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田舎と街の食を繋ぐ人

安藤美保 cafe&bakery 「マルメロ」

2014.08.21
田舎と街の食を繋ぐ人
元町のビルの6階にあるマルメロの店内で安藤さんにお話を聞いた。

神戸のど真中・元町の雑居ビル6階でcafe&bakeryマルメロを営む安藤美保さんにお話を聞いた。ご主人は近くでジェロボアムというワインのセレクトショップを経営されており、夫婦ともに神戸のフードシーンとのつながりは深い方々。一度お話を聞いてみたかった方だ。

地場野菜を中心に丁寧に調理されたお料理と、店内に併設された小さなグロサリーコーナーには、手作りの天然酵母パンを中心に、手作りジャムや、おかず味噌などが並んでいる。基本的にはカフェだが、使われている食材や販売されているものに深いこだわりを感じる。

「アリス・ウォーターズの生き方考え方に触発された部分が大きいですね。街に居ながら自給自足的な感覚で暮らせないか、日々想いめぐらせています。」

「“街と田舎を食でつなぐ”、それが私のテーマなのですが、神戸は農園が都市部から近いので、それが可能だと思っているんです。地元のものを食べるという当たり前のことが出来る世の中になって、“人が何を選ぶか意識すること”で社会が変わっていけばと思っています。」

田舎と街の食を繋ぐ人
美味しいパンの数々。卵や乳製品を極力使わずにつくられている。
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ランチの写真。シンプルだけども野菜の味が深い。

神戸は、食材豊かな土地である。

神戸市内でも北区や西区には沢山の農家がいる。近隣の但馬、丹波からは肉が、明石、淡路島などを中心とした瀬戸内海からは魚介類が、山間部は野菜やフルーツの宝庫なのだ。近年、それら地元の農水産物との距離感が近づいてきた感じがする。実際、僕らも日々食べる食材にはとても満足している。

更に都心部との距離が近い。生産者の思いを身近に受け止める事が出来る。

田舎と街の食を繋ぐ人
実は神戸市の北区、西区は沢山の農家さんがおられる。

「地元のものを食べる」「季節のものを選ぶ」をもっともっと日常に。その先にある未来に、安藤さんの想いは膨らんでいきます。

8月初旬には、夫婦共同でジェロボアム前にグローサリーショップ・NEIGHBOR FOODがオープンした。

田舎と街の食を繋ぐ人
神戸のど真ん中とは思えない開放感ある店内。
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2014年8月にオープンしたneighbor foodのエントランス。

(注)アリスウォーターズ

http://ja.wikipedia.org/wiki/シェパニーズ

アリスウォーターズはカリフォルニア州バークレーで”シェ・パニース”をオープンし、当時まだまだアメリカの食文化の中でメジャーではなかった、「環境にも人間にもやさしい農法で育てた地元産の新鮮な野菜を使い、季節の旬のものを、素材そのものを活かすシンプルな調理方法で食べよう」というフードの革命を起こした女性。

屋号

マルメロ

URL

http://www.marmelo-lab.com/

住所

兵庫県神戸市中央区元町通1-7-2

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