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福島の“熱海”で仕事旅行

温泉地でワーケーション

2020.09.30

郡山駅から電車で17分。福島県でもアクセスのしやすい温泉街・郡山市熱海町。観光で訪れるというより、仕事のちょっとした合間を楽しめる時間を紹介したい。
お昼の時間しか開いていない老舗とんかつ店「とんかつ上野」、地元では有名な「信濃屋菓子店」の大福餅、メンチカツや唐揚げが美味しい「肉のながせ」。ガイドブックには載っていないそんなお店に立ち寄り、買い食いをしながらのんびり足湯のはしご。贅沢な時間の使い方かもしれない。

福島の“熱海”で仕事旅行
山々に囲まれ小鳥のさえずりや虫の音をききながら足湯読書なんて使い方も。
福島の“熱海”で仕事旅行
とんかつうえの「特製とんかつ定食」
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信濃屋菓子店。つぶあんかこしあんか迷っていると、軽トラックに乗ってやってきたおじいちゃんが豪快に大人買いしていきました。びっくり。

福島なのになぜ”熱海”!?

福島県民なら一度は聞いたことがあるだろうその地名。そもそもなぜ磐梯“熱海”なのだろうか。さかのぼること800年、この地の領主であった伊東祐長(すけなが)が故郷である伊豆(静岡県熱海市)をしのんで名付けたのだといわれている。
そして熱海と言ったら温泉!ここ磐梯熱海もその昔、萩姫という美しい女性が湯治のために訪れた伝説が語り継がれ、“美人の湯”として知られている。

仕事旅行と交流

「さて、そろそろ仕事をしなくては」と思ったら、駅前の足湯から道路を一本挟んだところにある温泉ゲストハウス湯koriがお勧め。

福島の“熱海”で仕事旅行
レトロモダンな佇まい。昼間は左奥に見える窓からテイクアウトも行っている。

湯koriは研修で磐梯熱海を訪れた社会人の方や郡山市内の企業へインターンシップに参加する学生を積極的に受け入れており、思いがけない出会いや発見があるようだ。地元の人たちも遊びにくるので、様々な交流の場となっている。
スタッフのみなさんも「さまざまな人と交流をする中で新しい発見や課題解決のヒントを得ることもある」という。このゲストハウスが新しい交流の拠点となって、様々なチャレンジが生まれる場となることを目指しているようだ。

福島の“熱海”で仕事旅行
1階ロビー
福島の“熱海”で仕事旅行
屋上スペース。磐梯熱海の街を一望できるこの場所で、自然の音を聴きながら作業、なんて使い方も。

作業を終えて、ゆっくり温泉に浸かる。そして湯上りのビール。たまらない!!!
ギリギリまで飲んでいても、30秒で帰りの電車に乗れるので安心!
入り口にあったマウンテンバイクが気になったので従業員の方に聞いてみると、なんと無料で貸し出しているとのこと。これで猪苗代湖を一周される方もいるのだとか。
すでに次回の楽しみが出来てしまった!

福島の“熱海”で仕事旅行
美人の湯の象徴・ゆりこ(中央)
経由地で生まれる可能性

「“仕事旅行”と呼んでいるのですが、ここに来てもらって仕事を探してもらうとか、出張のついでに立ち寄っていただく。うちがそのハブになれたらと思っています。」と話すオーナーの渡部景秋(かげあき)さん。

磐梯熱海は福島県の中央に位置しているという特性上、県内各地へ移動する際の経由地として訪れる人が多い。だからこそ、様々な視点を持ったよそ者が集まれば何か面白いことができるのではないか。ムーブメントを起こせるのではないか。そう感じているという。クリエイティブな若い世代と人情に厚い地元の方々が交わるこの場所では、リラックスするだけでなく新たな刺激も得られるかもしれない。渡部さんの熱い想いに聞き入ってしまった。

福島の“熱海”で仕事旅行
無料で貸し出されているマウンテンバイク。

次回は自転車をレンタルして温泉街を周遊しながら、また新しい磐梯熱海を発見してみたい。
近くまで来たついでにふらっと立ち寄るだけでも面白い出会いがあるかもしれない。
あなたも、可能性に満ちた磐梯熱海で、自分の楽しみ方を見つけてみてはいかがですか?

名称

温泉ゲストハウス湯kori

URL

https://fukuraya.jp/yukori/

住所

福島県郡山市熱海町熱海1-109

TEL

024-984-3811

備考

twitter : https://twitter.com/spa_yukori

instagram : https://www.instagram.com/spaguesthouse_yukori/

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