【鹿児島県 日置市】日置市で輝く女性シリーズVol.2 /TABIYOGA 上田平あやさん
インタビュー
「ママの笑顔は、家族の笑顔」
自分の体、心は自分次第で変えることができることを子育て中のお母さんをはじめ多くの女性にヨガを通じて伝えたい。
今回は、自然豊かな日吉町で『TABIYOGA』というヨガ教室をなさっている講師の上田平あやさんに取材させていただいた。
お朝日が差し込む部屋で明るい上田平さんの声に合わせて、同じポーズをとる受講生の皆さん。和やかなでゆったりとした時間が流れている。
レッスンが終わると、すっきりとした表情の受講生の皆さん。
気になる体の悩みを相談や、見ているだけで口角がにっこりと上がってしまう3ヶ月の可愛らしい上田平さんのお子さん触れ合いながら、楽しくお話をしていた。
実は、お子さんも一緒に参加をしているんです。
受講生の皆さんにも、お話を伺うと
「いろんなヨガ教室に行ってみたけど、丁寧に教えてくださるここが一番です。」「いつも可愛くて癒されるんです」と、優しい声でお話ししてくださった。
今回は、和気藹々とした「TABIYOGA」をされるようになったきっかけに迫っていく。
ヨガとの出会い
はじめて子供を産んでから、幸せな気持ちと共に、自宅で過ごすことが多くなると、一人でいる時間も多くなり、不安があったという。
「赤ちゃんと一対一で、どう過ごして良いのかわからない。」「孤独で大人の誰かと会って話したい。」そんな気持ちがあったと話す上田平さん。
「ある日、気分転換に、当時3~4ヶ月のお子さんと一緒に、図書館に出掛けたんです。
そしたら、ちょうど支援センターの方が「お母さ〜ん、よかったら赤ちゃん連れて一緒に(朗読会)聴きに来ない?」と、声を掛けていただきました。
そこで、はじめて「赤ちゃんと一緒に参加できるイベントがあるんだ」と、知りました。
そこから、「あ!今日は、このイベントがあるから、この支援センターに行ってみよう!」と、日置市にある支援センター5箇所を、毎日巡りました。
そんなある日、地域の支援センターで行われている「ママヨガ」に参加をしてみました。
「キッズダンス」では、子供たちが、アンパンマンのダンスを踊って、その後、親子で触れ合う時間、後半は、ママを癒す時間になっていました。
そこで、ヨガをやってみたんです。
ヨガをするまでは、肩こりや腰痛は自分にはないなくて、元気だと思っていたんです。
でもヨガをしてみて、すごくスッキリして、目もスッキリ!肩もスッキリ!
あ、これまで固いことが普通になってしまっていたんだなって気づいたんです。
そこから、活動が楽しみになって、ヨガの先生に「スタジオに通って本格的にヨガを始めてみたいです」と伝えてみたら
「あやちゃん、資格を取った方がいいんじゃない?」と、言われました。
ママヨガに数回しか通ったことがないのに、私にできるのかなと思いました。
先生から、「まだ、できないうちに正しいヨガを学んだ方がいいよ。ここで、資格を取れるから通ってみなよ。」と背中を押されたこともあって、家族の支えもありながら、約3ヶ月で資格を取りました。」
資格取得後、「すぐにアウトプットした方がいいよ」と先生が勧めもあり、なんとスタジオに立つ機会をいただき、上田平さんのヨガ人生がスタートしたのだ。
ヨガにも、様々な種類がある中で、カイロプラクティックヨガを専門でされている。
その名の通り、カイロプラクティックとヨガを掛け合わせたもので、体の仕組みを理解し、これまで使えていなかった筋肉を意識して使えるようにすることで、体のゆがみを修正するヨガだ。
人々の痛みや不調というのは、体のゆがみによって生まれるからこそ、普段の生活で『使いすぎている筋肉』と『使えていない筋肉』に分かれてしまっているそうだ。体が均等に筋肉を使い痛みがなくなるように、自分の体は、自分で整えていけるようにするのだ。
そこから、上田平さんの経験をもとにマタニティヨガも行っている。
妊娠中の身体の不調の改善や、ストレス発散を目的としたヨガで、赤ちゃんとつながる時間をゆっくりと感じて出産するのは自分なんだと意識できるようにするものだ。
上田平さんも、一人目のお子さん時に陣痛で過呼吸になってしまったご経験があるからこそ、
妊娠に対して不安なお母さんの気持ちも分かるし伝えられることがある。
「呼吸をしっかりと整えて、イメージしておくことで心がリラックスした状態で、出産に臨むことができます。私は、妊娠中もヨガをしていたので、長女を出産する時と違うことが多かったです。
特に、最近は、産休に入るギリギリまで仕事をされている方も多くてお腹の胎動を出産するまで感じないからもいるそうです。でもしっかりと、赤ちゃんを産むのは私なんだと思う時間が大切です。妊娠出産のときに、体がどうなっているのか、経験があってこそ伝えられることを伝えていきたいです。」
さらに、この日は知育ヨガのレッスンもあり見学させていただいた。
知育ヨガとは、首座りの3~4ヶ月から3~4歳の子たちを対象に子どもの好奇心を引き出す要素がギュッと詰まっているヨガだ。
この日は、ハロウィーンも近いということあって衣装を着て子供たちと
「これって自分でできるかな〜というワクワクや、ドキドキ」を感じる質問や発見を見つけることができる時間。
正解をすると、嬉しそうに飛び跳ねて、最後にはお母さんとぎゅ〜〜っとハグをする姿が印象的で、見学させていただいているこちらまで、嬉しい気持ちに。
親子で、スキンシップをとりながら、終わった後は、お母さんを癒す時間をとるとのこと。
お母さんが自分自身に戻ることの大切さ、そしてお母さんと触れ合う大事な時間を子供のうちから感じて、ヨガの良さを知ってもらう時間になっているのではないだろうか。
ヨガを通して伝えたいこと
「お母さんになってから思うんですけど、家族や、子供のためにママってすごく我慢していると思うんですよ。我慢しなくていいし、自分を押し殺さなくていい。
自分らしく生きていられるって感じることが大切なんです。
ヨガに来てくれたお母さんに、
『今1時間なんでもできる時間があるとすれば何かがしたい?』って質問すると、
『え?私って何がしたいんだっけ?』って答えが返ってくる時があります。
それくらい自分のことがわからない。我慢することが当たり前になっているんです。
温かいお茶を温かいうちに飲むことや、自分は、こうすれば元気になれるんだってことを知ってほしいです。
そして、体と心が繋がっているから、落ち込んだときそ、ここにきて胸を張ってみることで元気を出してほしいです。
お母さんが笑顔でいると、家族は自然と笑顔になれるんです」
実際に、上田平さんがヨガをはじめたことにご主人もとても喜んでくださっていて
「自分の好きなことをしたらいいよ」と応援してくれるそう。
きっと、上田平さんの笑顔が、家族みんなを笑顔にしているのかもしれませんね。
「私が笑顔、家族が笑顔、そして私のまわりのいる皆さんが笑顔」ということが一番!
不安なことや、孤独を感じているママに「大丈夫だよ」って言ってあげたい。
そんな場所を、ヨガを通して作っていきたい。と、明るい笑顔でお話しされる上田平さん。
筆者も、上田平さんのような、内側からの輝きが伝わるお母さんになりたいと感じた。
そして、これからの展開が楽しみだ。
屋号 | TABIYOGA |
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URL | |
住所 | 鹿児島県日置市日吉町日置633 |
備考 | Instagram ▶︎ tabiyoga_aya |