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お試し居住、地域と県外を繋ぐ場に。ゲストハウス「CASA DE YOSHI」

宿泊施設

2021.12.14

2021年1月にオープンした、山形市十日町のゲストハウス「CASA DE YOSHI」。一棟貸しスタイルの宿で、1階にはカフェを併設しているのが特徴です。「この場所が地域と県外、世界が繋がる拠点に、そして山形暮らしの体験の場にもなれたら」とオーナーの丹野賢貴さんは話します。ゲストハウス誕生の経緯やこの場所に込める思いについてお話をうかがいました。

お試し居住、地域と県外を繋ぐ場に。ゲストハウス「CASA DE YOSHI」
1階のカフェ。カフェは週末のみ営業中。(2021年11月時点)

秋田で生まれ、8歳のときに父の地元である山形市に越してきました。山形の大学で学び教員免許を取得したのですが、フットサルのプロになる夢を諦めきれずスペインに留学。数年は現地のチームでプレイしていて、次はオーストラリアに移ろうとした矢先にコロナが流行し、山形に戻ることになりました。

お試し居住、地域と県外を繋ぐ場に。ゲストハウス「CASA DE YOSHI」
写真中央がスペインでのフットサルプレーヤー時代の丹野さん。幼少期に山形に移住、海外生活を経て山形にUターンした。

予定外の帰国でこの先どうしようかと模索する日々。そこでふと浮かんだのが、空き家になっていた祖父の家でした。「空き家を使って地域のためになることがしたい。ゲストハウスを開業して地域と県外、世界とをつなぐことができないか」と。

実家の隣にはかつて祖父が住んでいた築70年を超える2階建の古民家があり、8年前から空き家になっていました。十日町という中心市街地と近い立地で、宿として使ってもらいやすいだろうと思いました。

調べていくと、仙台と山形には台北からの直行便があり、コロナ前にはたくさんの台湾人観光客が山形に来ていたことがわかりました。山形にはまだゲストハウスが少なく、市内にアットホームな宿ができることで滞在時間が長くなり、山形の魅力がより伝わるのではないかと思いました。

改修工事はほとんどDIYです。初挑戦でしたがYouTubeにすべてノウハウがあるので、ときには友人の助けも借りながら電気水道工事以外はほぼ自分でやりました。

お試し居住、地域と県外を繋ぐ場に。ゲストハウス「CASA DE YOSHI」

空間のテーマは「大正ロマン」です。理由は古民家の味わいを生かしたいと思ったから。そして僕自身が日本人としてヨーロッパを巡り、日本も西洋もどちらにもいい景色があるなぁと思っていて、100年くらい前の大正時代には和と洋が融合した文化があったなと思い出したんです。台湾の人々に大正ロマンが人気があると聞いていたのもポイントでした。

実はこのゲストハウスのほかに、南陽市でも古民家を改修したシェアハウスを運営しています。山形市でも南陽市でも、空き家を活用して事業を始めることに地元の人はすごく喜んでくれて、初対面でもたくさんの人が協力してくれました。町内の会報誌に情報を掲載していただいたり、近所の人が工事現場までおにぎりを差し入れてくれたりと、あたたかく応援していただけたのがすごく嬉しかったです。

2021年1月末にオープンして、もうすぐで1年が経とうとしています。ゲストハウスは一棟貸しで、家具やキッチン、食器、調味料、調理器具などが揃っていて、暮らすように旅ができる宿を目指しています。地元の人にも楽しんでもらえる場所になればと、1階にカフェを併設しているのが特徴です。

お試し居住、地域と県外を繋ぐ場に。ゲストハウス「CASA DE YOSHI」
1階のリビング
お試し居住、地域と県外を繋ぐ場に。ゲストハウス「CASA DE YOSHI」
2階のベッドルーム

コロナ渦のため、ゆったりと地方でテレワークしたいという首都圏の人からの問い合わせが増えています。 カフェには少しづつリピーターができていて、ゲストハウスのお客さんやカフェの常連さんたちと会話するのがすごく楽しい時間ですね。(カフェは週末のみ営業中。2021年11月時点。)

ここは一棟貸しなので、お客さんの発想次第でいろんな使い方をしてもらえると思います。リモートワークの拠点としてはもちろん、帰省の際に家族のみなさんで使っていただいたり。

もしくは山形市に移住したい人には、お試し居住の家としてどうでしょうか。冬にはどれだけ雪が降るのか、夏はどれだけ暑いのか。街の日常はどんな雰囲気なのか。家族で何度か訪れて暮らすように滞在してもらえたら、移住のハードルが少し下がるかもしれません。

お試し居住、地域と県外を繋ぐ場に。ゲストハウス「CASA DE YOSHI」
カフェに立つ丹野さん。

カフェには僕も立っていますし、地元の人も訪れるので時間帯によっては地域の方々と交流していただくことができます。周辺にはおいしい飲食店があるので、オススメのローカル情報をご提供したり、地元の人と繋いだり、芋煮など郷土料理のつくり方をお伝えしたりもしています。

将来的にコロナが落ち着けば海外の人にもたくさん使っていただき、山形の魅力を体感してもらえる場所にもしていきたいです。いろんな人のニーズの受け皿のような場所に育てていきたいと思っています。

画像提供:丹野さん

名称

CASA DE YOSHI

URL

https://peraichi.com/landing_pages/view/casadeyoshi/

住所

山形県十日町2丁目3−3

備考

カフェの営業時間はインスタグラムにてご確認ください。

お試し居住、地域と県外を繋ぐ場に。ゲストハウス「CASA DE YOSHI」