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【神戸】NL/ROKKO MEETUP #4 ~ポスト資本主義の働く暮らし像総集編~

イベント(12/17)

2022.12.02

2022年12月17日(土)に、これからの社会の働き方についてディスカッションしていくシリーズ「NL/ROKKO」の最終イベントを行います!

【神戸】NL/ROKKO MEETUP #4 ~ポスト資本主義の働く暮らし像総集編~

9月から12月までの4ヶ月間、ROKKONOMADでは、オランダの社会や思想にヒントを得ながら、これからの社会の働き方についてディスカッションしていくシリーズイベント「NL/ROKKO(開催概要はこちら)」を開催してきました。12月はいよいよ開催最終月となります。雲をつかむようなテーマを設定し、運営する立場としてもまさに手探りでの進行となりましたが、開催スタートから4ヶ月目を迎え、まさにテーマとした「ポスト資本主義の働く暮らし像」とは何なのかがおぼろげながら見えてきた気がしています。今回は、シリーズ全体のおさらいを含め、シリーズ全体で共通する重要な2つのトピックについて2つのチームに別れて議論する場を設けたいと思います。

通常開催同様、午前中はZINEの読書スポット2~4を参加者で一緒に巡り、12時ごろにROKKONOMADに戻ります。ランチタイムには、ROKKONOMADの前庭で焚き火ランチを提供します。その後はディスカッションタイムとなります(ランチタイムから、もしくはディスカッションからの参加も可能です)

今回は、NL/ROKKO全体のコンセプトメイキングとデザインを手がけたLOK JANSENさんが六甲山で撮影した写真の展示も行います。LOKさんが撮影した写真は各シリーズのZINEに随所に使われており、LOKさんの視点で六甲山を捉えた美しい写真等です。そちらの展示も楽しんでいただけるようになっています。

【神戸】NL/ROKKO MEETUP #4 ~ポスト資本主義の働く暮らし像総集編~
各月のZINEに登場する写真の展示も行います。

議論テーマ1:「私たちの働き方は今後どうあるべきなのか?」

1つ目のテーマは、「私たちの働き方は今後どうあるべきなのか。働く場所や時間、雇用形態は今後どうあるべきなのか?」9月と10月のシリーズで深くご紹介してきた内容を深堀りして議論します。

参考
9月のコラム初回(私たちはなぜ働くのか?)
10月のコラム初回へ(ヒエラルキーからサーキュラー)

初回のコラムで紹介した神戸市周辺にお住まいの方々へ問うた理想のアンケート結果です。

何のために働きたい?(アンケート結果)

「社会貢献無くして社会的存在である人間として意味がない、当然。精神の独立」

「誰にとっても働くことが生活の一部(全部でもゼロでもなく)でありたい」

「仕事終わりのビール、達成感、気持ち良い共労と出会い(スキルアップや金持ちになりたいとかは遠の昔に捨てました)」

「収入、やりがり、感謝、自己実現、見栄、興味、楽しみ、自己犠牲感、社会との接点、などなど、まとめて言語化できない感情があります必要なチームを組んで、というカタチ」

「社会、お世話になった人、地球への恩返し?」

「わが子のため、仕事を通じて出会う子どもたちのため、自分のため」

シリーズの最後の締めくくりとして「理想の働き方はどうすればつくりだしていけるのか」を議論したいと思います。

議論テーマ2:「現代人はコモンズ(共有の場所)を持つことができるのか?」

2つ目のテーマは、12月のシリーズテーマでもある「コモンズ」。コモンズとは、共有の場という意味で、いわゆるコミュニティーの場と言っても良いでしょう。「コモンズの悲劇」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。その言葉をつくったギャレット・ハーディンという学者のその論文発表から約半世紀、私たちは共有するということをこの数十年間避けてきたと言われています。しかし近年、コモンズのような共有の場を増やしていくことが今後の社会に求められているとも言われはじめています。 普通に生活していると、お金が介在する「経済」活動のみで社会全体が成り立っているように感じてしまう時があるかもしれません。しかし、とある学者は「資本主義経済」の見えない部分に、社会の重要な「価値」創造のための労働があまた隠れており、それはまるで巨大な氷山のようで、水上にある経済活動の水面下に、数値化されない様々な「価値労働」が存在すると主張しました。

【神戸】NL/ROKKO MEETUP #4 ~ポスト資本主義の働く暮らし像総集編~
資本主義社会において経済の動きとして見えている部分は、この氷山の水面の上の部分のみで、実は社会は氷山の下の活動により成り立っていると主張した学者がいる。

この数十年、我々は氷山の水面下に隠れたコモンズ的な社会活動を経済社会の土俵に上げてこなかったことは事実でしょう。これからの時代、氷山の下の活動が社会経済活動にしっかり取り込まれることが重要でしょう。この最終シリーズでは、「現代人はコモンズ(共有の場所)を持つことができるのか?」をテーマに、コモンズづくりに関する議論や事例を紹介し、神戸界隈でコモンズづくりを広めるきっかけを探る議論を行います。

【神戸】NL/ROKKO MEETUP #4 ~ポスト資本主義の働く暮らし像総集編~
ウォークのあと、焚き火ランチを屋外で。

【神戸】NL/ROKKO MEETUP #4 ~ポスト資本主義の働く暮らし像総集編~

日時

2022年12月17日(土)10:00〜15:00

会場

ROKKONOMAD

料金

1,500円(ランチやドリンクは現地でキャッシュオン販売します)

備考

■ プログラム内容:10時ROKOKNOMAD集合→山歩きツアー(読書スポット2/3/4をスタッフと一緒に歩く。2時間半程度)→ランチ→トーク&ワークショップ(15時ごろで終了予定)。ランチもしくはワークショップからの参加でも可能です。

■ 要予約 こちらよりお願いします。