ダルマ自転車がゆく! 第1回 @ 第二公園
最近、公園には行きましたか?
山形市には236もの公園があるそうです。のんびり散歩をしたり、ベンチに座ってお弁当を食べたり、本を読んだり、空を見上げたり・・・、公園の楽しみ方はいろいろ。最も身近で最も手軽な憩いの場所、それが公園。そして、公園にも個性があるものです。池があったり、変な乗りものがあったり、と。
山形市にある個性あふれる公園を味わい尽くしたい。ふと、そんなことを考えました。
そうだ
公園、
行こう。
というわけで、これから始まる山形市の公園めぐり、どうぞ一緒にお楽しみください。
さて、ここに、ひょんなきっかけで手に入れた半世紀ほど昔に製造されたダルマ自転車があります。


これにはブレーキがついていません。だから、公道の走行はできません。つまり、このダルマ自転車は公園を走るための乗りものなのです。これこそ公園めぐりにふさわしい乗りもの!さあ、これからこのダルマ自転車に乗って、山形市のあちこちの公園を味わいつつ走り倒そうと思います。
記念すべき第1回は、山形駅から東へ歩いて数分のところにある第二公園にやってきました。引退したSLが置かれていることで有名なこの第二公園。古めかしいダルマ自転車が似合います。



ちょっとしたグラウンドもあって、ダルマ自転車の練習にもピッタリです。
わたしは自転車が好きなのですが、ダルマ自転車は今回が初挑戦。一輪車に毛が生えたよううなこの乗りもの、乗りこなせるか不安です。というのも、学校の授業でやらされた一輪車には一度も乗れたことがありませんでした。なので、ダルマ自転車に対して、乗る前からほんのり拒否反応(自分で好きこのんで購入しているのだけれど)。ゆるんだボルトを締めて安全点検。周囲の安全も確認しました。
いざ、またがって乗ってみます。


ヨレヨレな走行です。
「なんてつまらない。」
これが最初の感想でした。
ところが、何度かの試し乗りの末、コツがわかってきました。
ハンドルを持つ手に力を込めてはいけないのです。子どもの頃の竹馬の練習を思い出しました。恐怖で竹を必死に握りしめたその手が重荷となって、脚が上がらないと気づいた途端、人馬一体ならぬ人竹馬一体の感覚をつかめた瞬間を思い出したのです。
それ以来、わたしとダルマ自転車は一体となったのです。スピードもグングン出せます。


第二公園の中を風となって駆け抜けることができました。
第二公園に住まうネコもびっくりだ。


ダルマ自転車、これは面白い!

未踏破の山形市の公園をダルマ自転車で走りたい!今、そんな気持ちが湧き上がっています。

それではまた、次の公園で逢いましょう!
=== Park Information ===

山形市〈 第二公園 〉
園内に蒸気機関車(SL)が展示されている、というユニークな公園。昭和44年(1969年)、山形市制施行80周年記念として、当時の日本国有鉄道(現JR)より山形市に無償貸与されたもの、とのこと。以来、市内の子どもたちに大人気の公園となってきた。
近年では、このSLが大ヒットアニメ映画「鬼滅の刃・無限列車編」で登場したもののモデルと同型であるとのことから、わざわざ遠方からこれを目当てにやってきて、コスプレ姿で写真撮影する人もいた、という話である。(那須ミノル)
写真:佐藤鈴華(STROBELIGHT)













