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TOP » 湘南 » 古民家を活用するカフェ「ユキノシタ」でヴィーガンも楽しめるランチを

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鎌倉市雪ノ下の八幡宮からもほど近い場所にオープンした古民家カフェ「ユキノシタ」。細い路地を進んだ先に見えてくる古民家と、庭がとても素敵な空間です。

オーナーは、この物件をなんと建物の取り壊しの2週間前に見て即決。なんとか、建物の解体をストップさせることができました。内見時には庭は荒れていて、室内も残置物が多く障子やふすまが多く暗い印象だったといいますが、これはきっと磨けば光る。とポテンシャルを感じてこの場所でカフェを営業することを決めました。

改修工事は古民家ならではの難しさがあったり、埋蔵文化財保護法があるため、ガス管を引き込むことは断念しオール電化にするなど工夫が必要でしたが、なんとか引き渡しから約半年の工事期間を経てオープンとなりました。

お店の中は、不要な障子やふすまを取り払い開放的な空間に仕上げ、また荒れていた庭はスッキリと剪定し、庭のシンボルとなる梅の木も映える空間に生まれ変わりました。また、庭には小さな小屋が。ここは、これから手を加える予定で、バーや、コーヒー豆をキープできるカフェスペースとなる予定なのだそうです。

食事はヴィーガン仕様で、スパイスカレーは一度食べたらクセになる美味しさです。昆布、麹、どんこで出汁を取りスパイスを加えたカレーは、辛さというよりもスパイスの深い味わいと、身体の底からエネルギーが湧いてくるような感覚になれる。そんな旨味があります。

スパイスカレーの他にも、逗子の「SANTÉ !」さんのヴィーガンケーキや、雪ノ下の「アルトシュタット」さんの海藻ソーセージを使ったサンドウィッチなどもいただくことができます。

鎌倉は外国からの観光の方も多くヴィーガンの人も多く訪れるはずなのに、思いのほかヴィーガン料理の店が少ないなと思ったこと、そして鎌倉市内はカレー屋さんの激戦区でもあるのですが、その中で記憶に残り、また食べに行きたいなと思っていただけるようなカレーを提供したい、というオーナーの気持ちがあってのメニューです。

また、オープン前のプレオープンには以前の建物所有者さんや、近隣の方が来店されたそうで、よみがえった古民家を嬉しそうに見てくれたといいます。
鎌倉というまちは横のつながりが強く、まるで親戚のような感覚です。そんなまちの中で、これからもスタッフと協力して、さらに素敵なお店作りをしていきますのでお楽しみに！とのこと。

ぜひ、観光の合間にお立ちよりください。