甘酒専門店「AMAZAKE STAND」鎌倉市扇ガ谷にて
お店情報
2019年12月31日の大晦日、甘酒の専門店「AMAZAKE STAND(アマザケスタンド)」が鎌倉市扇ガ谷にオープンした。鎌倉駅から徒歩5分、鶴岡八幡宮への裏道としても知られる今小路沿いの小さな店だ。年末のオープンに向けて、忙しく準備を進めているオーナーの三橋さんと、小西さんにお話を伺った。
三橋さんも小西さんも、それぞれ別の仕事をしながらも、いつかは自分でカフェを経営したいという夢があったという。そして、やるなら鎌倉で!と思っていた。鎌倉は、観光地としての魅力もあるが、住んでいる人たちの、健康や美容、環境などへの意識の高さが感じられ、そんな場所でチャレンジしてみたいという気持ちがあったという。「もちろん、純粋に鎌倉が好きだという気持ちが強かったんですけどね」と二人は笑顔でふり返る。
鎌倉にお店を、と思ったらすぐに行動に移したという三橋さんと小西さん。すぐに鎌倉周辺に引っ越しをした。地域に溶け込みながら、店舗物件を探す日々が始まったが、まずは自分たちの作る甘酒の魅力を知ってもらいたい、と知り合いが経営しているカフェとコラボレーションして、ポップアップの店舗として活動を始めた。
若宮大路の「GOOD TABLE」(2019年11月に閉店)、御成町の「CHABAKKA」などが協力してくれ、コラボ商品を販売しポップアップ店舗での実績を積んだ。「この時に、本当に鎌倉の人たちに助けられたな、と感じたんです。お客様も、お店の方もみなさんが応援してくれて。本当に感謝しかないです」と語る。
そして、いくつかの店舗物件を内見して、現在の店舗に行く着く。この物件は、鎌倉R不動産が「続・奥に長く小商い」というタイトルで募集をしていた居ぬき物件。前の借主が培ってくれたこの場所での商売という土壌。そして、物件オーナーとの関係も受け継いで、スタートを切る。
「この物件との出会いも、知り合いの飲食店の常連の方がたまたま情報をもっていて、教えてくれたんです。」と物件との出会いにも鎌倉コミュニティの強さを実感した。
二人の店は、甘酒の専門店ということだが、なぜ甘酒を販売しようと思ったのか。実は、二人ともカフェをやりたいという漠然とした夢があったものの、何をウリにしたらいいのか、と悩んでいたという。
そんなときに、たまたま三橋さんは秋田の酒蔵に旅行に行ったのだが、そこで、日本酒を飲むつもりが、一緒に飲ませてもらった米麹の甘酒に衝撃を受けたという。「甘酒って、実は苦手だったんです。でも、この時に飲んだ甘酒が別格すぎて、これだ!ってすぐに小西に連絡したんです。」と三橋さん。その時、小西さんは京都に旅行中だったが、なんの因果か、小西さんも甘酒の魅力に開眼していたのだった。「京都のホテルの朝の静かなロビーで、甘酒をいただいたんです。環境のすばらしさもあってか、すごく美味しく感じたんですよ。そのときに、三橋から甘酒がやりたい!ってメールがきて。私もいいと思った。って笑」そこからは、二人で甘酒を使ったドリンクの試作研究を重ねた。
二人が作る甘酒ドリンクは、見た目にも可愛い。「甘酒というと、渋いイメージがあるのかもしれませんが、必須アミノ酸が豊富に含まれ、美容と健康にいい飲み物。もっと、若い人たちに気軽に飲んで欲しい、という想いもあって、私たちが作る甘酒ドリンクは見た目にもこだわっています。」
エスプーマという機械を使って作る甘酒クリームのトッピングや、季節のフルーツを混ぜたスムージー、コーヒーと割ったドリンクなども提供する。
「若い人たちに、まずは甘酒を知ってもらう。そこから、健康と美容のために飲んでもらうというのが理想です。」と語る。特に小西さんは、自身の経験からも甘酒の美容・健康効果を実感し、これなら自信を持って販売できると意気込む。
「AMAZAKE STAND」が提供する甘酒のコンセプトは、「美味しいだけの時代は終わり。新感覚!カラダが恋するエナジードリンク」だ。二人が提供する甘酒ドリンクをぜひ、味わっていただきたい。
名称 | AMAZAKE STAND(アマザケスタンド) |
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業種 | 甘酒飲料専門店(テイクアウト) |
URL | |
住所 | 鎌倉市扇ガ谷一丁目8-10 |
営業時間 | 10時~18時(2019年12月31日オープン・オープン当日は営業時間15時~深夜1時まで) |
定休日 | 不定休 |
アクセス | JR横須賀線「鎌倉」駅より徒歩5分 |