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とんがりビル 正社員募集

ビル運営+営業アシスタント(株式会社マルアール)

2018.01.30

※終了しました。

とんがりビル 正社員募集
2016年2月にオープンした「とんがりビル」

山形市七日町のシネマ通りにある「とんがりビル」。

仙台や東京、全国から、アートやカルチャーに敏感な人たちが、このビルを目指して山形にやってきます。

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とんがりビル1階。大きな一枚のガラス扉をあけると、雑貨店〈十三時〉と食堂〈nitaki〉、奥にはギャラリー〈kuguru〉が広がる

1階の山伏・坂本大三郎さんの雑貨店〈十三時〉には坂本さんがセレクトする個性的な雑貨や未知との遭遇があり、食堂〈nitaki〉では山形の食材をおなかいっぱい食べさせてくれます。

その奥のギャラリー〈kuguru〉では、アートとデザインの実験場として定期的に展示が入れ替わっていきます。

2階にはデザイン会社の〈akaoni〉と写真家の志鎌康平さんと根岸功さんのスタジオ。 3階にはブースで区切られたシェアオフィスと、ヨガとロルフィングのスタジオ〈festa〉、ウェブメディア『reallocal山形』の編集室やウェブマーケティング会社〈basic〉が入居しています。4階には家具ブランド〈TIMBER COURT〉のショールームがあります。

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3階のマルアール事務所

このビルを運営するのは、株式会社マルアール。

『山形R不動産』の水戸靖宏さん、建築設計事務所〈みかんぐみ〉の竹内昌義さん、建築設計事務所〈OpenA〉と『東京R不動産』の馬場正尊さん、〈akaoni〉の小板橋基希さん、〈TIMBER COURT〉の相田広源さん。 不動産、建築、デザイン、家具と内装のプロが集結して、2015年に生まれたばかりの新しい会社です。

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株式会社マルアール代表の水戸靖宏さん。雪降る1月、とんがりビルにて

マルアールの考え方はとてもシンプル。

「建物を直して、街を楽しく」

そんなマルアールのビジョンを一緒に実現していく、新しい仲間を募集します。

マルアールの代表をつとめる水戸さんに、まずはとんがりビルの誕生からお話を聞かせていただきました。


「自分たちでやるしかない」とんがりビルの誕生

水戸さん:はじまりは、2014年のリノベーションスクール(※1)でした。

わたしは地元の不動産会社に25年勤め、空室や空き家問題に対してかなり危機意識をもっていて、街にある個性的で味のある古い建物をどうにか生かしたいと、馬場さんと一緒に『山形R不動産』を始めました。

そんな縁からわたしもリノベーションスクールの運営に不動産屋として関わることになり、講師として東北芸術工科大学の竹内さんと馬場さんが入ることになりました。

(※1)不動産の再生を通じてまちでの新しいビジネスを生み出し、エリアを再生する実践の場

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マルアールの事務所にて

若い人を中心に参加者が集まり、七日町や本町などまちなかの3つの物件を舞台にスクールを実施しました。どれも事業計画やリノベーションの内容がおもしろくてすごく盛り上がったのですが、資金問題などに直面して3つの案件すべてが頓挫。名残惜しい気持ちでリノベーションスクールを終えました。

「リノベーションの力でこの街はきっとおもしろくなる」

スクールが終わっても心にずっと思いが残っていました。そんなある日、偶然このビルが空きに出ているのを見つけて、竹内さんと馬場さんと盛り上がってしまったんです。

「これは一度自分だちがやるしかない!会社をつくって、リノベーションして、カルチャーを発信するビルを運営しよう!」

こうしてマルアールが誕生しました。

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とんがりビル3階のシェアオフィス。個人事業主の事務所やアトリエが入居中

マルアールが生まれたときには、すでにとんがりビルのコンセプトが決まっていました。

アートやカルチャーを発信して、人が集まってきて、仕事もできる場所。

そこからデザイナーの小板橋さんと相田さんを誘ってマルアールのメンバーが決まり、ビルのリノベーションに着工していきます。

わたしがビルのオーナーと交渉して建物を一棟丸ごと借受けて、竹内さんが断熱の監修、馬場さんがリノベーションの設計、小板橋さんがロゴデザインやアートディレクション、相田さんが家具や内装デザインを担当。 マルアール全員の力を集結させて、2016年の年明けにとんがりビルが完成しました。

このビルは、わたしたちの考え方を可視化した、“マルアールそのもの”なんです。


思いを引き継ぐリノベーション。点がつながり面になる

実はとんがりビルはかつては雑居ビルで、2階に写真機材屋が入っていた時代がありました。いま偶然そこには志鎌くんと根岸くんの写真事務所が入っているんですよ。なんだか縁を感じますよね。

