real local 鹿児島青い火口湖への誘い - reallocal|移住やローカルまちづくりに興味がある人のためのサイト【地域情報】

青い火口湖への誘い

初心者でも楽しめる、大浪池トレッキングコース

2017.03.16

「霧島リトリートマップ」にご興味ある方、こちらの山の記事もご覧下さい!

まずはこの写真をご覧ください。

青い火口湖への誘い
陶磁器のようなとろみのあるブルー。

どうです、このとろりとしたコバルトブルー。

先日、僕らR不動産のスタッフが編集を行って完成した、鹿児島県霧島市を満喫してもらうための地図「霧島リトリートマップ」。

そこでも書きましたが、まず霧島の魅力は何と言っても雄大な自然。春の兆しが見え始めた今日このごろ、これから暖かくなる季節、是非体験して欲しい山のアクティビティーが大浪池トレッキング。

1400m級の山が連なる霧島連山は、百名山にも選ばれている登山の名所。登山ファンならばご存知かと思いますが、今回はそうでない方にもその魅力を知ってもらうきっかけに、おすすめのコースをご紹介します。

それがこの「大浪池」に向かう登山ルート。緑に囲まれたこの湖は、大昔の噴火口の跡に水がたまってできた火口湖で、この山そのものの名前にもなっています。こんな幻想的な光景が、なんと道路沿いの登山口からおよそ40分の登山で拝めるんです。

青い火口湖への誘い
いざ、出発! 木の香りをいっぱいに吸い込みながら尾根を目指します。(夏のときの様子です)

登山口までは、霧島市中心市街地から車で1時間弱。国道1号沿いにある「大浪池登山口」のバス停を目印に、いざ登山開始!登山口から尾根までの道は、石段がしっかりと整備されています。力いっぱい登山の準備をしなくて良く、気軽に登れるのが嬉しいところ。

ちなみに、霧島での登山の際はガイドを依頼するのが断然おすすめ。予約時には、山へ向かうための準備もアドバイスしてもらえるし、尾根までのわずか40分の道のりでも、木の種類や鳥の声など折に触れ解説してくださるので、何倍も楽しめます。霧島ではたくさんのガイド団体が活動されていますが、このときは霧島ジオパークでガイドをお願いしました。

青い火口湖への誘い
岩の斜面を超えると、青い湖と緑の森の鮮やかなコントラスト。

1時間弱の道のりと言えども、さすがにだいぶ疲れてきたなあ……と思い始めたちょうどそのとき、岩の向こうから突如現れた湖に思わず「うわぁ」という声を上げてしまうこと受け合いです。本当に青い。あまりに神秘的なその光景に、一眼レフを置いてきたことを後悔。これだけの登り時間なら装備も軽くて大丈夫なので、ぜひ、お手持ちの中でいちばん良いカメラを持って行ってください。

岩に腰かけてのんびりしていると、風と共に、レースみたいな雲の影が水の上を滑っていくのが見えます。表情が次々変わる湖面を見ていると、時間を忘れてしまいそう。

青い火口湖への誘い
大浪池の尾根には、こんな絶景ポイントが複数あります。

このあと火口湖を1周するのもおすすめです。約40分。湖を囲む尾根沿いにしばらく歩いていくと、ふいにサッと視界が開けるポイントが。眼下に広がるのは、隣り合う山々、その下には広々とした平野、その先の錦江湾。天気が良ければ桜島までがクリアに見渡せます。

青い火口湖への誘い
大浪池に居ながらお隣の韓国岳をバックに写真撮影できるこのスポットも個人的におすすめ。

そして皆さん、山を降りたら向かう先は、そうです、霧島と言えば温泉へGO。

山に登ったこの程よい疲労感の中で入る温泉が、また格別に気持ちいい。そのためにもご紹介したかった大浪池トレッキング。次に霧島を訪れるときは、同じ霧島連山の高千穂峰や韓国岳(大浪池は1411m、高千穂峰は1574m、韓国岳は1700m)に挑戦してみるのも良いかも。

湯船に浸かって疲れた体をゆっくり休めた後は、滋養の深い食でリトリート。もちろん「KIRISHIMA RETREAT MAP」にお店の情報もたくさん載っています。

青い火口湖への誘い
こちらは、韓国岳から朝日を眺めたところです。(写真提供=霧島市)

霧島の山々を楽しむための情報はこちらにも
霧島山フィールドマップ
霧島の山々 山情報、トレッキングマップダウンロード
霧島たびびと案内板 霧島市内の観光ガイド団体を紹介

 【関連記事】
KIRISHIMA RETREAT MAPできました
霧島市でリトリートのススメ
霧島温泉ガイド 妙見・安楽温泉郷エリア
車で巡る、私の霧島案内

青い火口湖への誘い