real local 山形「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻 - reallocal|移住やローカルまちづくりに興味がある人のためのサイト【地域情報】

「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻

地域情報
2025.09.08

たいき君は成人

 毎日まだまだ暑い日が続く山形。それでも、朝と夜だけは秋を感じさせる空気が流れてきてホッとします。と同時に、無性に芋煮を食べたくなって、自分のなかの山形ネイティヴの血を思いがけず確認したりします。

「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻
馬見ヶ崎川沿いで出番を待つ鍋太郎

 芋煮に合うお酒といえば「初孫」というのも山形っ子ならみんな納得ですね。ホッホッ。けれど、まだ芋煮シーズンも本格的にスタートしていませんので、とりあえず1人、ビールで乾杯です。

「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻
たいき君グラス

 当時モノのたいき君グラスで夜な夜なビールを飲んで暑さをしのぎます。このグラス、さくらんぼが白で描いてあって、冷たい飲み物を入れると赤くなるのです。昔こういうのあったなあと思い出す方もいらっしゃるかもしれない。

「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻
ビールを注がれたたいき君

それはさておき、ビールを注ぎ足すたびに、できるだけ白い泡をわざと出すように注いで、たいき君が真っ白になるようにしようと意地になったりします。
 
 そして新発見です!

「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻
『飲み・食べどころ』ガイドマップ

こちら、たいき君探しに協力してくれる山形市のたいき君捜索隊の仲間からのご提供。これは山形商工会議所会員店が網羅された『飲み・食べどころ』山形市のガイドマップです。この冊子に掲載された広告の中に、たいき君がいます!
たいき君、その可愛い顔立ちから子どもかと思っていましたが、成人なのです。こちらをご覧ください。

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当時の広告より

 たいき君、ビールを飲んでいます。ガシッと握っているのは、自分が描かれた缶ビールです。うーん、飲み慣れていますね。しかも赤くもならず、酔っても顔に出ないタイプのようだ。
 この缶ビール、当時はたくさん世にあったのでしょう。大事にとっておけばよかった、と思っても当時わたしは小学生。こうして、たいき君探し・たいき君集めの難しさをまた思い知るわけです。

フィールドワーク

 山形の街に生き残るたいき君はあとどれくらいいるのだろう?もういないのかしら?そんなことをいつも考えて歩いているのですが、思いがけない出逢いはいつもあるものです。

「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻
諏訪神社の骨董市

 山形市の諏訪神社で毎月第一日曜日に開催されている蚤の市でのこと。あまりに暑い毎日なので、レトロな扇風機でもあるかしら、とあちこちながめながら歩いてみました。

「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻
素敵な陳列

 可愛らしいモノに貴重なモノ。見ていて飽きません。あれこれ眺めていると・・・「オーイ」とわたしを呼ぶ声。あっ!

「ぼくのたいき君」 その11・乾杯!たいき君~の巻
ゲートボールたいき君

 大石田でゲートボールをするたいき君が描かれた湯呑みを見つけました!わたしを呼ぶ声は幻聴なんかではなかったんだ!ああ、君に出逢えて嬉しいよ。胸いっぱいで湯呑みを購入し、その日は帰路につきました。今年の芋煮会では、このゲートボールたいき君で「初孫」を飲みたいなと思います。乾杯!

 それでは、また次回。