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葉山で暮らすように遊びに来てほしい。

ガラスの作業場&展示スペース MARu

2014.12.09

葉山で暮らすように遊びに来てほしい。

一歩中に入るとセンスの良さがあふれる気持ちの良い展示スペース

静かな葉山町一色という地に10月、「MARu」というガラス作品のギャラリーがオープンした。こちらのオーナーは、マエダカオリさん。

ヨーロッパ各地を旅して、生まれ故郷である葉山に自分の作業場&展示スペースを設けた。

葉山で暮らすように遊びに来てほしい。
作業場も見せていただけた。こちらを使って、ガラス作りの体験もできる

「MARu」では吹きガラスと酸素バーナーで器、ジュエリー、アート作品を制作しており、展示してある素敵な作品は購入も可能。毎月第4土日を中心に開催されるオープンギャラリーでは、ソフトガラスを使って簡単なアクセサリー作りも体験できる。

次回は12月の13.14.15日に開催され、様々なカタチやサイズのモノを並べる”ガラスのボウルイロイロ”展+Specialワークショップ” 飴でオーナメントを作ろう “を開催予定。ワークショップはニューヨークなどで特殊な飴をガラスのように加工するワークショップを行っている現代アーティスト大谷由佳さんを講師に招く。

イベントの詳細はこちら→12月13日(土)~12日15日(月)”ガラスのボウルイロイロ”展

葉山で暮らすように遊びに来てほしい。

マエダさんのガラス作家としてのスタートは、習い事で行ったガラス教室だったという。その体験からガラスに魅せられ、「どんな暮らしの中からこのガラスが生まれるのか見てみたい」という想いから単身北欧に渡り、デンマークやイギリスのガラス工房で働いた。

日本に帰ってきてからもアーティストとして支援を受けながら数年間、工芸館等で作家活動を行っていた。

葉山で暮らすように遊びに来てほしい。
展示スペースに展示してある、マエダさんのアーティスト活動での作品。すべてガラスで作られているという

そうしている内にふと自分の作業場を作ろうと思った。
「北欧でもどこでもよかった。でもなんとなく生まれ育った海のそばに、自分の場を持ちたいと思った」

それから葉山に戻ってきて、色んな偶然があってこの平屋に出会った。
見るからに素敵なギャラリースペースだが、これら全て、古いお家を自分の手で約半年かけてDIYで改装したという。
「雑誌に載っているような素敵なアトリエを作るようなお金はなかった。それで仕方なく自分で作ったという感じ」

DIYを行った時の写真はこちら。

ガラスでモノをつくる、作業場をもちたい! 全く経験のないDIY、PCを教科書代わりに、女子一人、苦心賛嘆5ヶ月、”MARu”の完成までの様子

葉山で暮らすように遊びに来てほしい。
ひとりで作り上げたというスペースの様子。右下は作業スペースのドアで、ワークショップ中にお子さんが遊べるようにと黒板になっている

全くの素人ながら1から全てパソコンで調べながらの作業。古いお家を改装するというものは一筋縄ではいかなかったという。

雑誌に載っているような真っ白なギャラリーに憧れを持っていたが、オーナーさんと話をして、信頼関係を作りながら作業していく内に、現在の形に落ち着いた。物件のもつ元々の魅力に気付かされ、自分の好き勝手にやるのが改装じゃないと気づき、それからは、作業もとても楽になったそう。

多大な苦労の末、10月に自分の作業場&展示スペースができた。
「自分の場があるのってすごい。様々な人を迎えられて出会う事ができる。」

葉山で暮らすように遊びに来てほしい。
マエダカオリさん。作品やスペースについても、とても丁寧に話してくれた

月一回のオープンスタジオでは、ガラスの玉を作ってみることもできる。また、ワークショップを企画する際には、ただ何かを作るというより、非日常感を味わえるようなものにしたいと思っている。
「ワークショップのためだけに来るのではなく、その後近所の美術館に行ったりカフェでお茶をする等、葉山で暮らしている人がふらっと遊びに来たような感じで寄ってほしいです」というマエダさん。

イベントページでは、オープンギャラリーの日に他のイベントも探して掲載している。
静かに暮らしたい人が多く住んでいる土地柄からか、葉山に住んでいても情報探しには苦労するという。地元でコミニティを築いているマエダさんだからこそ、葉山のローカル情報がお話をしていていっぱい伺うことがでてきた。
是非、葉山で暮らす休日のように、このギャラリーを訪ねてローカルに触れていってほしい。

葉山で暮らすように遊びに来てほしい。
テーブルにはノートとガラスでできたペンが置いてある。ガラスの溝を伝ってインクが落ちながら文字 が書ける様子は、これだけでもとても非日常な感じがした
名称

MARu

業種

吹きガラスと酸素バーナーでのガラス製品の展示、販売。

URL

https://www.facebook.com/maru.issiki/timeline

営業時間

毎月第4土日を中心にオープンスペースを開催。
12月のオープンスペースは13.14.15日。

備考

オープンスペース以外の日にちは作業場の為、事前に要予約。

住所

神奈川県三浦郡葉山町一色1996

葉山で暮らすように遊びに来てほしい。