real local 湘南湘南で働くということー面白法人カヤック 石原 愛子さんー - reallocal|移住やローカルまちづくりに興味がある人のためのサイト【インタビュー】

湘南で働くということー面白法人カヤック 石原 愛子さんー

インタビュー

2023.12.10

海や山の豊かな自然に話題のお店など観光を「楽しむまち」であり、その環境に惹かれ「住むまち」として住居を構える方も多い湘南エリア。ではそこを「働くまち」として選んだ方々は一体何に惹かれ、何を思っているのでしょうか。
今回は鎌倉に本社を構える面白法人カヤック社員であり、独身時代から、結婚、子育て とライフステージを変えながら、鎌倉で働かれている石原 愛子さんにお話を伺いました。

湘南で働くということー面白法人カヤック 石原 愛子さんー
鎌倉に本社がある「面白法人カヤック」社員、石原 愛子さん

「ここで働きたい」と強く思った

地元は栃木なんですが、転職の際に東京のカフェで働きたいなと思って色んなところを見たんです。でも東京はいいお店はたくさんあったんですけど、なにか生活するイメージができなくて。そんな時にたまたま遊びで鎌倉に訪れた際に「bowls」というお店に出会って、ここで働きたい!と思ったんです。鎌倉には知り合いも誰もいなかったんですが、運営会社である面白法人カヤックのことも知るうちに、この会社で働きたいと強く思うようになりました。でも、最初は落とされたんです。(笑)それでも、どうしても諦められなくて。粘って粘って。最終的に鎌倉の店舗は人がいっぱいということで、辻堂の店舗で働くことになりました。

始めは、辻堂に住んでいたんですが、鎌倉の店舗に1年後くらいに空きが出て。周りのサポートもあり、希望していた鎌倉の「bowls」の店舗に移ることになりました。しばらく辻堂から通っていたんですが、夜遅くなることも多かったので、住居も鎌倉へ移しました。その後、「まちの社員食堂」の店長を務めて、同じカヤックで働く彼と結婚、出産。子育てのために店は離れましたが、現在もカヤックの社員として鎌倉で働いています。

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まちの社員食堂

働く中で感じた鎌倉の面白い二面性

田舎育ちだったので、最初は、鎌倉って都会だなと感じていました。でも「まちの社員食堂」で働き出してから、 地元の方や、このエリアで働いている方など、観光ではなく日常的に来てくれる方へと客層がガラッと変わったんです。そこで改めて、このエリアにいる方は前向きでいて、地域のことを自分のこととして捉えている方が多いなと感じました。観光としてのまち、地元の方に愛されるまち。鎌倉はその両面を持っている面白いまちだなと思います。

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まちの社員食堂外観

店を盛り上げるのではなく、まちを盛り上げる

仕事柄、地域の飲食店さんとお仕事をさせてもらう機会が多かったんですが、飲食店さん同士、本当に仲がいいんです。横の繋がりが強いんですよね。「まちの社員食堂」では地元のお店が週替わりでランチを出していくシステムがあったんですが、出店された飲食店さんが他のお店を紹介してくれることも多くありました。
他の地域のスタッフに聞くと、地域のお店同士はお互いライバルだから繋がりが少ないという話も聞きますが、鎌倉では仲間として一緒にまちを盛り上げようという方が多いように思います。何十年もやられている昔ながらのお店が、新しいイベントに参加されることも多いんです。昔からのお店も、新しいお店も開けていて、まちに貢献しようとされているのを感じています。

多様な人と人との繋がりが生まれる

湘南で働くということー面白法人カヤック 石原 愛子さんー
鎌倉は、お店同士だけではなくて、人と人との繋がりも豊かだなと思っています。きっと他の地域に住んでいたら、 もうちょっと子育てもしにくかったかもしれません。移住されてきた方も多いからか、オープンなマインドの人が多く、いろんな情報をみんなで共有し合おうとか、そんな、人の繋がりを大事にしている方が多いと感じています。
鎌倉市主催のベビーヨガみたいなイベントを開催することも多くて、育休中も楽しかったです。新しい、安心できる繋がりができやすいまちだなと感じています。何かすでに固まっていて入りづらいとかではなくて、いろんな集まりが多数あって、そこから新たな繋がりが生まれていくイメージですね。夫も私もお互い独身時代から鎌倉に住んでいて、そのまま結婚して子供ができて鎌倉にいます。そんな、いろんなタイプの方がいい意味でごっちゃになって仲良くなっているので、改めてとても面白いまちだなと思っています。

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息子さんを連れて海へ遊びに訪れることも多いそう

独身時代から結婚、子育てまで、ライフステージの変化を鎌倉で過ごしてきた石原さん。
様々な繋がりがあり、色んな人を仲間として受け止めてくれる鎌倉は「働くまち」としても過ごしやすいのかもしれません。

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石原 愛子さんとそのご家族

(インタビュー/写真 山中菜摘)