石川県七尾市・能登島で鱈寿司づくり/1泊2食3体験!「コドモのてプラン@えのめ荘」
ローカルを体験
子ども向けのローカルな体験コンテンツが組み込まれた、能登島の民宿宿泊プランがスタート!今回は鱈寿司づくりのワークショップに参加してきました。
「ローカルな旅がしたい」と、せっかく宿泊先の民宿を周到に選んでも、美味しい料理に舌鼓を打った後「この後、何したらいいんだろう…」ってなることありません?
ザ・観光地ではない民宿でのディープな旅を楽しむには、ちょっとした下準備やコツがいるというもの。気が赴くままの一人旅や、趣味の合う友人との旅行ならば女将さんのアドバイスを頼りにその場でスケジュールをカスタムできそうなものだけれど、子連れとなるとそうは問屋が卸さない…!
そんなファミリーに是非おすすめしたい宿泊プランが能登島「コドモのて」企画で始まったのでご紹介。その名も「コドモのてプラン@えのめ荘(一泊二食三体験)」!
一泊二食三体験
「一泊二食三体験」とは、通常の「一泊二食」の宿泊プランに、子ども達限定で「3つの体験コンテンツ」がすでに組み込まれているもの。内容の一例としては…
1. 魚さばき体験
(チェックイン後、翌日の朝食べるために一夜干しにする魚をさばきます)
2.朱塗りの御膳で能登島の伝統食を食べる夕ご飯(女将さんの語り部もあり)
3.ふりかけを作る、土鍋でごはんを炊く、ところてん付きをするなど、ちょっとした体験を行いつつ朝ごはんをいただく。
など!内容は季節によって変動するものの、基本的には魚裁き体験、ふりかけ作り、土鍋ご飯、ところてん、押し寿司作りの中から体験できます。
旅先で子ども達に地域の伝統文化や本物の“良いもの”に触れさせてあげられるのは(それも準備していただいて上げ膳据え膳という…!)親としてありがたい限り。。
その他にも、各自での早朝のえのめ漁港見学、朝や夕方の鰀目集落散策などもおすすめです。
鱈寿司づくりをお先に体験!
さて、その体験の一例である「押し寿司づくり」が特別にワークショップとして体験できるとのことで、子連れでおじゃましてきました!冬の能登島では鱈が豊漁となるので、今回は鱈を使用した押し寿司です。
とはいえ、娘は3歳。押し寿司づくりはまだ早いかなぁ…と思っていたのですが、「あれ、意外とできる…?」。ちゃんと準備を整えて教えてされあげれば、子は親が思う以上にいろんなことができるものだなぁとしみじみ。民宿という、周りの目を気にしなくてもよい場所でゆっくり体験できたのもよかったのかも。
あっという間に完成です!押し寿司は思いの外綺麗にできました!日常生活だとこの準備までが億劫で、なかなかこんな体験させてあげられないからなぁ。
隣の部屋に移動すると、なんとも立派な朱塗りの御膳がお待ちかね。能登地方では各家々で冠婚葬祭や法事で用いる輪島塗の御膳が一式揃えられていたもの。そういった行事が「家」ではなく「外」で行われるようになった今日ではすっかり使用頻度が減って、こちらの御膳も網元だったお宅から譲り受けたものだそう。
この日はお料理も鱈づくし!真子をまぶしたお刺身や、鱈の塩焼きに鱈汁、ふとう(鱈の腸)の酢の物などなど。
ちなみに鱈汁に用いられているのは「弁皿(べんざら)」といって(地域によって呼び方は異なる)、底が広いつくり。能登では魚介の汁物をいただくときに昔から愛用される器なんだそう。そんなローカルなお話を女将さんからうかがいながら料理をいただくと一層美味しく感じられます。
今回は鱈寿司づくり体験でしたが、能登島の伝統食を朱塗りのお膳でいただくという体験はコドモのて宿泊プランでは基本的に体験できます。
観光とはまた違った能登島の楽しみが味わえるコドモのてプランをぜひご家族で!