古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!
みなさん2025年9月から放送されているNHK連続テレビ小説「ばけばけ」はご覧になっているでしょうか。
この作品は、『怪談』で知られる作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語です。海外出身ながら明治時代に日本各地の怪談を記録し、「耳なし芳一」「雪女」などを世に広めた人物として知られています。
そして、そんな八雲に重なるような活動をしているのが、福井在住の妖怪絵師・マットマイヤーさんです。
実は福井には、妖怪や奇談にまつわる話が数多く残されている地域でもあります。
マットさんが描く妖怪は、ただの空想ではありません。
もとになっているのは、地元に伝わる古文書。
しかし、そこに記された内容は複雑なくずし字で書かれ、現代の日本人では簡単には読み解けないものばかりです。
その古文書を現代語に訳しているのが、福井県文書館の長野栄俊さんです。
くずし字で記された物語は、読み解く人がいなければ永遠に閉ざされたままです。
長野さんが解読した物語をもとに、マットさんが妖怪の姿を描き下ろし、現代に蘇らせています。
マットさん達は、福井に残る古文書の中から、福井の人々にさえ知られていない奇談を発見・抽出し、それらを歴史的・文化的な価値のある「物語」として広く発信しようとしています。
そのために立ち上げられたのが、現代語訳と妖怪絵師による描き下ろしイラストを収録した“福井の奇談集”を出版するためにクラウドファンディングを実施中です。

伝統工芸品の返礼品
さらに、福井県は、和紙、漆器、和蝋燭などの伝統工芸が受け継がれる土地でもあります。
今回の返礼品には、そうした地元の職人とコラボレーションした特別なアイテムも多数用意されています。






===
このプロジェクトが福井で立ち上がった背景には、「語りの記録を読み解く人」と「物語を絵として甦らせる人」の土壌がそろっている――という必然があります。
その地域に眠る物語が、いま新たなかたちで息を吹き返そうとしています。
ぜひプロジェクトへの応援とご支援をお願いします!














