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“おせっかい”かもしれないけど。「まちなかリノベマンションのススメ」

リノベーションプロジェクト

2021.01.09

新竪町からフルリノベーションしたマンションを1室ご紹介しています。仕掛けたのは「金沢で暮らすなら、まちなかリノベマンション」という自論を持つ1人のオーナー。

物件詳細はこちら「しんたてリノベマンション」

“おせっかい”かもしれないけど。「まちなかリノベマンションのススメ」

新竪町商店街の出口に立つ、築34年鉄骨鉄筋コンクリート造マンション。
金沢R不動産でもたびたびご紹介している、全25戸のマンションです。

“おせっかい”かもしれないけど。「まちなかリノベマンションのススメ」
2020年2月時点。配管・設備をすべてやり直すため、一旦スケルトンに。
“おせっかい”かもしれないけど。「まちなかリノベマンションのススメ」
2020年7月時点。壁紙も貼り終え、部屋らしくなってきました。
“おせっかい”かもしれないけど。「まちなかリノベマンションのススメ」
2020年8月。完成!

私たち金沢R不動産のオフィスがあるのもこの新竪町商店街。毎日ここで過ごしていますが、地に足のついた個人店が新旧交わって、じっくりと醸成してきたこの雰囲気は、しんたて独特。空き物件が出てもすぐに埋まり、長く続くお店が多いのは、その証だと思っています。

“おせっかい”かもしれないけど。「まちなかリノベマンションのススメ」

 

初めて家を持つなら「郊外・新築・戸建て」がスタンダードの金沢

金沢をはじめ北陸では、家を持つ=新築戸建てを建てるor買う、がスタンダード。はじめて家を持とうとする30〜40代には、土地値が手頃で、駐車場も十分確保できる郊外の住宅地が人気です。

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生徒数の減少により、昨年2019年に閉校した新竪小学校。

今回紹介するマンションのすぐそばにあった新竪町小学校は昨年2019年に閉校。菊川町小学校と合併して「犀桜小学校」となり、菊川町小学校跡に建てられる新校舎へ移転します。一方で、校下に新興住宅地がある小学校は生徒数が局所的に増え、学校を新設する地域すらある状況。商いでは今でもまちなかが強い金沢ですが、住まいは郊外志向と言えるでしょう。

そこに“おせっかい”を焼こうとしているのが、今回の物件オーナー・牧野さん。

大学院まで金沢で建築・まちづくりについて学び、2012年春に不動産会社への就職を機に東京へ。2013年から大学時代の友人と金沢のまちなかにあるビルの一室を拠点として借り、DIYで遊びながら、近所と交流する試みを開始。以降、金沢市内の町家・古家を購入して大家業をはじめるなど、建物を介して、東京に住みながら金沢と関わる方法を模索していらっしゃいます。

 

「金沢に住むことを考えたとき、まちなかリノベマンションが僕の最適解だった」
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オーナーの牧野さん。

「東京で一生暮らすのではなく、数年後には金沢で暮らしたいなと考えていて、これまでの体験や経済的な利点をもとに組み立てていくと『まちなかリノベマンション』が最適解だという結論に行き着きました。

もともと5年間ほど金沢の新着物件には全て目を通していましたが、直近1年ほどは『自分が暮らす』という視点でまちなかマンションを本格的に観察して、この半年ほどは月に何回も金沢に来ては、気になる物件を内見していました。その中で、良い物件があったので購入することに決めて。僕が本当に良いなと思って買って、自分が納得する品質で作るので、一定期間見てもらったうえで売れなかったら僕が住みます」

“おせっかい”かもしれないけど。「まちなかリノベマンションのススメ」
設計はこれまでも一緒に活動してきた友人に依頼。

――― 自分で住むのではなくて、一旦売りに出してみようと思ったのはなぜですか?

「売りに出すことで、自分と同年代の、住まいを持つことを考えている人に『まちなかで暮らすこと』や『リノベマンションに住むこと』に目を向けてほしいなと思ったからです。正直めちゃめちゃおせっかいだと思うけど(笑)

もし僕の最適解を知ってもらって、共感してもらって、その人にとってのいい暮らしを手に入れてくれたらすごくうれしい。買ってくれるって最大の共感だと思うので、売って終わりじゃなくて建物維持で相談も受けられるような丁寧な関係にしていく理想があります。まちなかで暮らす仲間も増えるし。

というのも、ちょうどこのマンションを見たころ、新竪町小学校廃校の話を聞いて、ハッとしたんです。
子どもや若い世代がいないって、この場所から暮らしの性格が薄れていくということじゃないですか。新竪町商店街は味わい深いエリアでさらに成熟していくと思っていたけど、暮らしと切り離されたかたちで成熟するイメージはあまり考えられないなぁ、、と。

新竪町は、まちの雰囲気だけでなく、寺町とか犀川から感じる「風情」と、竪町や片町の「商業」に挟まれている魅力的な立地で、観光ともほどよい距離感があって、東京には無いとても豊かな生活環境だと思ってます。
しかし自分と同世代の人々は郊外に土地を買って新築戸建てというパターンが多いらしいとも聞きました。贅沢な住環境がまちなかにあり、そこで暮らす人が増えると街はより良くなりそうなのに、そこから離れる選択をするのか、と」

――― 疑問に思った?

「そうですね。郊外の新築戸建てを選ぶのにはいろいろな都合や理由があると思うけど、それ以外の選択肢を知らないだけという人も多いんじゃないかと思います。
それならまずは『まちなかリノベマンション』を、選択肢として知ってもらえたら。
加えて、どうしてこの選択肢を良しと考えたのか。例えば、他の住まいを選んだ場合と比較するために試算した表とか、新品の内装・設備に総入れ替えするリノベーションの過程もオープンにして伝えていきたい。数字でも感覚でもコレが良いと思ってるので、疑問に思うことがあったら直接聞いてみてほしいし、一緒に考えてみたいです」

“おせっかい”かもしれないけど。「まちなかリノベマンションのススメ」
マンションから徒歩1分の犀川。

このプロジェクトの様子や情報はInstagramでも発信されています。
過程はもちろん、オーナー牧野さんへ直接質問・相談もできます。
住まいについての意見も大歓迎。ご注目ください◎

@sharefor_rec

物件詳細はこちら「しんたてリノベマンション」

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