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山形おいしい山盛り旅 vol.4 /「鬼がらし」の「納豆中辛とごはん」

連載

2023.09.01

山形に移住して2年が経ちました。

移住してよかったことのひとつは、まちがいなく、「美味しいものがたくさんあること」。旬の野菜も果物も美味しいし、蕎麦やラーメンも美味しいし、ワインや日本酒も美味しいし、空気も美味しい。美味しいものがたくさんあるから、以前よりたくさん食べるようになりました。

そんな私が山形のおいしい山盛りごはんとのさらなる出会いを求めて町へ出かけます。

山形おいしい山盛り旅 vol.4 /「鬼がらし」の「納豆中辛とごはん」
納豆ラーメン中辛:850円(平日お昼はごはん無料)

山形おいしい山盛り旅、第4回目は「鬼がらし」の「納豆中辛とごはん」です。

「鬼がらし」は七日町にあるラーメン屋さんです。名前からして辛そうなお店ですが、辛くない/辛さ控えめなメニューもあります。「納豆中辛」は「納豆ラーメンの中辛」のことです。「味噌」「醤油」「塩」と言うように「納豆」と言います。辛さは、ノン/小辛/中辛/大辛/超辛から選べます。

納豆ラーメンはその名の通り納豆が主役の、山形らしいラーメンです。

具材はひきわり納豆、ニラ、長芋、めんま、ネギ、粉末海苔。さまざまな食感で一口一口を楽しませてくれます。スープはほどよい辛さで爽やかなコクと旨さを感じる味噌ベースのスープ。それらの具、スープ、麺が一致団結して絶妙な味わいを生み出しているのが、納豆ラーメンです。クセになり、何度でも食べたくなる、私にとって「日常」のラーメンです。

たっぷりの納豆とスープをれんげに掬って口に入れ、納豆を存分に味わってから食べ始めるのが私のルーティンです。納豆だけを(スープと共に)口いっぱいに頬張ると、なんとも幸せな気分に浸れます。食べ進めるうちに納豆とスープが混ざり合い、スープに少しとろみがでてきます。そうするとスープが麺や具とよく絡み、さらに味わい深くなっていきます。

平日のお昼時はごはんを無料でつけてくれます。ごはんとの相性は、言うまでもなく最高です。私はおかかふりかけをかけて、ふりかけごはんを少しスープの残ったれんげで食べるのが好きです。

お盆や年末年始に山形をしばらく離れた後、山形に帰ってきてまず食べたくなるのが、鬼がらしの納豆ラーメンです。納豆といえば、(ごはんではなく)ラーメンと言いたくなるくらい、納豆ラーメンは日常に欠かせない存在になっています。

山盛りを求めて旅を続けること早4回。「山盛り」は「おいしいごはん」であってこその「山盛り」。あーおいしいなーと心底思えるごはんをたらふく食べられた日は無条件に良い日です。

そんな日々を過ごすため、山盛り旅は続いていきます。

シリーズ・山形おいしい山盛り旅