大磯の地元の野菜と魚を味わう、和食店「拙宅」
ショップ情報
JR大磯駅から徒歩6分、海の方向へ少し歩いた住宅街の中に、ひっそりと佇む古い民家があります。昭和の時代の平屋の民家を改修した和食店「拙宅(せったく)」。店主の松村さんと、パティシエ兼サービスの奥様のお二人で営む小さなお店で、大磯の地物の野菜と魚にこだわったメニューが自慢です。お店のオープンは2024年6月1日を予定していますが、一足先にお話を伺ってきました。
店主の松村さんは東京都出身。数軒の野菜料理のレストランで経験を積み、その後フリーの料理人となって「湯河原惣湯」の料理長としても活躍されていました。そんな松村さんが、自分の店を持ちたいと思うきっかけとなったのが、大磯町で「uramichi FARM」という農園との出会いだったそうです。「uramichi FARM」の野菜は農薬や化学肥料を使わずに育てられており、大磯の土地が本来持つ大地のちからを存分に感じられる野菜です。それらの野菜を直接仕入れることによって、市場ではなかなか目にすることのできない野菜も手に入れることができ、その時期の旬の食材と、野菜の面白さにも巡り合うことができます。
また、魚は大磯の個人の魚屋さんから仕入れます。日によっては希望の魚が手に入らないこともありますが、それは自然の摂理。その日に仕入れた最高の食材を使い、腕を振るいます。
大磯の野菜と魚。これらの食材との出会いや、ひととの出会いが大磯に店を持つことを決めた大きな理由でしたが、物件については、大磯で探し始めてから割とすぐにいいと思える物件と運よく出会えたといいます。鎌倉R不動産で「時をかけるコタツ」というタイトルで募集していた、ほとんど手つかずのままになっていた平屋の古民家です。
改修は必要なものの、ポテンシャルを感じてすぐに申込み、引き渡しから工事を行ってお店のかたちを整えていきました。
内装は、天井の小屋裏を見せるスタイルで、梁も現しにして空間を広く見せています。キッチンなどは、もともと設備があった場所から移動させることはせず、飲食店として必要な設備に更新しました。外壁についても、もともとは一部赤いトタンのような外壁でしたが、シックで古民家らしい外壁に仕上げ直しました。入口付近にあったコタツは残念ながら撤去してしまいましたが、と松村さん。
もともと、西湘エリアに住んでいたご夫婦ですが、現在は大磯の店にも近い場所にと、隣のまちに引越しをされました。1歳のお子さんがいるということですが、近所のおじいちゃんもとても優しく、ひとが温かいまちだなと日頃からよく思うそうです。
また、大磯は徒歩で散策するのがとても面白く、小さな飲食店、パン屋やコーヒー店などが点在していて、歩いてめぐるのがとても楽しいのだそう。松村さんも、これからもっと近所の店にも詳しくなりたいと思っているそうです。
「拙宅」の営業時間は昼のみ。夜の営業はしないのですか?と聞くと、松村さんご自身はお子さんがいることもあって、夜は家族と過ごしたいと思うし、夜に飲みに行くという習慣があまりないのだそうです。松村さんご自身が行きたいと思える店をつくりたいと考え、ランチのみの営業スタイルとなりました。
店名の「拙宅」には、自宅にお招きして、ゆっくりとお食事を楽しんでもらうという、コンセプトが込められています。ぜひ、いつもより少しだけ贅沢で、特別な時間を大磯の「拙宅」で過ごしてみてください。
※オープンは2024年6月1日を予定しています。
※詳しいご予約方法やメニューについてはお店のInstagramをご覧ください。
名称 | 拙宅(せったく) |
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業種 | 和食店 |
URL | |
住所 | 神奈川県中郡大磯町大磯1622 |
定休日 | 日曜・月曜 |
アクセス | JR東海道本線「大磯」駅 徒歩10分 |
備考 | 営業時間等詳細はお店のInstagramにてご確認ください。 |
営業時間 | 11:30-15:00(L.O.14:00) |