【がもよん】文化住宅は住むにとどまらず|ストックルームと雑貨店
古民家や長屋をリノベーションした店舗が多く点在する蒲生のまち、ある細い路地を抜けた先にリノベーション文化住宅、はちふく文化GAMO-4はあります。その文化住宅内には、4帖ほどの小さなアトリエ区画が2部屋。現在入居されている2店舗のオーナーさんにお話を伺いました。古物ショップ『ing a song song』は予約制のストックルーム 。雑貨店『scenery』は咋年6月にオープン。小さな空間に詰まった魅力を感じてください。
▪️古物ショップ | ing a song song
オンラインショップにストックルームの選択肢を
ーー古物の買い付けショップはどのような経緯で始められたのですか?
友達のイベントの隅っこで、ジョージアに滞在していた時に買ってきたものを出店したことがきっかけで、友達のお店やポップアップに出店するようになりました。そういうところに少しずつ参加しながら、買い付けた古物を販売していたのですが、オンラインショップが欲しくなって始めたのが買い付けショップの本格的なスタートです。
ーーどこから買い付けされているのですか?
直接現地にも買い付けに行きますが、ヨーロッパに買い付けのパートナーがいるんです。私は元々、彼女のヴィンテージショップのオンライン販売を利用していました。彼女が日本に興味があるというので、メールでやりとりするようになっていって。次第に、私が買い付けた日本の品を、彼女のお店で販売するようになりました。そうして、ヨーロッパのものと日本のものをお互いに買い付けていくうちに、今ではビジネスパートナーとして活動を共にするようになりました。

ーーストックルームを持つきっかけはなんだったのでしょうか。
オンラインショップだったら、実際に手に取ってもらえないじゃないですか。なかなか見づらくて、難しい。それで、手に取ってみれるところが欲しいと思うようになったんです。
オンラインだったら買ってくれても顔がわからなかった、でも実際見にきて買ってくれたら、ありがとうの気持ちを直接伝えられるからいいですね。あとは、オンラインショップだけでやっていると、信頼感がないと感じる人もいると思うんです。でもちゃんとお店を構えて、行ったら私がいて、っていうのが安心感に繋がるのかな、と。
無国籍で性別もない
ーーセレクトのセンスがとても素敵だと思っています。選ばれる基準は何なのでしょうか?
お店のテーマを”無国籍で性別もない”、という風に決めています。なのであんまりキュート!みたいなものは買わないです。変な形のものや手仕事のもの、最近はガラス製のものが特に好きです。ちょっと不細工で手作り感溢れているものに魅力を感じますね。機械生産だったとしても、アーティストたちが表現したいことのポリシーや魂が込められたものがいいなって思います。
可愛い子ほど旅をさせよ
ーーお気に入りの古物も販売されるのですか?
本当にお気に入りこそ売るのが大事だと思っています。値段上げてるだけって感じです笑。多分他の人はそんなに価値つけないだろうなってものでも、自分が好きだったら価格はあげますね。自分の手元にあってもいいんですけど、そこはグッと抑えます。本当に自分のところに必要だったなら、戻ってくるはずだし、とか。確率は低いけど笑。
自分ならこの値段を出してもいいっていう金額をつけていて、それを買ってくれたなら、「せやんな!わかってくれる!?」って、「この人わかってる人だ!」みたいな。その方が自分の家にキープしておくより嬉しいです。

決め手はあの角の名曲喫茶
ーーこの物件とはどのように出会ったのでしょうか。
倉庫みたいな感じで、ちっちゃくていい、賃料も三万ぐらいで。ぼんやり探していたら、ここがまさにピッタリでした。
これが1番の決め手っていうのも少し変なんですけど、近所に行きつけの喫茶店があるんです。店主がとても素敵な方で、コーヒーは旦那さんが焙煎されたものだったり、コーヒーカップは店主が通う陶芸教室の先生のハンドメイド作品だったりとか。私がここ、はちふく文化でガラクタ市みたいなものをやった時に買ってくれたものもお店に飾ってくれています。めっちゃ嬉しいです。
流れる名曲はクラシックが多いけれど、本当に色々です。店主が映画や音楽が好きなことが伝わってくるので、静かにゆっくり本を読むこともできるし、お客さんが、こんにちはってきて、店主と会話し長居して帰ることもあったりします。本当に居心地がいい場所です。
ーーお気に入りの喫茶店、そういう存在が物件を選ぶきっかけになるし、その街を好きになる理由にもなるんですよね。
まさに出会うべくして出会った物件なのではないでしょうか。よくマルシェ出店やpopoupを開催されてもいますが、蒲生のまちで実店舗を構えたことにより、そのような良い出会いが増えたりしましたか?
ここは大家さんが企画してくれて、この場所を使って繋がりがある人とイベントができるのがいいですね。近所のおばちゃんが遊びにきてくれたり、オープンの時はお花を持ってきてくれたりして!そういうの本当に嬉しいです!もちろんここでのイベントがきっかけで繋がりも広がりました。
ーー私もはちふく文化のイベントによく行きますが、本当にのんびりと時間が流れていて素敵なイベントだと思います。これからもing a song songさんの出店を楽しみにしています!

| 名称 | ing a song song |
| 住所 | 〒536-0016 大阪市城東区蒲生4丁目10-21 はちふく文化GAMO-4 2階2A |
| 営業時間 | 予約制*予約可能日はInstagramにてご確認ください |
| サイト | https://www.instagram.com/ingasongsong/ |
▪️セレクト雑貨ショップ | scenery

