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日常にそばにあって欲しい水辺|狭山池という名のオアシス 

地域情報
2026.01.20

山育ちの私は、水辺に住むことへの憧れがずっとあります。 

思い返せば、実家を出てからこれまで、ずっと水辺の近くに住んできました。 

大学生時代は京都の鴨川の近くに。早朝にはラジオ体操をしている人がいたり、夕日を背にトランペットを吹いている人がいたり。鴨川の自由な雰囲気が大好きでした。就職してからは大阪市西区へ。土佐堀川沿いをよく散歩し、夜の煌びやかな景色を楽しみました。結婚してからは都島区に移り、大川沿いを自転車で通勤していた日々も、今では良い思い出です。 

子どもが生まれたことを機に、地元の南河内へ引っ越しました。「ここには散歩できる水辺はある?」引っ越してまず探しました。すると――他の地域にも引けを取らない水辺が、南河内にもありました。  

南河内のオアシス「狭山池」 

日常にそばにあって欲しい水辺|狭山池という名のオアシス 
北側から見た狭山池の全景。

大阪の南の方、大阪狭山市には市民に広く愛される「狭山池」があります。春には桜、秋には紅葉、冬には木々がイルミネーションされ、正月には自作した釣竿の凧揚げをしているおっちゃんがいます。ここ数年は、PL花火が開催されていた8月1日に合わせて、花火が上がるようにもなりました。 

池の周りには遊歩道が整備され、犬の散歩をする人、子どもと公園で遊ぶ家族連れなど、思い思いに過ごす人たちの姿があります。 

ただ池があるだけなのに、自然と人が集まってくる。水面がキラキラと光り、時間がゆっくり流れていくような感覚があって、とても癒されます。 

狭山池から歩いて15分ほどのマンションに引っ越した私たち家族は、本当に狭山池にはお世話になりました。子どもと公園に行ったり、ピクニックをしたり、時には一人でウォーキングをしたり。4月末に行われる狭山池祭りに行ったり、防災フェスタで消防車を見に行ったりもしました。いつしか狭山池は、我が子の成長と切り離せない存在になっていました。 

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この日は日曜日の午前中。たくさんの人が散歩しています。

生きた遺跡の狭山池 

実は狭山池は、約1400年前に築かれた、現存する日本最古のため池。 

1400年前と言われてもピンときませんが、「古事記」や「日本書紀」にも登場するほど、歴史の深い池なのだそうです。 

過去には競艇場として使われていたり、遊園地があったりと、時代とともに姿を変えながら、地元の人々に親しまれてきました。現在のように池の周りに遊歩道が整備されたのは比較的最近のこと。1982年の洪水被害をきっかけに行われた、平成の大改修(1988~2001年)を経て、より地域に開かれた池へと生まれ変わりました。 

そして、その改修と併せて計画されたのが「狭山池博物館」。日本を代表する建築家・安藤忠雄の設計です。 

これぞ安藤忠雄建築!デザインの中に水を取り入れた水庭がステキ。 

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狭山池から直接アクセスできる狭山池博物館。

安藤忠雄が設計する建築では時々水をデザインに取り入れますが、ここ狭山池博物館もその一つ。遊歩道から続く道を行き階段を降りると、大きな水庭があり屋根上から水結構な勢いで流れています。狭山池博物館の公式インスタグラムでは”滝設備”と呼ばれている水のトンネルのような通路を通り抜けようやく館内へ入ります。(~2026年8月ごろまで休館中なので写真がありません……残念) 

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館内に移設した堤体の断面。

館内でまず目を引くのが、巨大な堤。高さ15m、幅約60mもあり、圧倒される迫力です。池から移設されたものだというから驚き。以前訪れた際に唯一撮っていた写真がこれですが、強烈なインパクトでした。狭山池に来たら、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。  

狭山池ビューを楽しみながらコーヒーブレイク 

日常にそばにあって欲しい水辺|狭山池という名のオアシス 
「yamao」さんの店内からは狭山池が望めます。

さて、そんな狭山池で、最近の我が家のお気に入りの過ごし方が、新しくできた「yamao」さんのカフェでモーニングをすること。 

狭山池を眺めながらゆっくりコーヒーをいただく時間は、とても贅沢です。 

ちなみに「yamao」さんは、大阪狭山市のお隣・富田林市に複数店舗を構える、地元で人気のケーキ屋さん。看板メニューのガナッシュケーキもおすすめです。 

日常にそばにあって欲しい水辺|狭山池という名のオアシス 
贅沢モーニングセットを頼みました。

お店の横には野菜の直売所もあり、そこでみかんをゲットしてホクホク顔で帰りました。 

狭山池、わざわざ足を運ぶ価値があります。 

南河内にあるオアシスへ、ぜひ癒されに来てください。