リノベーションの良さは、古い建物の外観や内装デザインだけじゃなく、長年使ってきた歴史を受け継げることだと思っています。

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とんがりビル2階のオフィスへ続く入り口。階段や梁(はり)など、細部に築55年の風合いを感じる

とんがりビルをやっていると、「まちづくり」なんて言葉をよく耳にします。ある日、馬場さんのいうエリアリノベーション(※2)と結びつけて考えてみたんです。まちづくりってなんだろうって。

七日町にひとつリノベーションのビルができた。「ここってなんかおもしろいな、かっこいいな」と話題になる。すると「七日町ってやっぱりおもしろそう」と思う人が集まってきて、新しいお店ができていく。最近では「若い人がこの通りを歩くようになった」なんて声を聞くこともあります。

若い人が老舗の店舗と交流して、エリア全体が盛り上がっていく。リノベーションについて理解が広がって、ゆくゆくは空き家や空き店舗が減っていく。

つまり答えはシンプルなんです。とんがりビルをがんばって盛り上げていくことが、マルアールにとってのまちづくりなんだなって。

(※2)複数の空き家や空き店舗をリノベーションして「点」から変化を起こし、それが集まり大きな面(まち全体)へ広がりをみせていくまちづくりの概念


とんがりビルの空気をつくる、明るく愛される人

今回募集するのは、とんがりビルの運営をしながら、山形でリノベーションの魅力を広めるお手伝いをしてもらう人。

メインの仕事はとんがりビルの運営です。廊下や共用部分の掃除、電球を変えたり、植物の水やりをしたり。ビルの管理人として1階のギャラリーで美術品の搬入があるときは、施錠や解錠の手伝いをしたり、日頃から入居者さんと明るく元気にコミュニケーションをとって、支払いのやりとりをしたり。 ビルに関わる人が快適に過ごせるよう気配りをして、ビルの雰囲気や空気をつくっていく大切な仕事です。

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マルアールの実績:お施主さんが息子夫婦との同居を機に、築25年の一軒家をリノベーション。竹内さんが断熱監修して、山形の厳しい気候でも住みやすい2世帯エコハウスに。建具はTIMBER COURT(撮影:マルアール)

加えて、リノベーションのデザインやプロデュースに関するアシスタントをしてもらいます。マンションや住宅の営業や、お客さんの相談を受けて、現場を見に行くこともあります。

建築のことや馬場さんが提唱するエリアリノベーションに興味があって、建築の図面を書いたことがある、宅建の資格がある、接客業の経験がある人などは、経歴を生かして働けるかもしれません。最初はわたしのパートナーとして、ゆくゆくはとんがりビルを任せられる存在になってもらいたいです。

マルアールはまだ3年目で、ビジョンは大きく、頭でっかちな会社です。予想外な業務を急にお願いすることも多いと思うし、仕事のマニュアルはありません。それを自分で楽しくつくっていってもらいたい。未経験のことでも、なんでもおもしろいと思える人がいいですね。

まずは一度とんがりビルに遊びに来て、わたしたちのビジョンを見て、感じてください。ここ山形から一緒にリノベーションの可能性を発信していきましょう。ご応募お待ちしています。

とんがりビル 正社員募集 撮影:根岸功

社名/屋号

株式会社マルアール

URL

http://www.maru-r.co.jp

募集職種

ビル運営管理 兼 営業アシスタント

雇用/契約形態

正社員(試用期間3ヶ月あり)

給与/報酬

当社規定による(昇給:年1回、賞与:年2回)

待遇

社会保険、厚生年金、雇用保険完備

仕事内容

とんがりビルの運営管理 / リノベーションの企画、デザイン、プロデュース、物件販売の営業等のアシスタント、その他雑務

勤務時間

裁量労働制(10時〜19時を基本とし、イベント等により前後)

入社日:2018年3月〜(新卒者は4月〜)

休日休暇

週休2日制、夏期休暇、年末年始休暇

応募資格

高校卒業以上(新卒、既卒を問わず)、経験不問、要普通免許

選考プロセス

履歴書(写真添付)、職務経歴書をご送付下さい。書類選考の上、面接日時をご連絡します。

応募書類送付先:

〒990-0042 山形市七日町2-7-23 とんがりビル3F「株式会社マルアール」

備考

社員募集についてご不明な点やご質問は、以下のお問い合わせフォームかお電話にてお気軽にご連絡下さい。

023-679-5433 (担当:水戸)