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台湾の最先端で福井の魅力を紹介! 新しい観光スタイル「微住」が展開中。

2018.11.24

台湾の最先端で福井の魅力を紹介! 新しい観光スタイル「微住」が展開中。

福井のみんなが笑顔のこの写真、どこで撮影されたと思いますか? タイトルで分かりますよね。そうです、台湾です!しかも台湾カルチャーの最先端を行く台北の「誠品生活」です!

台湾の最先端で福井の魅力を紹介! 新しい観光スタイル「微住」が展開中。
感度の高い台湾の若者が集まる「誠品生活」

誠品書店は台北で大人気のチェーン書店です。書店以外も扱う日本で言う百貨店のような店舗「誠品生活」も展開したいへんな人気を博しています。「アジアで最も優れた書店」に選ばれたこともある、台湾カルチャーの最先端を行くスポットです。なんと日本橋に出店が決定しました! 私は以前に福井のことを中国語と日本語で紹介した、『青花魚』という本を紹介しました。

知らないという方は、まずこちらをチェックしてくださいね。 ↓
台湾×福井 『青花魚』発刊!

今回はその『青花魚』を台湾で広く紹介するイベントのレポートです。 台湾まで取材に行ってきましたよ!

台湾の最先端で福井の魅力を紹介! 新しい観光スタイル「微住」が展開中。

写真(会場) 会場は誠品生活南西店の4階です。この秋にできたばかりのイベントスペースは通り抜けができるように作られています。 今回は『青花魚』という本と福井のことを広く知ってもらうためのイベントです。 会場には『青花魚』の取材で撮った写真が色々な形で展示されています。写真家である川島小鳥さんの作品で、雑誌には使われていないレアな写真も見られます。

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『青花魚』の編集メンバーが滞在拠点とした福井市東郷地区の佐々木さんの展示。
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福井で生まれ育った田中さんは、子どもの頃の写真や宿題まで展示!(笑)

『青花魚』ゆかりの人々が紹介されています。コーディネート・プロデュースを行った田中さんの私物も展示!作り手の顔や福井の様子をリアルに想像できます。

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大野の水や雑貨なども販売。アジアっぽいディスプレイが新鮮に感じます。

大野の水やマスキングテープなどの販売もあります。TSUGIさんの商品なども出張販売していて、多くの方が見ていました。 今回のイベントは展示だけではありません。11月9日にVIP(クリエイターや記者など)向けの交流会。10日には、トークイベントとおにぎり作りのワークショップ。11日にもトークイベントとグッズ制作ワークショップがあり、盛りだくさんでした。

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「微住」についてお話しする編集長のEvaさんとコーディネーターの田中さん。

9日の14時から編集長のEvaさんと田中さんのトークイベントが始まりました。テーマは「旅行後、定住前,我们在福井微住中(旅行以上定住未満、私達は福井に微住中)」。どうやってこの本ができたのか、そのストーリーや思いを語っています。

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北川さんのトークに、みなさん集中。

文化人類学の研究者で、大野で調査をしている北川真紀さんが「大野の水」に関する話をしてくださいました。地理や文化など多方面から大野の水のことについて分かりやすく解説され、皆さん聞き入っています。

さて、今回のメインイベントは「微住就是要跟當地人學做一頓料理。(微住するなら地元の人に料理を学ばなければ)」ということで、福井の食ワークショップです! 大野の水と東郷の新米、そして福井の食材でおにぎりを作っていきます。

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東郷の方々が、おにぎりに使われる食材や作り方を解説していきます。
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上庄里芋について解説するゲストハウス「Name Came Ono」の二見さん。
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慣れない手つきで、参加者がおそるおそる握ります。

おにぎりを握るという習慣がない台湾。参加者は、おそるおそる丁寧に握っていました。 参加者は、自分で握ったおにぎりや、里芋煮・味噌汁などを嬉しそうに頬張っていて、満足度がとても高いことがよく分かりました。

そして何と、このイベントをきっかけに「福井に行きたい」「福井についてもっと知りたい」という人が続々と生まれたのです。 では、何故、こんなにも関心を集められたのでしょうか? その理由はおそらく、福井に合った「微住」というスタイルを真っ直ぐに伝え、本物に触れてもらうことができたからではないでしょうか。

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『青花魚』の編集チーム、福井チーム、そして台湾の参加者のみなさん。

日本の都市はその街を紹介する時に、「いいところ」を紹介しがちです。 けれど今回は、そのままのものを紹介していて、東郷の人も大野の人も、ひとりの地元民として自然体でやってきました。 台湾の感度の高い人々は、もはや普通の観光では満足しません。人と人の関係が生まれる「微住」を求めていて、魅力に感じるのは「隙がある、懐の深い土地」であり「朴訥に生きる人々」なのです。

そして「微住」を生む地域として福井がやるべきことは、生まれた人と人の関係性を繋げ、さらに発展させることです。 今回のイベントを見た方から、次はここでイベントを……というお話があったり、具体的な微住受け入れ計画が進行中であったり、すでに動きは加速を始めています。

『青花魚』から始まった「微住」が大きなうねりを産むのは遠くないと感じさせられるイベントでした。 ぜひ、今後の展開にも注目していてください。(テキスト / 伊藤ゆか)

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