMAKURA(仮称)」にて、代表の葛西甲乙さんにお話を伺いました。
「27 COFFEE ROASTERS」は辻堂に本店を構える湘南のコーヒーロースター。なぜ、鎌倉にお店を出そうと思ったのでしょうか。葛西さんは「コーヒーロースターとして出発して25年。湘南らしい場所で新たな挑戦を始めてみたいと思い物件を探していました。辻堂の店は小さいので、もっと広い空間でコーヒー豆の焙煎から販売、カフェの機能までを集約させるような店をやってみたいと思っていたんです。」と、話してくれました。
鎌倉のこの店舗に行き着くまでには、鎌倉、逗子・葉山と様々な物件を検討していたそうです。焙煎機を置くためには天井高が必要で、広さだって重視したい。
鎌倉市小町のこの物件は、室内を内見したら広さや天井の高さは申し分なく、また目の前の道路を行き交う人々は、観光の方だけでなく鎌倉にお住まいの方も多いということが分かったのだそう。内見してすぐにこの場所での出店を決めました。
現在は実は仮オープン中。グランドオープンは焙煎機の到着に合わせて7月頃を予定しており、内装も一新されます。店名も現在は仮称で、グランドオープン時に店名変更の予定だそう。仮オープン中であるものの、売られている豆の種類は豊富で、辻堂の本店と同じようにテイスティングしてスタッフの方と豆について話しながら選ぶことができます。
「単にコーヒー豆を売るのではなく、そこに非日常感というか、エンターテインメント性を持たせたいと考えていて、店を始めた当時からこの販売スタイルは変えていません」とのこと。
鎌倉店では、特に若い方がふらっと立ち寄る機会も多いため、そういう方たちにも「コーヒー豆を選ぶ面白さ」を提供したいと考えています。
豆が並ぶ棚には、豆の特徴や味わいなどについて細かく記されたカードがあり、スタッフの方と会話をしながら豆を選びます。コーヒー豆を選ぶという体験を通してコミュニケーションが生まれ、自分だけでは選ばなかった豆と出会えたり、いままでなんとなく買っていた、選び方が分からなかった、という方も好みの豆に出会うことができます。味の好みや飲み方などを伝えて、おすすめしてもらうのもいいでしょう。
若いスタッフさんが多く、みなさん勉強熱心で自分の言葉で豆について話してくれるのが本当に楽しいのです。そして、豆を購入するとその場でサービスコーヒーを一杯提供してくれます。これもとても嬉しいサービスです。
「こういう販売方法は本当は効率が悪いのかもしれないですね。ですが、丁寧に。いろいろな方にもっとコーヒーの魅力を知ってもらいたい、というのがずっと変わらない気持ちとしてあるので」と葛西さん。
葛西さんは、コーヒーのバイヤー・ロースターとして自らホンジュラスのコーヒー農園に買付けに行きます。実は、コーヒーの買付けはほとんどの場合、大手のコーヒーチェーンや商社によるもので、個人のロースターが現地で直接買付けを行うのは珍しいことなのだそうです。というのも、購入の単位が全く違うので、小さな規模の店では自ら買付けできないのが現実なのです。
海外のコーヒーの文化や歴史的な背景が強い国と比べると、日本はまだまだそういった国々と対等に買付けることができていないと言います。葛西さんは、日本にコーヒーの文化をさらに広め、海外のバイヤーたちと対等に買付けができるようになることを目標としています。
「たまたまホンジュラスの素晴らしい農園と縁ができ、そこから農園と対等な立場で取引を行えるようになりました。5年前から自社単独でコンテナ1台での買付けを行っています。現在もホンジュラスの100あまりの生産者と関係を築き、いい豆を育ててもらってそれを適正な価格で仕入れる、本当の意味でのフェアトレードを実践するということをずっと続けています。」と葛西さん。コロナ禍でここ2年は買付けに行くことができなかったのですが、そろそろ買付けに行きたいと検討しているそうです。
適正価格で買付けた良い豆を売り、それをお客様に飲んでもらう。気に入ってくれてリピーターが増えれば店がよくなり、また良い豆を買付けることができる、という好循環を生む努力を惜しみません。そのために、お客様に「27 COFFEE ROASTERS」でしかできない体験とコーヒー豆を提供すること。そして、コーヒーと真摯に向き合う姿勢を曲げません。
ところで、お店のロゴマークそして店名の「27」にはどんな意味が?と聞いてみると、「ロゴマークはコンテナを表しています。これは開店当初の決意表明みたいなもので、コンテナで買付けられるまでに成長するぞという意味を持たせています。27は、実は僕のラッキーナンバーです。少年野球で初めてもらった背番号なんです。27番は当時だと補欠の番号なのですが、初心を忘れないという意味もあってラッキーナンバーとしています」と葛西さん。
「27 COFFEE ROASTERS KAMAKURA」は、小町通りから少し中に入った通り沿いにあります。駅からも近いので気軽に立ち寄りやすく、コーヒー豆の販売の他、カフェとして利用することもできます。
鎌倉市内には、他に「paso by 27 COFFEE ROASTER」という店名で坂ノ下の古民家を改修した店舗も営業中。辻堂の本店も含め、それぞれの店の雰囲気を楽しんでいただき、好みのコーヒー豆と出会ってみてください。
名称 | 27 COFFEE ROASTERS KAMAKURA(仮称) |
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業種 | コーヒー豆の販売、カフェ |
URL | |
住所 | 鎌倉市小町1丁目6-8 RIASCOビル 101 |
アクセス | JR横須賀線「鎌倉」駅徒歩2分 |
備考 | ※今後営業日時等の変更がある場合があります。詳しい営業日、営業時間は公式Instagramにてご確認ください。 ※グランドオープン時期7月予定 |
営業時間 | 10時~18時 |
定休日 | 火曜日 |