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[参加者募集] まちの中で野菜を育てる。神戸のアーバンファームツアーを開催します。

ツアー参加者募集

2020.09.22

※終了しました。

コロナ禍により急速に注目を集めているアーバンファーミング。食べるものを自分で育てる楽しみの他にも、実は様々な地域社会の課題を解決する手段としても認知されはじめています。

そんなアーバンファーミングを神戸で実践しはじめている人・団体に会い、現地を訪れるツアーが開催されます!

主催は神戸市と食都神戸運営共同事業体。実践者たちをアーバンファーミングへと向かわせた動機、実践するにあたっての技術や地域との関わり方などに興味のある方は、ぜひ参加を検討してみてください。

以下、本ツアーの窓口EAT LOCAL KOBEより転載。 

アーバンファーミングとは、まちの空きスペースで、野菜を育てること

[参加者募集] まちの中で野菜を育てる。神戸のアーバンファームツアーを開催します。

アーバンファーミングと聞くと新しい言葉にように聞こえますが、家の近くにある空き地や屋上、ベランダ、公園などまちのスペースを利用して野菜を育てることです。私たちの祖父母世代なら、ごく日常的に行なっていたことかもしれませんが、時代とともに、それは珍しいことになってきました。しかし、働き方や価値観が少しづつ代わり、再び注目をされてきています。

私たちの周りでも、近くの人に空き地を借りて野菜を育てはじめたり、ベランダ菜園を楽しむ人が増えてきたように感じます。ファーマーズマーケットやFARMSTANDではコロナショック後、野菜苗がよく売れました(それまではそれほど興味を持つ人は多くなかった)。バジルやローズマリー、トマト、紫蘇、ミントをベランダで栽培する我々のメンバーは、『新鮮な野菜やハーブが料理にちょっと使いたいときにすぐ使えて、気に入っています』と言って楽しんでいます。

実は、神戸でも少しづつ増えています

この数年、まちで新たに農業をする人は神戸でも徐々に増えてきました(といってもまだまだ少数派ですが)。全国で、空き家や空き地が増え続けて、「スペース」が余りはじめてるに加え、この10年ほどリーマンショック、東日本大震災、豪雨災害、コロナショックなど大きな自然災害や社会変化が起こり、「野菜をちょっと育ててみようか」と思う方が増えているのかもしれません。

神戸のアーバンファーマーを紹介します

ここで数カ所、神戸のまちの中にある農園 を紹介したいと思います。

1.KITANO FARM(中央区北野町)

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異人館が立ち並ぶ住宅街の路地裏にある空き地で始まった畑です。基本的には地域の料理人の方々が農業を学ぶための場所として使われており、北区の農家さんが定期的に教えにこられています。(当初は友人同士でのシェア農園、今は農を学ぶ場に変化)

2.Sky Cultivation(中央区南京町)

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中華街が広がる南京町にあるビルの屋上をある自作したプライベート農園です。自作したプランターで野菜を育てるチームです。

3.多文化共生ガーデン(長田区駒ヶ林)

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長田地区に増えつつある定住外国人(コリア、中国、ベトナム、ミャンマー等)と日本人の交流拠点であり、それぞれの出身地の料理に欠かせない野菜をつくるコニュニティー農園。

4.いちばたけ(灘区水道筋商店街)

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商店街の中にある空き区画を使って活動している畑です。こちらも地面ではなく、プランターを使った農園です。有志メンバーで主体的な運営が行われています。

神戸の街にとって、なぜアーバンファーミングが大切なのか

実はまちにとっても、メリットがたくさんあるアーバンファーミング。野菜を街で育ててみたいという願望からスタートすることが多いですが、結果的にまちの課題を解決することでも注目をされています。例えば、まちの中の人と人のつながりづくり、まちの景観の課題(コンクリートだらけよりも、緑があった方が心地よい)や、子供の食育の場などです。

