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【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)

2021.09.28

「鎌倉R計画」は、「鎌倉R不動産」が携わった建築事例をご紹介するコラムです。

【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
湘南・藤沢市の一戸建て。リフォーム工事が完了した。

「鎌倉R不動産」の物件紹介ページを見ていると、築浅の物件や買取再販のマンション(いわゆるリノベーション済みマンション)、新築の物件紹介ページに「改装しよう!」のアイコンが付いていることがあります。これはなに?と思われる方も多いかと思いますが、これにはスタッフの想いがあります。

【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
鎌倉R不動産の物件紹介ページの例。よく見ると、新築物件に「改装しよう!」のアイコンが付いている。

新築や築浅、リノベ済など。誰かの意図で出来上がった物件を見るときに、なぜ、既存でそこにある仕様に対して「これは仕上がっているもの」「これはこういうもの」として見てしまうのだろう。新築や築浅だと特にその傾向が強まるのはなぜだろう。もちろん、建物の価値が物件価格に反映されている訳なので、予算オーバーなら仕方ないというのもあるのですが。

例えば、収納の位置や大きさ、床の素材、クロスの素材や色、キッチンや洗面などの水まわりの設備などなど。
やろうと思えば(構造上問題がなく予算が許すのであれば)、いまあるものから変更だって可能だし、なにも、いまあるものをそのまま受け入れて、ちょっと好みと違うからやめるとか、気に入らないけど仕方なく住むとか、そんな気持ちを持たなくてもいい。もっと自由にカスタムする前提で物件を見たっていい、と思うからこそ「改装しよう!」のアイコンを付けています。

不動産は変更できない部分はできません。例えば、周辺環境や窓からの眺望などです。でも、それらは気に入ったのに、内装がネックになって決断できないというのは、なんとももったいないことだな、と思ってしまいます。もちろん、構造上変更できない部分もありますが、アイデアで乗り越えられることだってあるはずです。

さて、今回は築浅の一戸建てを取得し、リフォーム工事を行ったご夫婦の事例をご紹介します。一般的には、この築年数でリフォーム工事?と思われてしまいそうな物件ですが、「改装しよう!」と思って実行してしまいました。

【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
物件から徒歩10分ほどで海に出る。大きな公園も近くにある。

物件は築5年で、海や大きな公園まで徒歩10分ほどという、湘南エリアの住宅街にあります。5年前に開発分譲された区画で、周囲には同世代の家族住まいの方が多く、子どもたちの声が聞こえてきてとても穏やかです。奥様が湘南出身ということで、Uターン移住を考えていたご夫婦。土地勘はあったので、最寄駅からやや遠くても、ここならいいね、と思えたこと。また敷地に対して建物がゆとりを持って建てられており、広いウッドデッキがついていたこと。建物面積は広すぎず狭すぎず。夫婦二人の暮らしを描きやすかったのです。

ただ、内見時から気になっていたのは内装です。
カラーや柄のアクセントクロスが多く使われていて、お子さんがいるご家族が住んでいたこともあり、全体的に元気な印象を受けました。また、玄関まわりや2階の洋室が少し暗い印象でした。ですが、水まわりの設備については築浅ということもあり、設備を入れ替えることはしなくても良さそうだったのです。夫婦二人の生活であれば、もう少し落ち着いた印象の方がいいかもしれないね、と内見の帰りに話し、それならプチリフォームをしようか、と購入を決意しました。

【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
Before|取得時の内装。アクセントクロスが多く、全体的にカラフルで元気な感じの内装だった。
【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
Before|後から壁を抜いた部分や、クロスを変えたり収納を取った部分。

ご夫婦が行った主なリフォーム工事がこちらです。
・玄関まわりに自然光を取り込むため、壁を一部抜く
・2階の洋室と廊下の壁を抜く
・クロスを全体的に貼り替える
・吹抜けなど、一部はクロスから板張りに変更する
・巾木、廻り縁を変更する(茶から白へ)

実際に工事が始まると、いろいろとその場で決めて大工さんに伝えなくてはならないこともあり大変だった、と振り返りますが、工事の過程を一緒に見ていたからこそ、予め下地をいれておいて、引渡し後に自分たちで棚をつける、カーテンで目隠しをつける、などのアイデアも生まれました。そうしてリフォームが完了した念願の家は、しっくりとご夫婦に馴染むものになりました。

【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
after|キッチン背面のアクセントクロスを白のクロスに変更しただけで、印象が変わった。

「全体的にとても気に入っていたけれど、もう少しだけ自分たち好みにしたいなと思っていました。クロスを変えることは大変な工事ではないし、それでかなり印象が変わると感じました。壁を抜くのは少し慎重になりましたが(笑)大工さんと一緒に検討して、安全に工事ができたのでよかったです」と奥様。

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after|壁を抜いた2階の洋室部分。
【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
after|個室が1部屋しかない。間取表記としては1LDKに変更した。

「時間もお金もかかったけれど、なんとか予算内で収めることができました。でも、工事費を削るために、自分たちでやることにした工事もたくさんあるので、これから棚を作ったり、レールを取り付けたり…DIYがまだまだ終わらないです」とご主人はやる気十分です。

【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
after|吹抜けはアクセントクロスを剥がし板を張った。手前はクロスを交換した。

予算内で納めるために、洗面台のやり替えは保留にしたし、床も床暖房が壊れたタイミングで検討しよう、と保留にしました。絶対にいま変えたい部分と、将来でもいい部分。プロに依頼するところと、自分でやるところ。そのバランスを考えての工事でした。

【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
after|洗面所は吊り戸棚を取りクロスを変更するにとどめた。吹抜けは色が明るく軽い印象になった。
【鎌倉R計画】築浅物件を改装した夫婦の事例(湘南・藤沢市)
after|印象が大きく変わった玄関まわり。一部の壁を抜くことで、上部の窓からしっかりと光を取り入れる。

「築浅の物件に工事を入れるなんて、しかも(室内ですが)解体しているのでご近所からは『???』という感じだったかもしれません。ご近所の皆さんには、ある意味興味を持っていただいたと思います。個室がなくなって本当に大丈夫なの?と両親には心配されましたが、家の中でお互いの存在が感じられるのが、とても心地よく安心するので気に入っています。一戸建て住宅なら3LDK以上がいいとか、夫婦二人の暮らしで一戸建てなんて贅沢とか。固定概念を捨てて、自分たちが欲しい暮らしをイメージしてやれたことが、よかったのだと思います。」

引越しも完了し、これからは室内もそうですが庭にも手を入れるつもりというご夫婦。次の休日にはどこをやろうか、と毎晩話すそうで、家に手をかける暮らしがいまはとても心地いいそうです。