【三重県・四日市市】土と炎と、焼き物の話をしよう「土談 vol.4」
【real local名古屋では名古屋/愛知をはじめとする東海地方を盛り上げている人やプロジェクトについて積極的に取材しています。】
現在の東海エリアには、かつて琵琶湖の約6倍もの広さを持つ湖が存在していました。その湖の底から採れる良質な土が、この地域の窯業のルーツとなり、伝統工芸や産業の発展を支えてきました。しかし、時代の変化とともに、この土が持つ本来の価値が十分に活かされず、課題としても浮かび上がってきています。
「土談」は、この地域の土の魅力や課題を伝え、多様な視点から地域の未来を共に考えていくための場。まずは、様々な人にこの土地の土の価値を知ってもらい、そこから新たなアイデアや連携を生み出していくことを目指しています。
東海地区には500万年前、現在の琵琶湖の6倍もの規模を誇る「東海湖」が存在していました。その湖底から採れる良質な粘土こそが、この地域の窯業を生み出し、四日市の萬古焼をはじめ東海地方の数多くのやきもの産地を育んできました。
しかし現在、窯業は大きな転換点にあります。
●原料となる粘土資源の減少
●職人の高齢化と後継者不足
●サプライチェーンの分断
これらの問題により、産地の存続が危ぶまれる状況です。
こうした課題に正面から向き合い、東海三県の窯業産地を未来へとつなぐために掲げられたのが「東海湖産地構想」です。
この構想では、産地の内外をつなぐ新しいコミュニティ形成や、「土」の魅力を広く発信する活動を展開しています。その象徴的な取り組みが「土談」です。
第4回は、
三重県四日市市周辺で
開催します。
<プログラム>
「土談」は、土を伝え、土を語り、土を学ぶことを通して、土の価値を再認識し、未来のものづくりを考える新しい場です。
第4回目となる今回は、萬古焼の産地・四日市市と菰野町を舞台に、以下のプログラムを予定しています。
・銀峯陶器の工場見学(日本有数の土鍋メーカー)
・萬古焼窯元「山口陶器」 による展示「土と萬古と山口陶器」
・クレイトーク、クレイビュッフェ
・懇親会(四日市駅周辺)
<イベント詳細>
開催日:2025年9月20日(土)
時間:9:30〜21:30(予定)
参加費:10,000円(移動費・昼食代・入場料・懇親会費含む)
※懇親会不参加は6,500円
定員:30〜40名
土を中心に、地域の文化を深堀するイベントです。
是非ご参加ください。
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写真はVol.2で瀬戸市を訪問した際の様子。
粘土の原材料である鉱山や、ワークショップの様子。