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街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」

地域の施設情報

2020.06.18

神戸市兵庫区の山側エリア湊山町に、知り合いや旅行者に教えたくなる素晴らしい天然温泉がある。

街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」

湊山温泉は、かつて「神戸の奥座敷」と呼ばれていたという兵庫区山側エリアにある老舗温泉(1891年創業)で、なんと温泉自体は800年以上前から湧いていて平清盛が湯治に訪れていたとか。

reallocal神戸のメンバーも山遊びした後や仕事の気分転換によく利用していて、灯台下暗しというか、あまりにも日常に溶け込んでいたため紹介するのがすっかり遅くなってしまった。

2015年に廃業から復活!
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
湊山温泉を運営するニコニコ温泉株式会社の代表取締役・真神友太郎さん(中央)。月に1度の湊山温泉スタッフミーティングにて。

歴史ある湊山温泉だが、近年のポイントは2015年の廃業騒動とそこからの復活だろう。廃業危機を救ったのは、銭湯ベンチャー企業「ニコニコ温泉株式会社」代表の真神友太郎(まがみゆうたろう)さんだった。

ニコニコ温泉株式会社は温泉・銭湯の再生と収益化を行っていて、ここ湊山温泉の他に、東京都昭島市の富士見湯も運営している。他にも、イベントの企画制作、コスプレ・マンガなどサブカル事業他にもトライしているおもしろい会社なので、気になる人はぜひ公式サイトをチェックして雰囲気を確かめてみて欲しい。

街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
湊山温泉を運営する銭湯ベンチャー企業・ニコニコ温泉株式会社の公式サイト。ブログのマンガは必見。

真神さんは、湊山温泉の泉質の良さと、早朝5時から地域住民に利用される地域からの愛され具合(と企業秘密?のJB指数)に事業性を見出し、運営引き継ぎを決断。

通常は内外装をはじめリニューアル完了後に運営を引き継ぐそうだが、湊山温泉の場合は内装の壁の位置を変えた程度で20155月に営業を再開し、継続的にイベントを開催するなど独自色を強めている。

街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
ナチュラルに攻めてる感のあるイベント内容は、Twitterで流れてくると素通りできない。(湊山温泉のTwitterより)
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
浴槽におもちゃを浮かべる「おもちゃ風呂」。ほぼ日替わりでおもちゃが変わる。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
現在「コロナウイルスのため外出や施設利用が心配」という声を受けて、温泉を持ち帰り自宅で楽しめる「おすそわけ源泉」蛇口を無料開放中!家庭の風呂に2%程度混ぜると湊山温泉気分を味わえる。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
いまや見かけることの少ない昔ながらのドリンクを発見。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
湊山温泉男湯の内観。取材時はお湯をはる前の貴重なショット(?)。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
湊山温泉の泉質は、ほんのり茶褐色で炭酸ガスが溶け込んださっぱりした肌あたり。しかも100%源泉掛け流し。

2階はオールナイト図書室「喫泉」
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
喫泉と書いて「きっせん」と読む。

2015年から「ずっと活用方法を考えていた」という建物の2階部分は、2019年9月からオールナイト*の温泉図書室「喫泉(きっせん)」としての運用が始まっている。

* 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は営業時間を短縮し5:00〜23:00で営業中。

喫泉は、湊山温泉のひなびた雰囲気を活かした「実家」がテーマの図書空間で、特にマンガを充実させているところに湊山温泉らしさを感じる。サブカル好きスタッフが選書した通好みのマンガも充実していた。

街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
喫泉には、サブカル好きスタッフが選んだマンガがズラリ。「バイオメガ」を見つけてテンションが上がった。エッセイ本やちょっと堅めの書籍もある。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
子供の頃の気持ちに戻って(オタク心に正直になって)、好きなことに夢中になれる「実家のような場所」。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
こもれる仮眠スペースも。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
改装したことで当初イメージしていた「ひなびた実家」とは違う、「リアルにリフォームした実家」になってしまったそう。でも「これはこれでいいか」と済ませるところに、湊山温泉のエスプリを感じた。

湊山温泉では1階の物販コーナーで生ビールを販売しているため、買ったビールを喫泉に持ち込んでマンガを読める。しかも、喫泉では「だらしない」とか「早く風呂に入れ」などという小言を言われる心配もない。

想像して欲しい、800年以上も渾々と湧き続ける良質な天然温泉につかり、風呂上りに冷えたビールを飲み、好きな本を読む。夏は、ちょっとテラスに出てみたりして、汗ばんできたらまた温泉へ。冬は、ちょっと冷えてきたらまた温泉へ。なんという幸せのループ。癒しの連続。

街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
風呂上りや、喫泉利用のお供に。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
軽食も購入可能。
街から自転車で行けるリゾート「湊山温泉」
2階には山のおいしい空気を楽しめるテラスがある。夏の夜の心地よさを想像するとワクワクする。

湊山温泉があるのは市街地の山側とはいえ、街と山が近い神戸。自転車で移動すれば三宮から20分ほど、新開地からだと15分ほどで到着する。言うなれば、街から自転車で行けるリゾート。

ローカルを楽しみたい旅行者には、街をレンタサイクルで散策するルートにぜひ組み込んで欲しい。地元民でまだ湊山温泉を訪れたことのない人は、最寄りのリゾートとしてぜひ活用して欲しい。

Resort(リゾート)という言葉には、「何度も通う」という語源があるらしい。自分にとっての究極のリゾートは、実は思っているより近くにあるのかもしれない。

文・写真 / 則直建都

名称

湊山温泉

業種

温泉

URL

https://minatoyama-onsen.com/

住所

兵庫県神戸市兵庫区湊山町26-1

TEL

078-521-5839

営業時間

入浴5:0023:30、喫泉24時間(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は営業時間を短縮し5:00〜23:00で営業中

定休日

水曜日(※祝祭日の水曜日は通常営業翌平日休業)

アクセス

JR神戸駅から市バス79系統「平野」バス停下車 徒歩5分、JR・阪神・阪急三宮から市バス7系統「平野」バス停下車 徒歩5分。自転車でも。

料金

【入浴料】大人700円(朝5:00~8:00までは550円)、小学生230円(土日は100円)、乳幼児(0~6歳)無料

【喫泉利用料】大人600円(フリータイム)、小学生以下100円(フリータイム)、乳幼児無料 ※別途入浴料金が必要

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