real local 山形ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園 | reallocal|移住やローカルまちづくりに興味がある人のためのサイト【地域情報】

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

地域情報
2026.06.17

 昼間の太陽光線が身体にこたえる季節です。それでも、公園に行ってダルマ自転車に乗りたい!じゃあどうすればいい?涼しい早朝に行けばいいじゃない!

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

 朝5時半。眠い目をこすりながら、パジャマのままで、ダルマ自転車を引っ張りながら家を出ます。そして向かったのは、山形市の東、西蔵王のふもと、まさしく東北芸術工科大学のお膝元に位置する「芸工大前公園」です。

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

 街灯はまだついていますが、外はすっかり明るいし、スズメたちはもう元気に活動中。もっと元気なのが、蚊。芸工大前公園の全体をのんきに眺めているほんのわずかな時間に、足を何カ所も刺されました。虫除けスプレーを準備していたのに、身体にスプレーをふりかけるのを忘れたのです。寝ぼけていました。それに、除草作業が始まる直前で、公園全体が草の生い茂った蚊のパラダイスでした。憎たらしいなあ、蚊。

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

 芸工大前公園は、勾配のある地形をうまく利用して造られた、東西に伸びる縦長の大きな公園。その中を南北に横切る道路が2本走り、全体が3区画に分割されています。下に行けば行くほど傾斜が緩いわけですから、一番下の区画がグラウンドになっていて、そこでのみダルマ自転車を楽しめます。近所の子どもたちの日常的な遊び場になっていることは、キレイで砂利が浮いていないグラウンドの感触からわかります。

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

 そして、なかなかの急勾配を登った先の区画は、ちょっとした散歩コース。

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

今は水が流れていないものの、水路もつくられています。その水路の脇に並べられた数々の岩を見てちょっとびっくり。いろいろな形の陶器のお皿が埋め込まれているのです。なんとまあ手の込んだ造り。これは近所の芸工大、あるいは、平清水を意識したデザインなのでしょうか。小洒落た小径となっています。水が流れているところも見てみたいと思ったけれど、蚊が大発生しそうだからやっぱり見なくていいな、と一瞬で心変わりしました。

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

 芸工大前公園で早朝の爽やかな空気を胸に吸い込んで、すっかり目も覚めたころには、蚊に刺された足がかゆくてたまりませんでした。が、虫に刺されたことを差し引いても、早朝の公園でしか得られない充実感は値打ちがありますね。1日のいいスタート、それは朝の公園から!いつ、どこの公園に行くにしても、虫除けスプレーを忘れないようにしたいものです。

それではまた、次の公園で逢いましょう!

=== Park Information ===

ダルマ自転車がゆく! 第8回 @ 芸工大前公園

山形市〈 芸工大前公園 〉

「芸工大前公園」というくらいであるから、その名前を聞けば「ああ、東北芸術工科大学の前あたりにある公園なのだろう」と予想がつくが、実際まさにそのとおりに芸工大の真正面あたりに位置している。道路2本によって貫通され3区画にわたるという広大さと、山の裾野らしい勾配とがある。この公園に立って東を向けば、芸工大の姿を仰ぎ見ることとなり、さらにはその背後にある山々の姿をも仰ぎ見ることとなる。そのとき、芸工大のこの三角屋根をした建築物の意匠の意味もなんとなくわかってくるような気がする。
この公園には石碑があり、由来が記されているので、その碑文を以下に引用しておく。

“本地区はJR山形駅の南東約三キロメートルに位置し、南は一級河川馬立川、東は市道東北芸術工科大学正門線、西は市道中桜田線、北は一級河川瀧山川と主要地方道路山形永野線に隣接する約四〇.四haの区域である。また、山形市南東部外縁に残された数少ない開発可能地で地区の大半は農地であった。東北芸術工科大学の開学を初め周辺の急激な市街化に伴いスプロール化を防止し、良好な市街化を形成するという理想の基に地権者が一致団結し、平成八年十二月二十四日市街化区域編入を決定し、平成十年四月十日土地区画整理組合設立認可を受けた。平成十年四月十九日総会を開催し、山形市芸工大前土地区画整理組合を設立した。「芸術文化の香りある街」を掲げ、恵まれた自然環境を活かした安全性、利便性、快適性に優れた住居系市街地の形成を図るため、地区計画を導入し、道路、近隣公園等の公共施設を計画的に整備し、組合員の協力を得て、ここに事業が完成したものである。”

わたしたちが今こうしてダルマ自転車とともにこの公園でゆたかな時間をゆっくりと味わえるのも、こうした理想を抱いて活動くださった先人たちのおかげである。ありがとうございます。(那須ミノル)

 

写真:佐藤鈴華(STROBELIGHT