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【連載】山形のぶどうとワインに恋焦がれ vol.4

連載

2024.05.17

2012年4月、東京から山形にUターン。「井の中の蛙になりたくない!」そんな思いで山形を出て、10年ぶりに山形に戻ってみると、そこは面白い人と面白いコトがたくさんある場所だった。そして、今、私はワイナリーの広報営業として、日々、ぶどうとワインと愉快な仲間たちに囲まれ生きている。そんな広報営業の畑とワイナリーの日常を、季節のお便りとしてお届けします。

みんなで収穫したぶどうで造ったワインで乾杯。
今月リリースのスパークリングワイン
「アロマティコ2023」をお披露目。

【連載】山形のぶどうとワインに恋焦がれ vol.4
4.12に山形駅前「マーキガルニ」で開催されたスペシャルコラボイベント。収穫に来てくれる皆さんとお店の皆さんと。

イベントシーズンインした4月も山形、東京、大阪と各地のイベントに参戦。本日ご紹介するのは地元である山形駅前にある洋食バル「マーキガルニ」さんと一緒に開催したスペシャルイベント。今回は、店長の相澤さんが収穫のお手伝いを開始してくれた2020年ビンテージから昨年のぶどうの2023年ビンテージまで計8種類のオススメのワインを持っていき、相澤さんにグレリパのワインに合わせたペアリング料理をご用意いただきました。

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まだリリースしていないワインから今月リリースのシードルまで計8種類。1番人気はオレンジワイン「ヌメロウノ2022」

このイベントでは、毎年収穫ボランティアに来てくれる常連さんから、グレリパ初めましてのお客さままでたくさんの方が来てくれて、たくさんの「美味しい!!」の声をいただきました。昨年収穫ボランティアに来てくれた皆さんには、自分たちが収穫したぶどうで造ったワインを1杯サービスさせていただいたのですが、収穫はガチの労働のため、当時の様子を思い出して、体験談をつまみに、美味しさもひとしおのようでした(笑)。

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2023年秋収穫ボランティアの皆さんと収穫後の集合写真(左)、デラウェア収穫中の店長の相澤さん(右)。

収穫醸造がある8月から11月中旬くらいまで、ワイナリーは一番活気があり、盛り上がる時期です。ただ、ぶどうの成熟具合は天候に大きく左右されるので、なかなか計画どおりにはいきません。そんな中、「明日、明後日収穫のお手伝いお願いしますー!!」という急な声掛けに対応してくれる方から、はるばる九州や関西からもお手伝いに来てくれる方まで、本当に皆様のご協力なくして私たちはこの時期を乗り越えられません。そんな感謝の想いも詰まったこちらのイベントは本当に感慨深い時間でした。ご参加いただいたみなさん、相澤さん、マーキガルニの皆さん、北庄武田酒店の齋藤さん、本当にありがとうございました!!是非今年も収穫お願いいたします。

自園約53ヘクタール、200トンを超えるぶどうの醸造。
ニュージーランドの大型ワイナリーでの醸造研修。

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とても綺麗に管理されているシャルドネの垣根畑。有機栽培のぶどうだが、病気がない。

3月中旬からは、ニュージーランド北島、ホークスベイの「Paritua」というワイナリーに醸造チーフの小野くんが研修に行っています。風が強い日が多く、若干乾燥している印象のニュージーランド。こちらのワイナリーは、ワイン産地の中心にあるワイナリーで、1シーズンで約200トン以上のぶどうを醸造するなど、グレープリパブリックの約2.5倍ものぶどうを醸造する大型ワイナリーです。

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日本ではなかなか見られない程の力強いぶどう。糖度が高いのに、酸もしっかりと残っている。

研修では、ステンレスタンクや樽、50を超えるタンクの発酵中のワインがあり、一つひとつ手作業で糖度や温度を測り発酵をチェック。シャルドネやソーヴィニヨンブラン、ピノノワール、メルロー、シラー、マルベック、カベルネフランやカベルネソーヴィニヨンといった様々なぶどうの日々の発酵の変化を確認。昨年研修に行ったスペインや日本のぶどうと比較することもでき、「ぶどうの力を最大限活かすには」「綺麗でクリーンなワインを造るにはどうすべきなのか」など、様々な選択肢を広げられる経験を得られたとのこと。収穫やイベントなどで小野くんに会った際は、是非研修の様子を聞いてみてくださいね!

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醸造チーフの小野くん(左)と「Paritua」ワイナリーの皆さん。和気あいあいでみんな仲良し。

穴掘りと苗木植え
フランス品種「グロ・マンサン」「ロモランタン」

4月になって、毎日がとても暖かくなった南陽市。4月は、剪定や誘引作業、水やりをしました。そして、フランス系品種「ロモランタン」「グロ・マンサン」の苗木植え。1つ1つ穴を掘り、そこに苗木を植えていくのですが、穴を掘るのも一苦労。「ぶどう畑って、誰かが1本1本ぶどうを植えてくれていたんだなぁ」としみじみ実感しながらの作業となりました。

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左:苗木を水に浸けて吸水させる / 真ん中:二人一組での苗木植え / 右:植え終わった「ロモランタン」
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開墾地の垣根畑「ガメイ」「サンジョベーゼ」「ネッビオーロ」「アルバリーニョ」「メルロー」の5種類が植えられている

2023年は、3ヘクタールの自園で全体収量の約7割がデラウェア、約3割がシャインマスカット、ナイアガラ、ネオマスカットで、少しだけアルバリーニョやメルロー、シャルドネを収穫しました。今年は、この開墾地のガメイやサンジョベーゼ、ネッビオーロなども収穫できる予定なので、またワインの味わいの幅も広がりそうでワクワクです。

さて、今月はフランスから研修生のマーティンがやってきます。ワーキングホリデーのビザを取得して、1年間グレリパで醸造栽培研修をする予定。また来月のお便りもお楽しみに♪

■マーキガルニ
https://www.instagram.com/marki.garni/
■北庄武田酒店
https://www.instagram.com/kitashou.takedasaketen/
■「Paritua」ワイナリー
https://paritua.com/