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ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

地域情報
2026.01.14

明けましておめでとうございます。
山形市内には、まだ踏み入れていない山形市内の数々の公園があります。さあ、今年も一緒に山形の公園を満喫してまいりましょう。ダルマ自転車は今年もいい調子です。

新年最初にふさわしいエキサイティングな公園はどこでしょう?そうそう、エキサイティングといえば、40年近く前のこと・・・。山形駅の西側を開発する際のキャッチフレーズを「駅西都」と書いて「エキサイト」と読ませていたことをご存じの方はどれくらいいらっしゃるかしら?今やすっかり山形駅西はキレイに整備され、霞城セントラルや新しい県民会館(やまぎん県民ホール)が建ち、近代的な景色が広がっています。そんな駅西をすこーし南西に歩くとたどり着くのが「双葉公園」です。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

クルマで脇を通れば、変わった遊具のあるちょっとした大きさの公園だなと思う程度の印象なのですが、公園に一歩足を踏み入れると、何と広大な公園だったのかと驚かされます。まさにエキサイティングな造り込みようであります!お正月に降った雪が残る公園ですから、防寒対策をしっかりして、いざダルマ自転車にまたがります。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

この「双葉公園」はL字型の大きな敷地で、奥の方にはグラウンドもあります。まだ誰の足跡もない雪のグラウンドで、ダルマ自転車の走り初めです。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

グチャグチャになった土と雪のせいで走りにくいことこの上ありません。しかし、誰もまだ走っていない地面を選んで進み続けると、遠くからあの人の声が聞こえてくるような気がしてきます。「危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる!」思わず、アントニオ猪木の名台詞が脳内再生されました。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

グチャグチャのグラウンドを後にして、横に伸びる公園内の道を南に向かって走ります。雪の上とは違って、なんて走りやすいことでしょう。気持ちよく走り回りました。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

それにしても変わった形の公園です。それもそのはず。この公園は、山形城の三の丸の跡地なのだそう。ここはお城の外側の南西部の曲がり角部分をそのまま公園にしているから、こんな不思議な形状になっているのです。400年くらい前には、ちょんまげ頭の人たちがここらを歩いていたのでしょうか?この公園のL字型がその歴史を訴えかけてくるようです。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

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ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

この双葉公園、あまりに横長なので、生活道路が横切る風景にも出会います。「善意のスコップ」が設置してあって、通勤・通学で利用する方々による「思いやりのひとかき」で道ができているのです。道とは、人の想いでできあがるものなのでございます。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

横長の箇所を抜けて遊具がある広場にやってきました。1970年の万博時代を彷彿させる滑り台がステキです。どこをとっても岡本太郎チックであります。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

隅っこにはピエロ型の遊具もありますね。これまたレトロな雰囲気を醸し出しています。そんなレトロな魔法にかけられて、気がついたらピエロの中に引き込まれていました。魔法が解けて「そうだった、わたしはダルマ自転車に乗りに来たんだった」と正気に戻って、しばらくの間、双葉公園の中をグルグル走り回って楽しんだのでありました。

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

何気ない日常の景色の中に溶け込んでいる公園。そこでじっくり過ごせば、公園のほうから語りかけてくる。そんな体験を双葉公園はさせてくれました。

それではまた、次の公園で逢いましょう!

=== Park Information ===

山形市〈 双葉公園 〉

ダルマ自転車がゆく! 第3回 @双葉公園

山形駅西口から徒歩10分ほど、双葉町2丁目にある公園。まるで未知の生物がいくつもの足を全方位に伸ばしたかのような、やや異様とも言える不思議なカタチをした白い滑り台の姿が見られるのが特徴。しかし、それだけでなく、公園自体の形も非常に変わっていて、南北に細長くのびた通路や大きなグラウンドを有している。というのも、ここは、「山形城の三の丸、稲荷口付近の塁濠跡にあたる」という。「塁濠跡」とは、城への敵の侵入を防ぐために作られた「土塁」と「堀」の遺構のことなのだそう。というわけでこの公園は、たんに遊んで楽しいだけでなく、先人たちが生きた古き山形に想いを馳せることのできるとても貴重な場所でもあるのだ。(那須ミノル)

 

写真:佐藤鈴華(STROBELIGHT