田之湯温泉
MOKUの矢野さんがおススメする温泉
YANO CAKE TEN MOKUの矢野さんに聞いた、「田之湯温泉」へ行ってきた。矢野さんは、甘い食べ物が苦手な僕が日本一美味しいと思っているケーキ屋の店主だ。
昭和37年に創業した、田之湯温泉。日本朝風呂党の本部である。鹿児島中央駅より車で40分ほど、最寄駅の湯之元駅より徒歩で10分ほど。営業時間は6時から22時まで。地元民が足繫く通う公衆浴場で、熱いお湯に浸かりたい人におススメとのことだ。
玄関から男女が分かれていて、中に入ると直ぐに番台があるので、入浴料金を支払う。大人は150円、小人(0歳から12歳)は50円で、毎日でも通いやすい価格となっている。
泉質は、単純硫黄泉で、緑色透明の硫化水素臭の源泉掛け流し。浴室は広く、中央に二間四方を半分に仕切った浴槽がある。奥側の浴槽に湯口があり、溢れた湯が手前側の浴槽に流れ込む仕組みだ。お湯の温度だが、湯口は47度くらい、浴槽内は奥側が46度くらい、手前側が44度くらいで、どっちも熱い。白と黒の小さな湯の花が浮遊していて、鮮度の良さを感じる、熱いけどサッパリした浴感とのことだ。
矢野さんに、好きな温泉を教えてくれと尋ねたら、「田之湯です」と即答だった。田之湯温泉に通って36年が経つそうだ。曰く、あの熱いお湯が癖になるのだとか。色々と教えてもらった中で、「日本朝風呂党の立党宣言」の話は印象的だったので、男湯の脱衣所に掲げられた宣言文を見て、これかとなった。
この宣言の起案者は、第十四代 沈壽官(ちんじゅかん)氏だそうだ。簡単に言うと、朝風呂が世界平和に繋がるんだという内容の文章が書いてある。
つづく。