今、神戸では「空き家」や「空き地」の放置が大きなな問題となっています。神戸市では2012年から市の総人口が減り始め、特に密集市街地で空き家や空き地が増えています。使われていない空き家は景観や防犯、防災、害虫/害獣の発生やゴミの不法投棄場所になるなど様々な問題を生みますし、なによりも地域イメージの劣化に繋がります。

「空き地・空き家」を、食とコミュニティを育む「アーバンファーム」へ

そこで、空き地や倒壊の恐れがある空き家を解体し、「畑」にして、食べ物をつくることにより町の風景やコミュニケーションを豊かにすることにもつながるわけです。地域に豊かな風景が戻ればまだ使える空き家に人が移り住み楽しく暮らせる環境がまた生み出せる可能性も生まれるわけです。

空き家空き地が多いエリアは過小評価され物件価格が安くなっていたりする傾向にあります。畑で街を変え、エリアを変えていくことに自ら当事者として関われるチャンスもあるかもしれません。

誰か知り合いに聞けば使わせてもらえる身の回りにあるスペースって案外あるものです。そうしたスペースを活用して、一人でも、家族や友達、近所の人を巻き込んでも畑を作ってみることで、面白い暮らしと、その結合により、より住み心地のよい街の姿が生み出せるかもしないという可能性を感じてみませんか?

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神戸のアーバンファーミングを知れる、ツアーを開催します

私たちの今年の活動のテーマの一つとしてアーバンファーミングを掲げています。毎年秋に開催している「FARM TO FORK 2020」(今年は10月30日(金)〜11月1日(日)に開催が決定)では、「まちを耕そう」をテーマに、アーバンファーミングにまつわるゲストからお話を聞ける機会をつくるとともにその開催日までの1ヶ月間、アーバンファーミングにまつわる情報も数多くお伝えしていこうと考えています。

今回のツアーはその一環です。大変恐縮ながらプライベート空間にお邪魔することもあり、最小人数での開催とするため、すでに実際に畑にする場所を確保している方を優先してご案内する予定です。畑にする場所は、空き地、屋上、庭、ベランダ等、どこでも構いません。参加をすることで、神戸のまちの畑に足を運び、直接お話をしながらそのノウハウを得られる他、これからアーバンファーミングをすることを考えている仲間同士お知り合いになってもらえるかもしれません。神戸でもそれぞれの人が、それぞれの想いをもって始まっており、今回のツアーはそれを覗ける良いチャンスです。

4件の農園でお伺いする主なお話

【ストーリー】

・始めたキッカケ
・何から始めたら良いか
・家族や地域からの反応
・生まれた変化

【技術】

・土作り
・農作物
・管理方法や頻度
・地域の人との関わり方

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<ツアー詳細>

・日時: 2020年10月11日(日)
・スケジュール: 13:20 集合(灘区水道筋からスタート) 18:00 解散(北野) ※事務局で車を用意して移動します

13:20 集合

いちばたけ(灘区水道筋・灘中央市場)

多文化共生ガーデン(長田区・駒ヶ林)

清山荘(中央区・北野)

KITANO FARM(中央区・北野)

17:45 北野解散

・持ち物:歩きやすい服装、飲み物
・料金:0円
・定員:7人(複数人での参加はできません)
・対象者:神戸市内でURBAN FARMINGを行う畑を既にお持ちの方を優先してご案内します(申し込みフォームにすでに畑場所を確保されているかどうかについて記載してください)。募集開始日より一定期間募集し、参加可否について、ご連絡させていただきます。

<申し込み>

ツアーへの参加申し込みはこちらから

日時

2020年10月11日(日)13:20〜17:45

料金

無料

主催

神戸市、食都神戸運営共同事業体

対象者

URBAN FARMINGを行う畑を既にお持ちの方を優先してご案内します(申し込みフォームにすでに畑場所を確保されているかどうかについて記載してください)。募集開始日より一定期間募集し、参加可否について、ご連絡させていただきます。

備考

申し込みは、こちら(EAT LOCAL KOBE)のお申し込みフォームからどうぞ。