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【山梨県甲州市塩山】移住者インタビュー/プロパフォーマー 小嶋佑樹(Koji Koji Moheji)さん 好きなことを仕事にしそれが誰かの為になること

移住者の声

2021.06.26

移住者インタビューシリーズです。今回お話をお伺いしたのは、Koji Koji Mohejiこと小嶋佑樹さん。

【山梨県甲州市塩山】移住者インタビュー/プロパフォーマー 小嶋佑樹(Koji Koji Moheji)さん 好きなことを仕事にしそれが誰かの為になること

日本で唯一のプロ手回しオルガニスト。彼は現在、ブックと呼ばれる曲カードだけでなく手回しオルガン自体の製造・普及活動にも精をだしている。

小嶋さんとの出会いは1通のメールでした。

「大きな楽器があり、演奏ができる倉庫や家を探しています。ハイエースを止める事が可能なガレージ付きの賃貸物件はありますか。私が演奏している楽器は珍しい楽器なのでイメージがつきにくいと思いますが、「手回しオルガン」「バグパイプ」という楽器です。重量が100㎏近くある楽器なので、車を止めて搬入出がしやすい物件、楽器の音出し可で、インナーガレージ的な物件が理想なのですが。」

こんな楽器ですと、添付されている動画を見てみるとオルガンのような、大八車のような、それは不思議な楽器で、
大きなハンドルをぐるぐる回すと、遊園地に来たかのような優しい音色が流れてきます。

しかも調べてみると、小嶋さんは日本唯一のプロバグパイプ奏者であり、手回しオルガン奏者であり、ジャグリングのディアボロパフォーマー。
バグパイプでは、2019年にスペインで開催されたFestival de Ortigueiraというケルト音楽の世界大会で日本人バグパイプ奏者として初優勝し、
ジャグリングでは、2006年7月に開催されたIJAというジャグリング世界大会で準優勝という華々しい経歴の持ち主でした。

これは凄い、面白い人が来てくれる!わくわくしながら一緒にお部屋探しをした日から早1年。

――小嶋さんはある時はバグパイプ、またある時は手回しオルガン、さらにジャグリングまでプロパフォーマーとして活躍されているわけですね。

【山梨県甲州市塩山】移住者インタビュー/プロパフォーマー 小嶋佑樹(Koji Koji Moheji)さん 好きなことを仕事にしそれが誰かの為になること

僕は最初、音楽学校でドラムを専攻していていたのですが、学生時代から、作曲や変わった音に興味があって、その時に出会ったのがバグパイプなんです。他にはない音や変わった形状の楽器に惹かれて。バグパイプはヨーロッパのケルト音楽で使われていて、動物の皮でできた袋に複数のパイプをつないである楽器です。つまり、バッグとパイプで「バグパイプ」!
息を吹き込んで、溜まった空気を肘で押しながら演奏するのですが、循環呼吸みたいに、袋の空気がなくなったら息を吹き込んで、吹き込んだら袋の空気を使って音を出すの繰り返し。
なので音が切れることがないんです。もともとは闘いのときに使われてたみたいですよ。一番先頭に立って兵士たちを大音量で鼓舞するための楽器。
先頭の演奏者は倒れても後列の人がバグパイプをすかさず拾って音を鳴らして突き進んでいく。敵からしてみたら、倒したはずなのに音が鳴りやまないで迫ってくるってホラーですよね(笑)

――手回しオルガンとの出会いは?

バグパイプを演奏しているときに一人で演奏しているのがなんだか寂しいなぁと思ったときがあって。生演奏に合わせてパフォーマンス出来るものはないかなと探したときに手回しオルガンを見つけました。これだっ!!って。
手回しオルガンはハンドルを回すだけで演奏することができるので、お客さんと一緒に楽しむことができます。

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お客さんの手回しオルガンに合わせて、バグパイプを演奏したりジャグリングをしたりしますよ。手回しオルガンは、穴のあいたカードを設置してハンドルを回して演奏します。
半自動演奏楽器と言われていて、自由に演奏できるわけではなく決められた音楽しか演奏できません。オルゴールと管楽器の間みたいな感じ。

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手回しオルガンで使う楽譜全て手作り。

ジャグリンは学生時代に住んでいた団地の近くに東京チャンピオンだった友達がいて、その影響でやってみたらのめり込んじゃいました。
ジャグリングは、ディアボロというお椀を二つくっつけたような中国の駒に回転をつけて紐で高く飛ばしたりする芸です。
一番やってた時で毎日12時間くらい練習しました。当時、団地の庭で練習してたんですけど住民の人が仕事に出かけていくのを見送って、帰ってきてもまだ練習してるという感じでしたね(笑)住人の方もびっくりしたと思います。この人、まだやってる!って。

――初めからプロパフォーマーを目指してた?

実は僕、アルバイトも就職活動もしたことがなくて、父に「それよりもやりたいことを極めなさい」と言われたんです。父はフリーのカメラマン、母は専業主婦だったので、家族からの反対も特になかった。自分の職業は自分で選びたいし、楽しいことを突き詰めていったら、結果的に自分の好きなことを仕事にできるんだなあと思いました。

――確か、小嶋さんは名古屋から山梨にUターンされてきたんですよね。

父が(山梨県)富士川町に移住したのがきっかけで子どもの頃は自然豊かな富士川町で育ちました。それに、僕の仕事は、全国を転々とする仕事なのでどこへでも行きやすいアクセスのよい場所が良かったんです。山梨って「日本のへそ」とも呼ばれていて東に行くにも西に行くにも便利なことに気がつきました。活動場所は北は北海道、南は沖縄まで!行ってない県はないんじゃないかなぁ。海外に行くことも多くて、アメリカ、サイパン、中国、ヨーロッパ…沢山巡りました。投げ銭で旅費を稼いで大道芸フェスティバルに出て演奏したことも。

上記youtube画面を360°回転させて、ケルト音楽で日本人がここまで世界を熱くさせていることを知ってほしい。

――小嶋さんは今リノベーションをしたお蔵に住んでいらっしゃいますよね。特殊な楽器だから物件探しはかなり苦労されたのでは?

そうですね。まず条件としては、楽器を家の中に運べるか、車で搬入できるか、あとは音の問題。
最初は倉庫兼住宅みたいな家という条件で探してみたけど、希望に合うものはなかったり、すっごく高い賃料だったり。
これは日本全国で探さないとダメかもしれないと、片っ端から物件情報を見てました。
だからABCさんと出会ってこの物件を見つけられたのは奇跡的だったと思います。
初めてお蔵を見学させてもらった時はまだ水回りも何もなくて、
そこから希望条件に合うようお蔵を改装してくれるという事で凄く惹かれましたね!

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――小嶋さんの今後の目標は?
山梨に戻ってきて、まだ自分のやっていることを知らない人が多いんだなぁと実感します。
以前、東京に住んでいた時も、愛知に住んでいた時も周りに芸人さんはいたのですが、山梨はパフォーマーの数も結構少なくて。
手回しオルガン、バグパイプ、ジャグリングに興味を持ってくれる人が増えたらいいな!

文・写真:豊岡翠
文・取材:名取花

屋号

小嶋佑樹 Koji Koji Moheji
活動範囲幅広く、山梨を中心に北は北海道から、南は沖縄まで、
呼んでいただければどこへでも!
各種イベントや、学校公演、結婚式など、様々な場所で
素敵な音色を、楽しいパフォーマンスをお届け致します。

URL

https://kojikojimoheji.com/wp01/