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古着店 one day store

2019.06.04

山形市七日町のシネマ通りに、新潟を拠点とする古着店「one day store」の山形店がオープンした。

古着店 one day store
商品はメンズがメイン。女性はオーバーサイズの着こなしやバッグやキャップなどのアイテムが楽しめる。

商品のラインナップは80〜90年代のユーズドやビンテージを中心に、Ralph Lauren.THE NORTH FACE.NIKE.NewBalanceなどのインポートアイテムや日本未発売のアイテムも取り扱っている。

常時スタッフがアメリカを中心に買い付けに行くので、定期的に新しい商品が入ってくる。トレンドを取り入れながら、普段使いしやすいアイテムをセレクトしているという。

取材時の5月末はTシャツの品揃えが豊富で、最近人気のHard Rock CafeやHARLEY-DAVIDSONのシリーズ、バンドTシャツなどがぎっしり並んでいた。

Tシャツの束をパタパタとめくっていく行為は、レコードを探るようであり、画集のページをめくるようであり、とても楽しい。Tシャツのほか、カラフルな柄物のシャツやスニーカー、キャップやウエストポーチなどのアイテムも揃っている。

古着店 one day store

「新潟のお店には山形から多くのお客さんに来ていただいているので、山形の人には親しみを持っていました」と、one day storeの吉野巨樹さんは話す。

山形市には古着屋が少なく、山形の中心地でお店をやってみたいという思いからシネマ通りを選んだという。

このエリアにはおしゃれな個人経営の商店や飲食店、カフェが多いことも決め手になった。オープンしてから1ヶ月、周辺のお店と交流するなかで、それぞれの店主が持つ街への思いやその店づくりから影響を受けることが多いそうだ。

「ゴールデンウィークには、帰省中の30〜40代のお客さんが多く来店してくださり、このエリアはかつて山形県中の服好きが集まるファッションスポットだったとうかがいました。そんな背景があるこの場所で、現代のかたちでファッションの楽しさを発信していきたいと改めて思いました」

古着店 one day store
4月から山形生活をスタートさせた吉野さん(右)と羽根田さん(左)。お客さんとのコミュニケーションからアットホームな雰囲気が伝わる。

埼玉出身の吉野さんはアパレル企業に就職し、東京、名古屋、新潟など転勤で全国を渡り歩いた後、新潟のone day storeに参画し、山形に移り住んだ。

地方でお店をするのはすごくおもしろいと吉野さんは話す。

「山形大学の学生や周辺の高校生のお客さんにたくさん来ていただいています。地方では都心に比べてお店の選択肢が少なく、特に思春期の頃は、ひとつの店の存在が価値観や嗜好の基盤に大きく影響することもあると思います。

お客さんがお店に通ってくれるようになって、ファッションにのめり込んでいく過程に携われることが嬉しいし、そして、お客さんとの関係を築いていくことが一番のやりがいです」

古着店 one day store

one day storeは正面がガラス張りで、外の通りからお店の奥まで見渡せる。真っ白なキューブの中にカラフルなシャツやポップなアートワークが目を引くTシャツが並んでいる。

古着屋といえば秘密基地のようにディープな世界観をイメージすることもあるが、one day storeはとてもまっすぐで明るい印象。古着ファンに限定しないように、古着に馴染みがない人でも気軽に入れるお店にしたいと吉野さんは話す。

「思いっきり好きな服を好きなように着るという、ファッションの楽しみ方を伝えていきたいです。

このエリアはおもしろい個人商店や飲食店が多いので、買い物して、食事して、コーヒーを飲んでという人の流れが、これからも活性化したらいいなと思っています。自分たちも地域を盛り上げるひとつの要素になれたら嬉しいです」

古着店 one day store

住所

山形県山形市七日町3丁目2-27

営業時間

12-20時

名称

one day store yamagata

URL

WEBSHOP(通販可)

https://onedaystore.official.ec/