人生の後半戦!挑戦と物件探し
ーー雑貨屋さんをオープンするに至った経緯はなんですか?
子育ても終わり、人生の後半戦。自分を見つめ直した時に、好きなことにチャレンジしたいという思いが沸々と湧いてきました。雑貨が大好きで色々なお店に通っては、どこに飾ろう、どうやって使おうって考える時間がすごく幸せで、癒されてきました。今度は自分が選んだもので、お客さまにも同じ気持ちになってほしい、と思ってオープンしました。雑貨好きの普通の主婦だったので、何から始めたらいいか分からず自信もなかったのですが、家族の協力もあって今チャレンジしています。
まずは物件探しから、と思ってかれこれ2年ほど、初めは実家の周辺や古民家、、、それも森の中の古民家!で探していたのですが、なかなかいい物件に出会えず、範囲を広げる過程で大阪R不動産をみていました。
ーー大阪R不動産を知ったきっかけはあるのでしょうか?
大阪R不動産に出会ったのは、それこそ雑貨屋さんの前に置いてあったチラシか何かだったんですよ!15年ほど前に自宅のリノベーションをすることにした時、そのチラシを見てマンション探しからお願いしてみることにしたんです。リノベーションの設計施工も大阪R不動産を運営しているアートアンドクラフトさんにお願いしました。
ーー好きな雑貨屋さんで大阪R不動産を知り、現在は大阪R不動産で見つけた物件で自身の雑貨屋さんをオープンされている、、、なんと素敵なご縁と運命!
はちふく文化との出会いは、マルシェ「福の市」が開催されると知り、足を運んだのがきっかけです。前日に下見に伺った際に、住民の方が喜んで案内してくれたりして笑。そういうおおらかさやあたたかさも、この物件ならではで気に入っています。元々探していたような森の中の古民家ではないけれど、ここだって古い文化住宅だし、近所には素敵な神社もある。いつも行き帰りは、「ありがとうございました」ってお参りしているんです。地域の人からも大事にされていて、いい空気が流れています。実はここからも神社の緑が少し見えるの!いい空気が入ってくるように少しだけ窓も開けています。


ーー私もあの神社の前を通る時は思わず頭を下げてしまいます笑。
しかも、ここは広さも賃料も何か始めるのにちょうどいいですよね。
そうなんです。それに、いろんな種類の古いガラスが窓には使われていたり、小窓からは木梁が見えたり、作り込みすぎず昔の雰囲気を残しているところが建築的にもとても魅力的です。古民家を探していたときは中を改装するお金の心配もあったけれど、ここはリノベーション済みですでに綺麗だったので、初期投資を抑えられる点でもありがたかったです。

雑貨の力とご縁を信じて
ーー商品のセレクトはどういったものがあるのでしょうか。
手作りのものを取り扱っています。気づくと、植物や自然をモチーフにしているものが多くなっていました。クスッと笑えて元気がもらえるものもセレクトすることが多いです。しんどい時、雑貨と目があって、「よし、頑張ろう!」と力をもらえたことがあるんです。豊かな暮らしや幸せなオーラをお客さまも雑貨からもらえたら、と願ってセレクトしています。

ーー蒲生四丁目、そしてここ、はちふく文化でお店を構えてどうですか?嬉しかったことなど聞かせてください!
お客さんが自分がセレクトしたものを、「どれにする〜どれにする〜!」と楽しみながら選んで購入してくれた時はやっぱり嬉しいです。それに、好きな作家さんに、お店での取り扱いを承諾していただいた時も。自分の好きだという思いが通じて嬉しくなります。好きな雑貨屋さんに、自分も雑貨屋を始めたことを報告した時に、素敵な作家さんをご紹介いただいたこともあり、ご縁をありがたく思いました。
蒲生のまちは、がもよんフェスもあり、知ってもらう機会、繋がる機会が多い地域です。はちふく文化でも福の市がありますし、イベントへの出店でたくさんの方に知ってもらえたらと思っています。ここは奥まった細い路地の先にあるので、ふらっとやってくるような集客はあまり望めませんが、その分、インスタなどで広報を頑張らなければ!と思っています。
そして今後は、お買い物だけじゃなくて、同年代の方と「お互い子育て頑張ったね」って褒めあったりとか、「これからどんなことを頑張りたいか」とか、気軽におしゃべりしに来れる場所にもしてきたいと思っています。子育ても終わったし、今度は私たちが輝きましょう!ってね。
ーー奥まった場所、小さなスペース、だからこそここだけの話を打ち明けるのにぴったりなのではないかと思います。穏やかな店内とちょうどいい狭さ、優しい店主さんの雰囲気に後押しされて、ついつい私もおしゃべりが止まらなくなり長居してしまいました。店主さんのチャレンジする姿にも元気をもらいました。ぜひ訪れてみてください。
| 名称 | scenery |
| 住所 | 〒536-0016 大阪市城東区蒲生4丁目10-21 はちふく文化GAMO-4 2階2B |
| 営業時間 | 金・土・日曜 11時〜16時 |
| サイト | https://www.instagram.com/scenery_chill_16/ |


住民募集中
ここまで2店舗を紹介してきましたが、あくまでここは文化住宅。
個々のプライベート空間は確保しながらも、住戸間をつなぐコモンスペースによって、シェアする暮らしも楽しめるリノベーション文化住宅です。上記でも登場しましたが、不定期で大家さん主催のマルシェ「福の市」が開催されたり、夜にふらっと住民同士で集まってちょい飲みしたり、石すもうなどのイベント会場になったり、と楽しいイベントと隣り合わせで暮らせます。
1人の時間は大事にしたい、けど一人暮らしにはちょっと飽きちゃった、、、。
ちょっぴりわがままなその気持ち、この文化住宅が解決します。ご興味ある方は大阪R不動産にお問い合わせください。
店舗物件をお探しの方はこちらをチェック。














