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鎌倉のまちに元気を。広がる「#頑張ろう鎌倉」の輪

2020.03.15
鎌倉のまちに元気を。広がる「#頑張ろう鎌倉」の輪
鶴岡八幡宮|日曜の昼だが、やや人が少ない

―新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、小中高校の一斉休校、一部企業でのリモートワーク化、不要不急の外出は控えるといった対策がとられている。国内外からの観光客の激減で、日本各地の宿泊施設、飲食店などに大きな影響が出ているが、鎌倉のまちも例外ではなかった。そんな現状と、鎌倉のまちについて。そして、いま広がっている鎌倉の輪「#頑張ろう鎌倉」について、鎌倉市役所共創計画部・比留間彰さんより寄稿をいただいた。

鎌倉のまちに元気を。広がる「#頑張ろう鎌倉」の輪
鎌倉連売付近|普段よりやや閑散とした様子

―2月下旬、所用があり、昼休みに久しぶりに外出し、驚いた。二八(にっぱち)は、比較的鎌倉のまちも空いているといわれているが、例年に増して閑散としている様に感じた。銀行や郵便局も人が少なく、待ち時間なく手続きができたことには、心地良さを感じたが…。
3月に入り、小中高校の一斉休校が始まりこの傾向は顕著となり、9年前のことを思い出した。

東日本大震災後、計画停電や風評被害により、外出を控える人が増え、鎌倉のまちは閑散としていた。老舗といわれる鎌倉の人気店がお弁当を店頭で販売し、また、洋菓子店がタイムセールを行っている姿を見てこれは深刻だと感じた。当時は、今ほどSNSが普及していなかったものの、広報の仕事をしていたこともあり、細目にチェックしていたTwitterからは、その深刻さがさらに伝わってきた。観光客はこのまちの風景であり、鎌倉の魅力を我々と一緒に創造・発信する関係(関係人口)なのだと強く感じた時でもあった。こんな時、自分にできるのは消費くらいと、毎日テイクアウトのお弁当を買いに行った。

鎌倉のまちに元気を。広がる「#頑張ろう鎌倉」の輪
鎌倉宮行のバス停|いつもは乗り切れないほどの行列だが…

その当時のことを思い出しながら、ふとFacebookを見ると、整体を営んでいる友人は、「キャンセルが相次ぎ従業員の手当てや家賃の支払いが厳しい」と、飲食店を営んでいる方は、「お客さんが少ないので早めに閉店する」と投稿していた。
そんな中、鎌倉駅西口で豆腐ハンバーグ(鎌倉バーグ)のお店を営む「鎌倉六弥太」さんが、ハッシュタグで「#頑張ろう鎌倉」を広げていることを知った。六弥太の店主、田所さんは、非常に鎌倉愛の強い方で、以前、鎌倉市のふるさと寄付にご協力依頼をした際に「鎌倉で商売をさせていただき、鎌倉のまちに協力させていただけることに喜びを感じる。」と話してくれたのが印象的であった(ふるさと寄付の返礼品に「鎌倉バーグ」を提供。現在は、「六弥太乃ポン酢」を提供してくれている)。

鎌倉のまちに元気を。広がる「#頑張ろう鎌倉」の輪
鎌倉西口の「鎌倉六弥太」さん|#頑張ろう鎌倉の発案者

そう、これまで、鎌倉市のふるさと寄付への協力をお願いすると皆「鎌倉のためなら何でも協力するよ」「ふるさと寄付金の返礼品限定品を提供するよ」と快く応じてくれたことを思い出した。これまで我々を応援してくださった方々に何かお手伝いすることはできないだろうかと考えた。

鎌倉のまちに元気を。広がる「#頑張ろう鎌倉」の輪
小町通り|少しずつ人が戻ってきた感じはある

様々な情報が錯綜し、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるには、どこまで発信が許されるのだろうか、外出を促すような発信は拙いのではないだろうかと。正しい答えが見いだせない中、鎌倉の日常を発信し、鎌倉ファンの方々と鎌倉のまちを繋ぐことぐらいは許されるだろうと考えた。昼休みという限られた時間ではあるが、駅周辺の景色を撮影し、InstagramやFacebookで「#頑張ろう鎌倉」のハッシュタグをつけて発信してみようと(個人的に)。そして、少しでも多くの方々の目に留まり、そして、お店の発信が目に付いたら良いなと。また、こんな時だからこそ、普段は観光客でなかなか訪れることができないお店に家族で行って団欒の時を過ごす様なきっかけづくりができないだろうかと。

鎌倉のまちに元気を。広がる「#頑張ろう鎌倉」の輪
段葛|もうすぐ桜が咲きます

ここ数日、暖かい日が続き鎌倉のまちに人が戻りつつある。3月14日には、東京で桜開花とのニュースが報道された。新型コロナウイルスの収束までは、まだ時間がかかるようで、油断はできないが、専門家が指摘する感染のリスク(クラスター発生の3条件)に十分配慮しつつ、このまちのために自分にできることを一つずつ取組んでいきたいと考えている。さて、明日はどこに行ってみようかな。

(寄稿:鎌倉市役所共創計画部 比留間彰)

鎌倉のまちに元気を。広がる「#頑張ろう鎌倉」の輪
雨の日の江ノ電|ガラガラで驚いた

―鎌倉のまちにひとがいない。3月に入ったときに私も思った。普段なら少し煩わしく思う外国人観光客がまちにいないのだ。江ノ電もガラガラである。もうすぐ桜の季節だというのに、この状況はただごとではない感じがした。感染拡大を防ぐためにも、いまは耐え時。でも、鎌倉で働き、鎌倉のためになることを仕事としているのだから、私にもなにかできることはないか。そう思い、せっせと普段は行列で入れない地元の名店に通っている(もちろん、十分配慮して)。事態が収束したときに、多くの店が閉まっていたらそれは悲しい。いまはなんらかの形で支援をしつつ、また鎌倉のまちに人が戻ってくるように発信を続けたい。
(鎌倉R不動産・渡辺)

 

お願い
ふるさと納税総合サイトを運営する「ふるさとチョイス」が、ふるさと寄付によって、新型コロナウイルスの被害を受けている事業者の方々を多角的に支援する仕組みを立ち上げました。鎌倉市は、間髪入れずにこれに参画することといたしました。是非、ご覧いただき、ご支援をお願いいたします。

ふるさと寄付金(鎌倉市応援)のページ:外食産業関連

ふるさと寄付金(鎌倉市応援)のページ:観光産業関連

鎌倉六弥太さんのfacebookページ

 

追記:2020年4月3日

この記事を公開したのち、さらに不要不急の外出を控える等の政府からの要請が強まりました。

いま、「#頑張ろう鎌倉」はfacebookのグループとして公開され、登録者は1800人を超えています。

鎌倉の飲食店にとどまらず、鎌倉のまちを愛する様々な人たちが、この呼びかけに応えて、いま自分たちができる最大限の努力をしています。