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横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。

鎌倉七口 朝比奈切通し

2014.12.17
横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
鎌倉七切通し中、最も良く昔の姿をとどめているという朝比奈切通し

横浜市から鎌倉市へ、歩いて入れる道があるのをご存知だろうか?

かつて鎌倉時代。
「鎌倉は三方を山に囲まれ、一方は海に面した天然の要塞である」とあるように、源頼朝が鎌倉に幕府を開いた最大の理由は敵の攻撃を守る軍事的要塞の役割を果たせるからだったといわれている。
鎌倉へ入るために、山を切り取って作られた鎌倉と各地を結ぶ道が、「切通し」だ。

主要な七つの切通しの内、横浜とつながっている切通しが、この「朝比奈切通し(あさひなきりどうし)」である。

かつては毎日大勢の人の往来で賑わったこの道も、現在は新道が出来て通る人もめったにいない。メジャーなハイキングコースでもないため、地元の人以外が通るのはナカナカ難しいそう。そう教えてくれたのは超地元民のジョー氏。今回ジョー氏がガイドを引き受けてくれ、横浜から鎌倉まで歩いて行ってみたのでその道中をレポートしたいと思う。

神中(かなちゅう)バスに乗り、「朝比奈」バス停を降りる。バス停の名前にもついているし、ある程度は有名なのだろうと思っていた。
しかしバスを降りるとただの道で、切通しへの案内の看板もない。

横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
切通しはどこ…?? 普通の道を曲がって、人気のない細道をしばらく歩くと、ひっそりと入口があった
横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
間違いなくここが朝比奈切通しだと記された国指定史跡の案内板
横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
入るとイキナリ高架下
横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
比較的序盤に現れた、朝比奈切り通しのメインだといわれるスポット。鎌倉時代は、敵が鎌倉を攻めようとやってきたら、この両サイドの上から弓で打って倒していたのだそう

あとは、山道をひたすら歩く。

横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
山道を歩く案内のジョー氏。山登り用の重厚な装備で現れた

もちろんここにも案内板等があるわけではなく、確かに一人で来たら不安になりそうだ。

横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
途中、熊野神社の石碑が現れた。ちょっと遠回りだがせっかくなので参拝

ちなみにこの切通しの道を知る地元の人とは、正確には「朝比奈町」と「東朝比奈」の住人のことを言うのだそう。
すぐ近くにある小学校に通っていた時、学校行事でよくこの山をのぼっていたのだというジョー氏。

またこの切通しが「朝比奈切通し」という名前になったのは、昔とても力持ちの朝比(夷)奈三郎義秀という青年がいて、一夜にして切り開いたとの伝説から、その名前がついたと言われているのだという。すごい。。よっぽど力持ちだったに違いない。

横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
後半は山道を下る。途中キレイな小川も流れていた

1日前の雨の影響で、足もとがぬかるんでいたり、ボコボコした岩道を下るポイントなど、注意が必要な道もあった。

横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。
この、滝と朝比奈三郎さんの伝説が刻まれる石碑が現れると、終着点

ここはもう鎌倉市だった。
時間にして1時間弱くらい。思っていたよりも近い。

ここから鎌倉鶴岡八幡宮はそう遠くもないので、その足で詣でて鎌倉駅に到着。
かつての人もこのルートを通ったのだろうなと、少し歴史散策が味わえる道。
機会があれば、横浜から歩いて、鎌倉まで遊びにきてください。

名称

朝比奈切通し

所在地

・神中バス「朝比奈」バス停徒歩3分
・鎌倉駅徒歩35分、または京急バス鎌倉駅発十二所方面行き十二所神社前下車徒歩10分

横浜市から鎌倉市へ歩いて入れる道。