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雑居ビルから川辺まで。わたしが選ぶ“まちを感じる”会場たち

地域情報
2025.08.26

こんにちは、おおきな木のように自然と心地よい(じぶんの)まちを育てている、千宝(CHIHO)といいます。(じぶんの)まちってこんな感じ!を中心に、さまざまな思いを発信しています。前回は、わたしがコンセプトに掲げている「おおきな木」についてお話ししました。今回は、その「おおきな木」をどのように育てているか、お話ししたいと思います。

雑居ビルから川辺まで。わたしが選ぶ“まちを感じる”会場たち

わたしの夢である「(じぶんの)まち」と、わたしの好きな「おおきな木」は共通する部分があるぞ!と気づいたわたし。そのおおきな木の下で過ごす人々が増えることで、「まち」はスクスクと育っていくかもしれない。「まち」を体感できる場所が必要なのでは?とさまざまな人のアドバイスも受けて「まち」を体感できるマルシェ「おおきな木の下で」を開催することにしました。

雑居ビルから川辺まで。わたしが選ぶ“まちを感じる”会場たち
マルシェ初開催時のわたし(と、実家の犬)。後ほど紹介するMOTON PLACEでは館内犬OK

現在は大阪市内の会場をレンタルして3か月に1回開催し、主催者自ら 「出店・運営スタッフをしてもらえませんか?」とお声かけさせていただき、「まち」を育てています。

「まち」を体感してもらうこと。そして、そのまちを「心地よい」と感じてもらうこと。 それがこのマルシェのいちばんの目的です。

過去に2回開催しましたが「質のいいマルシェ」「ずっと続いてほしいマルシェ」といった声をいただけること、本当に嬉しく思っています。 それもこれも、”好き”が溢れ出る出店者さんたちや、全力で支えてくれる運営スタッフの皆さんのおかげです。心から感謝しています。

私は日々、「どうすれば人は訪れてくれるのだろう」「どうしたら、ここを“わたしのまち”と思ってもらえるのだろう」と思いを巡らせています。 その問いの答えは、会場の選び方や出店者さんの選定、運営体制など、さまざまな要素があると思います。

今回は、会場選びについて深堀りしたいと思います。

会場選びへのこだわり

会場は毎回レンタルスペースサイトを活用して選定しています。

マンションの一室や結婚式会場まで幅広く掲載されているため、この中から会場を見つけるのは一苦労ですが、私の中で確実に譲れない条件をもとに探しています。

≪必須条件≫

・大きな窓がある

・程よく人通りがある

・緑が見える/近くにある

・木のぬくもりを感じる(内装など)

・休憩できる場がある

・駅近(最寄駅から10分以内)

大きな窓があれば外から中の景色が確認でき、人々は安心して訪れてくれるのでは?と考えています。初めて行くところではできるだけドキドキしたくないですからね。そして、訪れた人には長く滞在してもらいたいため、「おおきな木の下」のイメージに合わせた空間を作っています。

駅から会場までの距離は、来場者さんはもちろんのこと出店者さんの搬入出も考慮しています。たくさんの什器を携えて来てくださるため、できるだけアクセスの良い場所を選んでいます。

過去の会場紹介

MOTON PLACE(天満橋)

デザイン事務所が手がけるレンタルスペース。

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MOTON PLACE入口にはくつろぎスペースがあります。

天満橋の川沿いにあり、春は桜を見ることができます。デザイン事務所さんが手掛けるスペースということもあり、非常に素敵な内装です。机などレンタル可能な什器も数多くあります。扉の机なんかもあります。(見てもらわないとわからない)あと、トルソーもお借りできます。

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スペース内にカウンターもあります。

会場前には公園もあり、散歩中の方も立ち寄っていただくことのできる素敵な場所です。

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ソファでもくつろぐことが出来るため、長時間滞在していただける空間となっています。

β本町橋(堺筋本町)

大阪市との事業協定により生まれた東横堀川のほとりのスペースです。1階にはレストランがあり、2階がレンタルスペースとなっています。2階と言いつつ、見ようによっちゃ1階に見えます。とても面白い建物です。

雑居ビルから川辺まで。わたしが選ぶ“まちを感じる”会場たち
β本町橋は2階建の施設です。
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全面ガラス張りのため、外から会場内の様子を伺うことができます。

私のこだわりである“木のぬくもり”を存分に感じられる木造建築で、かつ机や椅子などの什器が全てシンプルなデザインであるため、会場内の統一感があります。

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内装も木材がふんだんに使われています。

そして、なんと!全館(1-2階)レンタルすることもできるそうで、いつか全館借りてみたい…!という夢がわたしにはあります。

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開放感のある室内です。

次回の会場紹介(9月27日開催予定)

ホトリヲ

カフェであり、シェア型本棚のある複合?空間です。設計事務所も併設されています。そして、スペースをお借りすることもできます。なんとも不思議でワクワクする空間で、なんだかゆっくりとそこですごしたくなる、そんな場所です。

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ホトリヲは3段の階段を降りると、外に出ることができます。

会場内と、外に出ると広がる川のほとりの様々な場所でくつろぐことが出来ます。上記で紹介した2つのスペースに比べるとコンパクトなつくりですが、この凝縮された空間と、室内外を自由に行き来できることが何とも言えない心地よさ。どんなマルシェの空間になるか、いまからとても楽しみです。

雑居ビルから川辺まで。わたしが選ぶ“まちを感じる”会場たち
シェア型本棚(撮影時はイベントのためコブツが陳列されていました)
雑居ビルから川辺まで。わたしが選ぶ“まちを感じる”会場たち
コンパクトなつくりでありながら余白が多いため、心地よく滞在することが出来ます。
雑居ビルから川辺まで。わたしが選ぶ“まちを感じる”会場たち
ホトリヲのすぐ外には「おおきな木」があります。

いつかマルシェを開催したい会場

連載初回で書いた「雑居ビル」も、わたしのまちの拠点としていつかマルシェを開いてみたい場所のひとつです。

「こんな会場いいかも!!」など、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えていただけるとうれしいです!情報をお待ちしております。

次回は、これまでのマルシェと、これからのマルシェについてお話しできればと思います。