real local 福井古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト! - reallocal|移住やローカルまちづくりに興味がある人のためのサイト【クラファン】

古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!

クラファン
2025.11.10

みなさん2025年9月から放送されているNHK連続テレビ小説「ばけばけ」はご覧になっているでしょうか。

この作品は、『怪談』で知られる作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語です。海外出身ながら明治時代に日本各地の怪談を記録し、「耳なし芳一」「雪女」などを世に広めた人物として知られています。
そして、そんな八雲に重なるような活動をしているのが、福井在住の妖怪絵師・マットマイヤーさんです。

実は福井には、妖怪や奇談にまつわる話が数多く残されている地域でもあります。
マットさんが描く妖怪は、ただの空想ではありません。
もとになっているのは、地元に伝わる古文書。
しかし、そこに記された内容は複雑なくずし字で書かれ、現代の日本人では簡単には読み解けないものばかりです。
その古文書を現代語に訳しているのが、福井県文書館の長野栄俊さんです。

くずし字で記された物語は、読み解く人がいなければ永遠に閉ざされたままです。
長野さんが解読した物語をもとに、マットさんが妖怪の姿を描き下ろし、現代に蘇らせています。

マットさん達は、福井に残る古文書の中から、福井の人々にさえ知られていない奇談を発見・抽出し、それらを歴史的・文化的な価値のある「物語」として広く発信しようとしています。
そのために立ち上げられたのが、現代語訳と妖怪絵師による描き下ろしイラストを収録した“福井の奇談集”を出版するためにクラウドファンディングを実施中です。

古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!
※本プロジェクトで扱う「奇談」とは、“奇妙で不思議な出来事”を記した物語のことを指します。妖怪や幽霊、怪異現象など、当時の人々が経験したり、聞き伝えたりした話が文章として残されたものです。

 

伝統工芸品の返礼品

さらに、福井県は、和紙、漆器、和蝋燭などの伝統工芸が受け継がれる土地でもあります。
今回の返礼品には、そうした地元の職人とコラボレーションした特別なアイテムも多数用意されています。

古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!
【越前和紙】表紙が漆和紙でできている豪華アートブック。中には厳選された妖怪が10点和紙に印刷されている

古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!

古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!
【越前和紙】護符のようなデザインをほどこしつつ妖怪のエンボス加工をしたもの
古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!
【越前和紙】妖怪アートをカラーで印刷した、B5サイズの和紙アートペーパー
古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!
【越前漆器】漆黒の皿の上に、月夜の神社で遊ぶ化け猫の妖怪たちを描いた一枚
古文書に眠る妖怪を、現代語訳とイラストで蘇らせるプロジェクト!
【越前和蝋燭】5体の妖怪を描いた和蝋燭が入っており、専用の燭台とともに、特製の箱に収められている

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このプロジェクトが福井で立ち上がった背景には、「語りの記録を読み解く人」と「物語を絵として甦らせる人」の土壌がそろっている――という必然があります。
その地域に眠る物語が、いま新たなかたちで息を吹き返そうとしています。

ぜひプロジェクトへの応援とご支援をお願いします!

URL

https://readyfor.jp/projects/kidanpjyokai